平田オリザ・演劇展vol.5 公演情報 平田オリザ・演劇展vol.5」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★★

    『ヤルタ会談』、この人達に負けたのか…
    ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3人が、ドイツ、日本、中国、韓国の戦後を決める『ヤルタ会談』。
    3人の腹の読みあい、一人が退出している間に見せる、二人のぶっちゃけトーク。
    30分間、笑わせてもらいました。

  • 満足度★★★

    『走りながら眠れ』、睦まじい夫婦…
    何の先見知識もなく…会場に…。
    当日の冊子に、虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
    この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

    何となく「暗愚小傳」とよく似た雰囲気で、静かな公演という感じでした。

    ネタバレBOX

    冊子の記載が無ければ、ただ単に睦まじい夫婦にしか見えませんでした…。

    虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
    この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

    また後で知りましたが、野枝さんは四角関係を清算し、悪魔と呼ばれながら、残虐されるその日まで、5人の子供をたくましく育て、生きてきた事。
    その生き様を知れば、また違った見方があったように思いました。
    上記事前知識があると更に楽しめたかも…。
    逆に、事前知識が無くても楽しめるようにして頂ければ…、と思いました。

    アナーキニスト・大杉栄と悪魔と呼ばれたたくましい内妻・伊藤野枝の最期の2ヶ月と知ってみると、とても面白い内容でした。
    (逆に知ってないと、もったいない♪)
  • 満足度★★★★

    『忠臣蔵・OL編』、OLと忠臣蔵のギャップが楽しい♪会社の経営危機とダブル…
    セリフなんかは武士編とほぼ同じなのに、OLが忠臣蔵を語るギャップが楽しい♪
    観劇後、周りの方が、藩お取りつぶしに直面したOLと、会社の経営危機に遭遇した自分たちがダブってしまう…、との事。
    確かに、会社が傾き、部や課が統廃合された際の議論を思い出すと、変に納得してしまいました!
    OLが語るから、逆に会社の中の自分たちと重ねやすいのかも…。
    面白かったです。

  • 満足度★★★★

    『忠臣蔵・武士編』、本当にこんな感じだったのかも…
    ひょうひょうとした大石内蔵助、個性豊かな武士たち、面白かったです。
    討ち入りに至る舞台裏、こんな感じだったのかも…と思ってしまう位、自然な感じでした。
    コミカルで楽しく拝見できました。

  • 満足度★★★

    『この生は受け入れがたし』、夫と妻の歩み寄りと平行線、どうなるのか…
    寄生虫に愛を注ぐ研究者達、ちょっとマニアックだけど、どこの大学の研究室にも良くある光景!
    私の大学時代の研究室を思い出しました。
    本当に楽しそうに研究している研究員を自然な感じで演じられていました。

    田舎の大学に就任し、寄生虫を研究する夫と、寄生虫と田舎が好きになれない妻との歩み寄りと平行線の物語。
    ほんわかした雰囲気の中にある切実な現実…、楽しく拝見しました。

    ネタバレBOX

    田舎の大学に就任し、寄生虫の研究する夫とその妻。
    妻は寄生虫と田舎を好きになれず、大学に来て寄生虫について勉強して好きになろうとするが…。
    妻が大学に来ること自体、田舎の近所付き合いに辟易とし、田舎暮らしからの逃避でしかなく…。

    寄生虫好きの大学の研究室仲間との交流を踏まえながら、妻のかたくなな想いが浮き上がり、田舎からの孤立感と、夫と妻の平行線が描かれているように思った。

    ラスト、夫が(自分の妻への想いを重ねながら)フタゴムシという寄生虫の愛の話を講義するところで終演。
    この後、どうなったのかは、観客のご想像にお任せ、ていう感じでした。

    途中、「東京と田舎、夫と妻、寄生しているのはどっちだ」的な投げかけが有りましたが、投げかけただけで、回収せず。
    本当にどっちが寄生しているのか、考えさせられます。

    追伸、劇中、夫がキツネのお面を被って無言で出てきて、そのまま戻るというシーンがあり、夫が精神的に病んでいる事の演出か、と思ったのですが…。
    前々回の「この生…」公演時のコメントを拝見すると、アフタートークで平田さんが「初演当時たまたま秋田で見かけたキツネのお面を使うために取り入れただけ」との事。
    あんな意味深なシーンが、意味がないとは…。

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