ラムネ 公演情報 ラムネ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    そぎ助
    7話からなる寸劇集。人が描かれてました。でも,物語も良かったですよ。7つの物語が重なることによって,人の厚みが増してきています。面白いなぁ。それにしても,そぎ助,怪演です。前作でも思ったんだけど,下劣な品性を演じさせたら絶品(褒め言葉です)。4話目は大笑いしちゃいました。あと,開演前と4話目でのラムネ(お菓子)のサービス,タイトルに合わせたちょっとした気遣い,嬉しいものです。

  • 満足度★★★★★

    ラムネの様な人生
    荻野目じいさんやスナックのママが最高!
    出落ち感もあるが2人の演技力が、
    物語全体の緩急をつけているようで素晴らしかった。
    また、ろうあ者のJKの役者さん、台詞らしいセリフがないゆえか、
    しっかりと表情で語っていてラストの二話はとても刺さった話でした。

    金沢…また行ってみたいですね。



    ネタバレBOX

    一番笑えたのはやっぱり姉妹の部屋でのペットの争い!
    いるなーこんな似てる姉妹。そのお姉さんからも生きる力が伝わってきた。
    自分自身を振り返る…そんな舞台でした。
  • 満足度★★★★★

    ラムネと母の泡立ち模様
     
     上手・下手に設えられた衝立には、大小の水玉が描かれ、ラムネの発泡を思わせる。

    ネタバレBOX

     オムニバス形式風だが緩やかに繋がる挿話の総体が物語を紡ぐ形式で、それぞれの場は、舞台奥に掛けられた布に浮き上がる影絵によって示される。このセンスがとても良い。
     聾唖者が登場するが、ハンデを持った人々の認識の形を想像させるようで、想像力のコレスポンダンスを感じさせる点もグーなのだ。
     挿話それぞれのタイトルは以下の通り。①LJK②夢芝居③へべれけ④一生のお願い⑤この子ら⑥MOTH⑦カーウェひなちゃん
     描かれているのは、いわば生きていることの寂しさだ。女子高3年のトリオのうち1人は、中学時代聾唖者の同級生を苛めていた。彼女は母親が嫌いである。何故なら母はこの聾唖者の父と浮気をしていたからである。それが苛めの原因であると想像することは、難くない。然し乍ら、苛めている彼女も傷ついていた。
     6話では偶然電車の中で出会った3人が、苛めっ子だった彼女に聾唖の娘が居ることを天罰、と決めつけるシーンがある。この時、聾唖の娘が「母さんを苛めるな! 」と必死になって叫ぶ!! このシーンは圧巻。この時、どぎついピンクの蛾を秋葉系ヲタク少年2人が見つけて手に止まらせているのだが、元々苛められていた少女の怨念が晴れた瞬間、落ちて死ぬ。この辺りの想像力の刺激法も上手い。
     7話総てが、独立した小話としても観ることができる。同時にラムネと母をキーコンセプトとして緩やかに繋がっているので、各挿話の間は、観客に委ねられた想像力空間である。この距離感もいい。
     ラストでは、元苛めっ子が、仕事を始めようとしている店のママに娘を褒められ、娘がいい子だということは、お母さんがいいからだと褒められる。そして、お母さんがいいのはお婆さんがいいからだと。彼女も経験を積んで、嫌いだった母を理解できるようになった。無沙汰していた故郷へ娘を連れて出かけてゆくことを表白して幕。
  • 満足度★★★★

    七つの寸劇
    二話目まではつながりがわかりませんでした。三話目からわかってきたら、とてもおもしろくて、引き込まれました。三話が一番好きだからかも。

  • 満足度★★★★

    -
    1時間45分。短編が緩く関連していて、最後には親しみを感じた。

  • 満足度★★★★★

    ラムネ
    ストーリー性がないとのコメントであったが、きちんとしたストーリーが組み立てられていたように感じがしました。ラムネがいろんなところ使われていました。そぎたにそぎ助さんの演技最高、おじいちゃんに犬にと。
    滅茶苦茶笑わせていただきました。また、別の作品で観にきたいです。

  • 満足度★★★★

    ラムネ
    寸劇7話からなる本作、まるで“人格のカタログ”を見ているかのようで面白かった。

    7話それぞれがしっかり作られていて、その繋がり方もよく練られていると思った。

    作家曰く、「ストーリーに重きを置かず、ただ人を描きたいがために始めた寸劇集」とのことだが、
    いやいや、ストーリーにも惹き付けられました。

    役者の皆さんも好演されてました。
    特に、“そぎたにそぎ助”さん、“辻川幸代”さんの演技が光った。

  • 満足度★★★

    人を描いた寸劇集
    七つの話の寸劇集は絡み合っていました。

    ネタバレBOX

    金沢の方言でしょうか。とても親しみのわくものでした。人は、いい味のある人たちでした。ただ、七つの話のそれぞれのテーマというか落としどころがつかみにくかったです。そしてどう展開されるのかな、というところで話は終了し、次の寸劇へ、という印象がしました。七つの話が絡んでつながっているのは心地よかったです。
  • 満足度★★★★

    安心
    開始当初は私の好きな“可愛くて若い女優さん”が出てこない様相で落ち込み気味でしたがその後はグイグイ引き込まれました。
    大爆笑って訳でも無い大号泣って訳でも無い。
    でも、役者さんの演技が素晴らしく安心して観ていられる芝居でした。

    7話の寸劇ですが繋がりがあっていいお芝居でした。

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