BABELL 公演情報 BABELL」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • インターホン
    バベル初の単独公演。
    拓也の声が出せない役ほんとにうまかった。
    ちょっと嫉妬した!笑
    過去の回想と現代が変わりがわり表現される演出も好きだったし、
    もうひとつの「ゆさゆさ」も観たくなったー!

  • 満足度★★★

    インターホンを拝見
    嫉妬はNya~

    ネタバレBOX

     恵介と恵吾は父の名が偶々同じ恵だったのがきっかけで仲良くなる。思春期に達した頃には親友と呼べる間柄になった2人だったが、恵吾に19歳の大学生、幸子という彼女ができた。恵吾は、彼女との睦言を総て恵介に打ち明ける。無論、幸子は、そんな恵吾の話を恥ずかしい、と考えているのだが、恵吾は独善的で幸子のデリカシーが理解できない。一方、恵介は、物事に適度な距離を置いてみることができるタイプなので、何気ない会話でも幸子とフィーリングが合う。そんな2人を見る恵吾の目は嫉妬の為、曇り、あらぬ妄想に苦しめられるようになる。偶々、幸子の誕生日に、プレゼントのほかに彼女の良く口ずさんでいる「聖者の行進」をハモニカで演奏して驚かせようと計画していた恵吾は恵介にその旨打ち明け、ハモニカを吹いてみせた。そして、ハモニカを彼の家に忘れて帰っていった。その後、やはり偶々、幸子と3人で待ち合わせた折、遅れて到着した恵吾の耳には彼女の歌う「聖者の行進」に合わせてハモニカを吹く恵介の姿が映った。自分が、サプライズを演出するために計画していたことをおじゃんにされて、恵吾は落ち込み、遂に、包丁を持ち出す。そして自傷行為に及んでしまった。命は取り留めたものの、声帯を傷つけ声をなくしてしまった恵吾は、長い療養生活に入る。恵吾と幸子を不幸に落としてしまった、と感じた恵介は2人に会うことを避け通していたが、ある日、幸子の訪問を受ける。
     ぎちゃぐいちゃの嫉妬話など、誰も聞きたくない。まともな恋愛話でも、自分のことでない限りうざいだけだ。それが、普通の感覚だろう。それらの話題が他人の心を打つケースというのは、社会的な状況が恋を邪魔するとか、人々が経験する実際の恋愛問題に普遍的に関わり且つ蔑にできない親との関係など二人称ではなく、三人称の世界が関与して、恋愛を潰そうという力が働くときである。
     シナリオに決して力がないわけではないが、余り人気は出まい、と感じるのは、以上のような理由からである。その代りと言ってはなんだが、恵介の友人たちが、様々なフォローをしている点で、評価できる。特に一見、他人のデリカシーには一顧だにくれない、という設定のキャラである満が、逆に暖かく親切であるというのが良い。
     ただ、タイトルと内容が余り深く繋がっていないのは、矢張り、初めて書いた作品ということか。
  • 満足度★★★

    熱演 「インターホン」
    この集団...BABELLは、独自のイマジネーション揺るがない個性、変わり者だから描ける不思議な世界、を観せてくれるという。居酒屋ベースボールの異端児と自認している彼らが綴る物語...初単独公演らしいが、その演技は熱かった。全体的には好感が持てる公演であった。

    ただ、話の内容は分かるが、その展開というか構成で少し気になるところも...。

    ネタバレBOX

    梗概は、親友である恵吾と啓祐、それに恵吾の彼女・幸子を中心にした三角関係。それに啓祐の友人2人が関わり、些細なキッカケで人間関係が壊れていく様子が描かれる。

    さて、気になったのはシチュエーションである。
    啓祐が彼女を奪うのではないか、という恵吾の猜疑心はなんとなく分かるが、自殺を図るキッカケが...彼女に聞かせるためのハーモニカ奏を啓祐が先に行ったからか。
    もう一つ、この三角関係に直接絡まない啓祐の友人2人の存在である。終盤は交わるようなストーリーであるが、別展開という印象が強く違和感があった。
    また、ありえないピアノのシーンなど、敢えての演出であり、何を伝えたかったのか観せたかったのか理解に苦しむ場面もあった。

    芝居という虚構の世界を承知で、それでも、ありそうな設定と考え難い設定という微妙な感じは、少し落ち着かなかった。

    総じて役者の演技は安定しておりバランスも良かったと思う。

    今後の公演にも期待しております。

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