ジジイ達の特攻隊 公演情報 サン・マルガン「ジジイ達の特攻隊」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    よく言えば絵本のような作品でした
    悪く言うと・・・ストロー級(今は呼称変わったんだっけ?)の軽さの話でありましたが、意図するところの戦争というものに関しての興味を引いてもらうという意味では時期も話もまぁ合っていたかなぁと思えた約2時間。

    反戦高揚芝居といえましょうか

    ステレオタイプの登場人物を出すことで、判を押したような戦中芝居が展開していきます。(・・・以前他の戦争モノ作品で登場人物が「日本は戦争に負ける」と簡単に述べるなぁとUPしたら反論が大きかった・・けど・・・あえて言いたい。戦意高揚のプロパガンダに晒されて戦局が悪くても神風が吹いて日本は勝利すると言い続けていた時代・隣組と言うナチスやソ連などが用いた密告システムまで構築されてる世界で、負け戦となることを想像し述べる人物描写はおかしいのではと思うのですよ。市井の発言なら”負ける”より”終わる””終結して欲しい”と言う台詞を述べさせて欲しいと思ったデス=簡単に戦争の終結(必ず敗戦・・)を言い過ぎるのはどうかな?と言う意見です)(某作品では株価の変動で的確に敗戦と戦の終結予測を述べてて感嘆しましたが)

    開演時間の遵守は評価できるけど・・・。日頃観劇等の経験の少なそうな高齢の観客さんが多く、スマホとかケータイの電源とかはマナーモードとかでよいのかなぁとか声聞こえてきましたですよ・・・。ちゃんと前説でさまざまな観劇マナー説明はするべきと思いました(「チョイスW」のケルベロス長官さんが出張してきて欲しかった(^^;)

    ネタバレBOX

    簡素な舞台セットで、日本舞台では左手に窓ガラスに割れた時の飛散防止用のテープを貼ったガラス戸に。右側は4畳ほどの畳をひいた上に卓袱台がのっています。島のジャングルではバックの背景幕に木々の絵が描き込んでありました。

    それにしても島で駐屯している部隊の衣服が新しい・・・大佐クラスは良いとしても整備兵のツナギも白過ぎるなぁとかブーツの新品さも気になったりしてしまいました・・・最後の方の特攻に赴く時に服とか綺麗になるとかいう演出があった方がとか思ってしまいました。

    突っ込みどころ満載と思える本作ですが、まぁ反戦絵本と思えば何とか許容できますが・・・。 何かも~ちっと作りようがあったのでは?とかも感じてしまいました。 役者さんたちの演技が普通に上手い分、脚本に・・・と思いました。

    嫌味な婦人会の会長さんとか、おっかない中尉さんとかはベタな役どころな分。わかりやすい怖さ・嫌味が出ていてホント演技はいいなぁと思えました。
    島の谷大佐の雰囲気が大人な感じで好ましかった♪

    こ~ゆ~ベタな(すいませんねぇ失礼な言い方で・・)話で、あちこちから鼻をすする音が聞こえてきたんで、絵本風なら動く絵芝居=アニメに抵抗無いなら『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とか見たら号泣するんじゃなかろうか?とかオープニングテーマ『いつか空に届いて』聞きながら感想UPしましたです・・・・・。

    ・・・・・それにしても自分以外の方々は高評価だなぁ・・・なんか自分だけ違う作品見たのではないだろうかと脳内記憶を疑いたくなるなぁ・・・・戦争モノとかの作品は評価に下駄履かせる必要とかあるのかしら?などとも不謹慎な事考えてしまった・・・・(-_-;)。

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    2015/08/17 06:12

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