満足度★★★★
黙祷
直球勝負。シンプルでわかり易く,話のテンポも良い。いくつか細かいところでの疑問はあるが,この芝居の伝えたいところからすれば,大した問題ではない。愛情の反対は無関心。まさにそのとおりで,どのような立場に立つにせよ,戦争に対して無関心であってはならない。8月15日にこの芝居を観れたこと,そして会場で黙祷したことは,新たな思いへのきっかけにはなったと思う。いい芝居だったなぁ。
満足度★★★★★
泣けます!
脚本よろしく、話の流れが良い。そして登場人物が明確でとても分かりやすい。役者の皆さんとても良い演技で感動しました。
この時代、民間人が軍人に意見することができたであろうかという疑問は残るが、私はそこがこの芝居の主張と捉えたい!
死ぬことが怖くなった若い特攻隊員の朝霧を非国民扱いする軍人教育そのものの”立野中尉”に残り1機になったゼロ戦での出撃見本を見せてほしいと言った藤田の言葉が心地よい!
同じ言葉を説明不十分の安保法案を無理やり通そうとしている某国の首相に言いたい。”有事があったら、あなたが先にいきなさい”
満足度★★★★★
涙腺緩みました
分かりやすくストレートなストーリーで、何度も涙腺が緩みました。そして戦争を知らない世代の人も、関心を持つ事が出来るような気がしました。役者さん達の演技力もあり、中尉役・婦人会の会長役の方に対しては、本当に頭にきてしまいました(演技が上手いならではです)。生きる事は当たり前の事なのに、特攻隊の人達は、当たり前の事が許されない・・言葉にならないです。命の大切さ、人として大事な事・・そして戦争について考えさせられる良い舞台でした。
満足度★★
よく言えば絵本のような作品でした
悪く言うと・・・ストロー級(今は呼称変わったんだっけ?)の軽さの話でありましたが、意図するところの戦争というものに関しての興味を引いてもらうという意味では時期も話もまぁ合っていたかなぁと思えた約2時間。
反戦高揚芝居といえましょうか
ステレオタイプの登場人物を出すことで、判を押したような戦中芝居が展開していきます。(・・・以前他の戦争モノ作品で登場人物が「日本は戦争に負ける」と簡単に述べるなぁとUPしたら反論が大きかった・・けど・・・あえて言いたい。戦意高揚のプロパガンダに晒されて戦局が悪くても神風が吹いて日本は勝利すると言い続けていた時代・隣組と言うナチスやソ連などが用いた密告システムまで構築されてる世界で、負け戦となることを想像し述べる人物描写はおかしいのではと思うのですよ。市井の発言なら”負ける”より”終わる””終結して欲しい”と言う台詞を述べさせて欲しいと思ったデス=簡単に戦争の終結(必ず敗戦・・)を言い過ぎるのはどうかな?と言う意見です)(某作品では株価の変動で的確に敗戦と戦の終結予測を述べてて感嘆しましたが)
開演時間の遵守は評価できるけど・・・。日頃観劇等の経験の少なそうな高齢の観客さんが多く、スマホとかケータイの電源とかはマナーモードとかでよいのかなぁとか声聞こえてきましたですよ・・・。ちゃんと前説でさまざまな観劇マナー説明はするべきと思いました(「チョイスW」のケルベロス長官さんが出張してきて欲しかった(^^;)
満足度★★★★
しっかり観せる骨太作品
戦後70周年企画...みんなで考えなければならない年の様相を呈してきている。
この「ジジイ達の特攻隊!」は鮮鋭にその問題提起をしていた。内容は骨太作品であるが、歌謡漫談という明るいシーンも取り入れて、芝居としての魅力も十分観せてくれた。
上演前には、「異国の丘」「海行かば」など当時の歌も流れていた。
満足度★★★★
心揺さぶられ泪した
“戦争”という状況下での、登場人物それぞれの“想い”、“葛藤”を見事に描いた本作。
度々のシーンで、心揺さぶられ泪した。
月並みだが、あらてめて“戦争”、“命”を考えさせられる作品だった。
満足度★★★★★
観るべき舞台
初観劇の劇団さんで初めて観る役者さんばかりでしたが、実に素晴らしい舞台でした。脚本が面白く、またこの時期に観るにふさわしい舞台で、涙腺が緩み考えさせられます。 席が余っているのが勿体無いくらいの舞台でした。
以下、公演中なのでネタバレで。