【『比丘尼』全公演終了しました。御来場、誠にありがとうございました!】 公演情報 【『比丘尼』全公演終了しました。御来場、誠にありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    楽しかった~
    オープニングが「恰好いいぞ!! これは楽しめるかも」の思い通りラストまで楽しめました。 語り部の尼僧の存在感が出ていて良かったです。ただ最初から彼女も人魚族だとわかってしまいました。 バラエティな部分が多くて楽しめましたが 作品としてはどこに重きを置きたいのかが・・・ あとは殺陣がもうちょっとね。 

  • 満足度★★★★

    観てきました
    日本の人魚伝説 八百比丘尼をもとの舞台だと思います

    人魚姫とは違てなかなかハードでありました。
    ただ小さい子どもさんが私の近くに二人いたのですが
    最後まで飽きないで見入っていたので子どもは楽しかったようです

    殺陣と話しの両立はなかなか難しいものでしょう

    かっこいい俳優さんが多かったのでぜひ次回さらなる成長期待しています

  • 満足度★★★

    形而上学不在
     殺陣のグループということもあって、シナリオは表層的で、比丘尼の生き続けなければならぬという宿命の呪わしさは全然出てこない。

    ネタバレBOX

    一応、八百比丘尼らしき謎の尼は出てくるが、それが確実にそうと分かる仕掛けにはなっておらず、彼女は、その宿命を嘆くという訳でもない。寧ろ、ヒロイン、椿の生涯を淡々と語る、語り部的存在である。
     まあ、重点を置いている所が違うから仕方がないと言えばそれまでだが、もう少し形而上学的な視点も入れる方が物語としては面白くなろう。構造的にはメタに持ってゆけるのに、そうなっていないのは作・演出が複眼的思考をしていないからであろう。視座が単一だからメタ化できないのだ。これでは、芝居を観なれた観客には退屈である。
     殺陣のグループということで、身体性の高さと殺陣は一定評価できる。
  • 見てきた。
    殺陣集団という事で興味をひかれ見て参りました。
    お話は人魚の肉を食べると不労不死になるという伝説がベースで、見やすく面白かったです。

    しかし、殺陣集団という看板に期待をし過ぎてしまったようで物足りない感じが強く残ってしまいました。
    役者さん達も芝居をメインに活動してるのかパフォーマンスがメインなのか発表会的?な気がしたのが今回の感想です。

    話自体は見やすかっただけに他がしっかりしていないとあらが目立ってしまったそんな感じでしょうか。周りのお客さんはとても楽しんでいたようですし、一感想として受け取っといて下さい。

  • 満足度★★

    う~ん殺陣についてはオヤジ♪さんと同意見・・・・・・(-_-;)
    いろいろと捻りは入れていましたが、”る~みっくわ~るど”の人魚の方が良かったかなぁとか、水場に近寄らないっていうB級ホラーの人魚モンスター(なんか肉食だけど胃袋だけは食べ残した・・とか記憶あるけど他細部は忘れた・・・)映画とか思い出したデス=洋物で女性主人公が狙われた娘を逃がすって話だったかな(美形の人魚が異形のモンスターに変身するのが売りだった気がする・・・)。リアル・シリアス・コメディとのバランスが微妙とも思えた1時間40分。進行役を入れてて話はわかり易かったんだが、ちょっと狙いどころが若年層?かしらとも感じました=絵本的とも言えましょうか・・・・・

    ネタバレBOX

    伝奇ものアクションとかで売るなら、漫画「孔雀王」みたくやって欲しかったかな。 ~薬師瑠璃光背扇陣~(まぁ人数少ないので坊主中央で左右に棍棒持たせた配下従えて舞台中央から客席側に閃光照明したり・・・とか)必殺技使う坊主とか、大日如来さまの真言効かねば、地蔵菩薩→薬師様と試してゆくような生臭坊主さを表現してみるとかねっ(^^;)
  • 満足度★★★

    矛盾願望の物語
    人間の願望である「不老不死」、そうなったが故に悩む「死にたい」という矛盾した願望が生まれる。限りある命だからこそ、愛しく尊いと感じることが出来る。物語としては、細部を描くことに流されることなく、大きく普遍的なテーマについて伝説も絡めて描くなど創意が感じられる。
    一方、ストーリーを重視しているため、光景にみる不思議な雰囲気を表しきれていないのが残念であった。

    ネタバレBOX

    鎌倉時代末期。白拍子の中に椿という名の女が一人。 ある日、貴族の屋敷で舞い褒美として人魚の肉(不老不死)を馳走になった。 それは呪いの始まりで、 傷ができてもすぐに癒え、雨が降る度人魚が仲間にするため襲いに来る。 人魚を避けての生活が何十年。 老いることなく生きる女の願い、それは 「人として死にたい」と...。延暦寺・不動明王の剣で呪詛を断ち切れか。

    公演は丁寧な制作であるが、上手くまとまりをつけるような面も見受けられる。脚本は、各地にある伝説をうまく取り入れ、細かい時代考証がし難い鎌倉時代に設定し、フィクションとしての物語に引き込むよう工夫している。
    殺陣集団を標榜していることから、その演技・技術は高いレベルが求められる。また人の矛盾した内面表現に腐心していたようだ。公演に対する真摯な姿勢に好意を持つが、その描きこみが表層的であったと思う。
    具体的には椿(伊藤愛サン)の心の葛藤が観えないのが惜しい。もう一つ、殺陣シーン...「人魚」が襲う意味が芝居の中では説明不足。人魚の”肉片”を食べたことに対する報復にもとれる。一応仲間にするという同化のようであるが...。

    最後に、自分が観た回は、椿・伊藤愛さんの声がかすれ、最前列にいたにもかかわらず聞き取り難くなったのは残念であり、気の毒でもあった。

    次回公演を楽しみにしております。

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