満足度★★★★
“感情のぶつけ合い”
実際に起きた誘拐事件に着想を得て書かれたという本作。
これを、単なる“ロリコン男”と“ファザコン少女”の物語として捉えてしまえば、
それ以上でも、以下でもなく、“ただそれだけ”といえるかもしれないが、
15年という時を経て再開した二人の、情動を表す台詞の応酬が、この作品の見所。
容赦ない感情のぶつけ合いの裏に隠された本心こそが、物語の根幹であろう。
出演の“大森博史”さん、“中村美貴”さん、お二人の熱演を以って素晴らしい舞台でした。
満足度★★
観てきました
ずっと意味不明な男女の怒鳴りあい
大声出せば何か伝わるのか
伝えるのはもっと変化をつけてほしかった
ずーっと大声でというと観ているほうも疲れてしまって、こころまで届きません♪
満足度★★★★
原作
原作も読んでいなければ舞台もまったくの初見。
男女の怒鳴りあいになるとどうしても男性の低い声は聞き取りにくく不利だなぁと改めて思った。
比較として大森氏もかなり頑張っておりましたが中村美貴さんの熱演ばかりが伝わってきてしまいました。
満足度★★★★
シナリオが浅い 役者の熱演は評価するが
子供の頃、誰しも一度くらい巣から落ちた雀の雛を巣にもどしてやろうとしたり、親から戻してもまた落とされるという話を聞いて自分で育てようと奮闘した経験はあるだろう。タイトルのBlack Birdは、日本で言えば雀のようなどこにでもいる小鳥の名だと言う。つまり、特別であるという属性は予め剥ぎ取られている翻訳劇である。然しながら、慣習に逆らう者への差別や無視、排除は相変わらずシビアな様子が作中で語られる所を見ると、作家は、未だタイトルの意味する所と作品の内容との齟齬を充分咀嚼できるだけの力量は無いように思われる。イギリスの作家であるようだが、いかんせんシナリオが浅い。否、浅すぎる。(追記後送)
満足度★★★
1階がカフェ、2階が劇場
チケットプレゼントにて観劇。
新設された劇場なんだろうか、下北沢のスズナリの劇場みたいな階段を登った先には、100席に満たない客席。あっという間に満席。退場時出入り口付近混雑。
09年に上演された内野伊藤版とは規模が違うが同作。
ある事で名前を変え別の人生を歩んでいた男の元にやってきた成長した女。冒頭から怒号絶叫セリフの掛け合いがかなり続く。ステージと客席が近い分、絶叫セリフは見ている方もかなりしんどいが、演じ手も大変なのだろう、セリフ噛みが多く聞かれた。
最終的に登場人物2人にダメージくらいそうになった愛憎劇。
約95分。
満足度★★★★
舞台監督さんは頑張っていたようだ
APOCシアターの構造をユニークに使っていたなぁと感心
まぁそのぶん座席につくまでが狭苦しい感じになっていましたが・・・
開演前のBGMなどなく
暗くした劇場内で雰囲気を出してました
でも もーちょっと座席の幅のマージンは取って欲しいかなぁ
と アンケート無いなぁと思っていたら階下の受付に束ねてた・・・
座席に配置するパンフ等の間に挿んだ方が良いと思った
で小劇場のセオリー通りに(^^;)
5分遅れでの開演・・・・ここも何か踏襲しない方が良い思う・・
なかなかにハイテンションな会話劇が繰り広げられた
1時間35分であったが
ん~んん まぁ想像の範囲内だったかな・・・
効果音とかは隙が無く好ましかったが
突き抜けた感は無かったかなぁと感想
満足度★★★★★
激しい会話と…
舞台セットは、登場人物の心の内を映し出しているようだ。この翻訳劇は、心奥にある思いを激しくぶつけ合う、そんな濃密な会話で成り立っている。この公演、舞台美術はもちろん音響・照明という技術が印象的であった。戸外から聞こえる走車音、心情の変化に伴う照射光の違い。狭い空間に二人しか登場しないから、その芝居にメリハリを持たせる工夫であろうが、実に効果的であった。
演技は素晴らしい。しかし、女が(下手)床に横たわるシーンは後部座席から観難いと思うし、台詞も聞きづらくなるので、工夫が必要だと思う。
この作品には、現在の”児童ポルノ”に通じる問題も想起させるような...。
英国が「児童の権利に関する条約」を締結していたかな?
(上演時間 1時間35分)
満足度★★★★★
無題1773(16-063)
19:00の回(曇)。
18:42開場(予定では開演30分前)、最前列は小さな丸椅子+クッション、2列目の椅子席に座ります。
下手に大きな窓(すりガラス)、ドア、中央にテーブルと椅子、上手にはスチールロッカー。そこかしこにゴミが散乱。
18:55前説(アナウンス)、19:06、窓の外から何かの音が近づき、開演~20:39終演。
お二人とも初めて。当パンにもありますがThe Beatlesの「Blackbird」...ならまだ弾ける、ということで観に来ました。つまりお芝居の内容を理解していないまま観ましたということで...加えて翻訳劇はかなり苦手、始まって少しの間は「やはり...」と感じていたのですが、同時に、だんだんと引き込まれてゆくのを感じました。
ここは何処で、何時なのかは明示されていなかったようです。
大きな身振りと説得調の長台詞の応酬、山あり谷ありの展開をお二人は十分濃密な演技でみせてくれました。ただ、このテンションは何処から来るのだろうと思いながら。
終盤、下手の床に横になっているシーンは最前列に近いため私の席(後方の方もそうだったのではないかと)ほとんどみえませんでした。ドアの近くならみえたと思います。
最後は、あぁー、そうか、そうかもね...と思いました。