燦の夜を征け 公演情報 燦の夜を征け」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    ポテンシャルに期待して
    ポテンシャルに期待して、星一つプラス。

    ネタバレBOX

     新宿歌舞伎町が特定危険地域に指定された。チャイニーズマフィアと契約した、官僚、城山は、こうして人々の出入りを管理すると共に姫をターゲットとして行動を起こす。姫は現在ヤサグレて売りを生業としているが、この姫が城山のターゲットであり、彼女のみ傷つけてはならないが、彼女を守ろうとする者が現れた場合は殺してもいい、ということになっていた。
     現実の話をすれば、台湾14Kは既に日本のやくざと協調してシノギを分配していたが、新たに歌舞伎町を狙った上海系、福建省系チャイニーマフィアはそうではなかった。しょっぱな、日本のヤクザがチャイニーズマフィアに殺されたことを覚えている向きもあろう。当時歌舞伎町にある中華料理店には、青龍刀は愚か幾多の銃、マシンガン迄隠されていたという。無論、中国黒社会は、日本のヤクザと違って掟は絶対である。逆らえば、命はないのが常識だ。それだけに結束は固い。日本のヤクザは、とても敵わぬと直ぐ脅かされれば金を出して生き延びた。この時、地上げ以降の住専処理などで、我々の税金を散々食い散らしたヤクザは、チャイニーズマフィアに巻き上げられていたのか知れぬ。だとすれば、自衛隊を使ってヤクザ狩りを徹底的にやるべきだろう。その上で住専関連の罪人である官僚、金融関係者、政治屋、ゼネコン幹部、関係知事等を逮捕し、司法・検察は上層部が先に挙げた糞共とつるんでいるから、地裁の公平な裁判官に結審させるべく努力したい。
     何れにせよ、やや稚拙な表現とはいえ、官僚共の腐りきった根性やヒネ媚びねじ曲がった腸を明文化し、対するに歌舞伎町ホスト、キャバ嬢、オカマ、ぼったくりスナック店長等々が、人情の籠った、深く温かい科白を命賭けで発する点が良い。シナリオライターは他人の痛みが分かる人なのであろう。まだまだ知識は足りないし、若い、稚拙な部分はあるが、なに、そんなものは勉強すれば得ることができる。肝心なことは、戦く心や真っ直ぐもの・ことを射抜く目を忘れぬこと。その為に徹底的に率直であり続け、謙虚であること。以上のことができたなら、その上で世界を秤にかけてやることだ。この先は無論あるが、取り敢えずの講義は此処まで。
     あ、それから、立ち入り禁止テープには日本語、ハングル、英語三種類の言語表示があったのだけれど作品にハングルを使う人々は、明示的には出てきていない。舞台美術に関わっての表現が作品(シナリオ含む)に生かされないと演劇表現としては弱いよ。
  • 満足度

    設定に惹かれたが・・・・・
    いろいろと突っ込みドコロ満載の軽い話に思えた1時間30分・・・

    ネタバレBOX

    え~っと平たく言うと、権力持ったお兄ちゃんが大好きな妹を大げさに捕らえようとして気の良い・・というか厄介事に首を突っ込むのが好きな人達が、その妹を守って・・・結局ほとんどが大弁論大会での、なぁなぁで何となくまとまってしまう話・・・・。

    ちょいとアダルティーな要素を加えたコロコロコミックの漫画のように思えたデスよ(-_-;)

    歌舞伎町メンバーVS敵の刺客というアクションシーンは・・・に思えたんで、漫画チックとかに特殊能力応戦みたいにした方がよかったのでは?とかも思った。

    衣装とか個別設定が漫画的で判り易かったんだが、見せ場であろうVSのアクションシーンの語りオチには後列から聞こえた「何だコレ?」の呟きに同感(-_-;)

    なんか強そうな兄さんコントロールするのに妹の髪飾りに小型爆弾仕込んだって・・・お兄ちゃん俊足で蹴り飛ばせば~とか思えた。そんな都合の良い爆破って出来ないでしょう=遅効性の毒でももっておいて解毒剤ちらつかせて脅した方がリアルだろうにとか思ったなぁ(^^;) というゆうような突っ込みどころ多かった・・・・。

    銀魂風な笑いシリアス綯い交ぜにした話のほうが歌舞伎町という舞台生かせたんじゃなかろうか?とかも思えたデス

  • 満足度★★★

    広がりも深さも感じられず...
    風営法強化で危険地区指定された「歌舞伎町」...という謳い文句に惹かれたが、内々の小さな物語であった。近い将来あるかもしれない、そんな先見性を感じるだけに勿体ない。
    演出や演技でグッと引き寄せられる力強さがあればよかったのだが、それも物足りなかった。初日でかたくなったのだろうか。

    ネタバレBOX

    舞台セットには、「KEEP OUT」の立ち入り禁止テープが張り巡らされて、異様な雰囲気作りになっている。その物語は、名門家族における兄・妹の歪な恋愛感情の縺れが原因の「歌舞伎町」危険地区指定である。
    登場人物もホスト、キャバクラ、オカマという風俗店代表の面々、それにチャイニーズマフィアが絡み、少女一人を巡って抗争が起きる。兄側と妹側という対立構図、そしてアクションシーンで観せることになる。物語はあくまで兄・妹が中心で、なぜその妹を執拗に狙うのか、というミステリー風なところがあるが、その理由は強引、偏執という類で説明するに止まる。それゆえ歌舞伎町という歓楽街を舞台背景にしながら、物語に社会的な広がりが持てない。また兄の妹に対する一方的な愛情による行動だけに、”何故”も描かれず人間的な掘り下げも弱い。かろうじて歌舞伎町の風俗で働く人々の仲間意識は強いのかな~と感じたかも。
    せっかくビジュアル的に化粧、女装、派手な衣装など見た目は賑やか。その身なりでアクションを上手く観(魅)せてくれたら、と少し残念に思った。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    きっと
    初日に観劇してきました。

    脚本自体は単純明快でスッキリ終われる楽しいお話でした。

    ただ役者さんの演技がところどころぎこちなく棒読みに聞こえてしまうところも多々あり。
    殺陣もまだ稽古不足かなぁと思うところ多々ありでした。

    きっといつもなら『何だよ~』と思いそうなものなんですが役者さんの表情から凄い一生懸命さが伝わってきたのです、私にはね。

    好きか嫌いかと言われればこう言う役者さん達好きです。

    初日で云々言いたくなくなるお芝居でしたね。

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