灯屋・うまの骨 公演情報 灯屋・うまの骨」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    灯屋
    昭和の雰囲気が心地よく、とても楽しめました。

  • 満足度★★★★

    お見事!
    劇団初見。古道具屋兼下宿屋を舞台にした人情群像劇、堪能しました。自分が観た回は満員大入りで、最前列の小さな椅子に身を縮ませての観劇でしたが、窮屈さも忘れるくらいにのめり込んでしまいました。骨董品やがらくたが一杯のセットも昭和レトロ感覚があってよかったです。

  • 満足度★★★★★

    上質の舞台
    “劇団大樹”は本作が初見だ。

    作家“み群杏子”が、“川野誠一”に当て書きした作品を、
    演出の“斉藤貴”加筆・脚色したいう本作。

    戯曲の素晴らしさはもとより、
    役者の好演、舞台美術、音楽と相まって“上質の舞台”を観せてくれた。

  • 満足度★★★★★

    舞台美術もグー
     通常、年2回の本公演が多いのだが、この劇団、本公演の数がかなり少ないようだ。だが、内容的には、心に沁みる舞台であった。

    ネタバレBOX

    舞台になっているのは古道具屋と奥の座敷なのだが、この店に並べてあるものが、まんだらけ辺りで人気になりそうな物だったり、面白いのは1個500円のペーパーウェイトで、これは河原辺りで拾ってきた石に店主が馬の絵を描いたものなのだが、結構、人気商品だったりする。実際、我々なんぞより、これらの石っころの方が遥かに長い歴史をその体に刻んでいるのだ。変わるのであれば、星の歴史と共に変わる位のスタンスで変わりたいものである。こんな何気ないものに対する深い科白も存在する。それに、この店の主人、透馬と育ての母、灯の明るくて温かで偉丈夫な性格がとても上手に描かれている。下宿している住人達も面白いキャラである。1人はストリッパー、1人は元デザイナーのマッサージ師、1人は借金塗れの父を持ちバイトに明け暮れる女学生。出入りしているキャラクターも面白い。亭主と一緒に始めた喫茶店だったが、亭主はこの1年間戻らず、店は人手に渡して、自分は従業員として働いている元ママ。灯が未だ20代の頃、小学校の高学年で引っ越しをする直前、灯に結婚を申し込んだ小金持ち等々。登場人物の一人一人がキチンと自分の人生に気付いてからの話なので、キャラも自ずから立ち、透馬が偶々拾った若者に昔話をするという設定で劇が進行してゆくのでメタ構造が自然に観客に受け入れられる仕組みだ。味のあるいい芝居である。役者たちの演技も良い。
  • 満足度★★★★★

    灯屋・うまの骨
    古道具屋「うまの骨」に偶然泊めてもらうことになった青年に、主の透馬がここが下宿屋「灯屋」だった時のことを物語る。灯屋にはいろんな事情を抱えた人がいて、透馬の母であるあかりから励まされたり叱られたり、そして意外な展開となり、思っていたよりずっと起伏のあるお話でした。そして当て書きだと言う透馬役の川野さんが本当にぴったりで、優しくて優しすぎてなかなか告白もできない中年男を演じていました。古道具屋と下宿屋のセットも良かったです。透馬作のペーパーウエイトを買って帰りたかったです(笑)。

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