満足度★★★★
大胆解釈した物語
ハーメルンの笛吹き男...怖い教訓イメージがあるが、この公演では虚実の伝承ゆえに、その不確実を逆手にとって大胆に解釈した物語。
そして演劇企画ハッピー圏外らしい、軽妙だがしっかり物語に引き込む魅力ある演出は見事である。
伝承...その謎を解く展開は、わかり易く本当に楽しめる芝居になっている。
子供のころに聞いた伝承は、教訓または風刺のようであったが、本公演では、政治情勢などが絡む人間ドラマになっている。その意味では寓話というよりは、この公演のような歴史書(編纂)と評するほうが相応しい。この物語の中心となる街の統治を巡る権力闘争(政争)は、そこに住んでいる人々の生活に大きな影響を及ぼした。知られた諺に「木の葉を隠すには森に隠せ」ということを聞くが、その悲しい苦渋の選択とは...。
満足度★★★★
普通に楽しめた~♪
でも何か一味足りないかな~とも感じた話でありました。
久々に感じた主宰の伏線回収&まとめ+観客理解のさせ易さ(^^)
舞台セットは抽象的に場面場所をぼかせるものにして、衣装や小道具などをリアリティー溢れるものにしていて、中世ヨーロッパの雰囲気が良く出ていたなぁと納得でありました。
本場のハーメル市で上演しても受けるのでは?とか思ったデス♪
満足度★★★★
“緩急”が足りないか・・・
〔Kチーム〕を観劇。
ドイツ民話を題材にした物語り、という本作。
なかなか面白い物語で楽しめた。
ただ、全体的に“緩急”が足りない演出と感じた。
また、アドリブ(?)を挟み込んだシーンは、好き嫌いが分かれるところだが、
私は嫌いではない。
満足度★★★★
Aチームを拝見
ハーメルンの笛吹きの噺は、誰でも知っているだろう。鼠がたくさん発生して街の人々が困った時、道化の服装をした笛吹きが表れて鼠を皆、川へ追い込み溺れさせて街を救った。ところが、街の人々はなんだかんだと理屈をこねて彼に謝礼を支払わなかった。そこで怒った笛吹きは街中の子供130人を笛の音で呼び寄せ、何処へともなく連れ去ってしまった、という話である。