ありがとうございました。
アンソロジーへご来場くださいましたすべてのお客様。ご来場、本当にありがとうございました。大海人皇子を演じておりました、土屋と申します。舞台には人それぞれの楽しみ方が多種多様にあると思います。そして何をもって演技を良しとするかも演出家さんによって本当にさまざまございます。お金を頂戴し作品を楽しんでいただく以上、初舞台に近い子、若手の子も関係はないです。むしろ、その子が素晴らしい演技をしたらキャリアある人より賞されますからね。
すべてのコメントを拝見しまして、楽しんでいただけた点、そうでなかった点、皆様のご意見を真摯にうけとめ、次の作品へと生かしていけたらと思っております。率直なご意見ありがとうございました。
満足度★★★
残念な公演
舞台は総合芸術だということを悪い意味で考えさせられてしまう公演だった。
脚本が☆3つという印象で、そこから星を増やす機会はたくさんあったのにどれも中途半端になっている感じ。舞台装置、音楽、照明、衣装、音響、演者の動き・演技、どれも中途半端だった印象。衣装と髪型・メイクに関しては、よくできていると感じる役もあったのだが。そこが残念な役もあり。もったいなかった印象。
序盤にあった殺陣の合間のダンスは必要だったのだろうか?わたしに起こったことをありのまま言うと、あまり入り込めていなかった芝居からさらに気持ちが遠ざかってしまったのである。これは残念だった。
あまりみない飛鳥時代ということで、天皇の前で「陛下」ではなく「天皇」とはっきり言うセリフがあったり殺陣が刀ではなく剣だったりとなかなか楽しめた。
大海人皇子・額田女王・天智天皇のよくあるフィクションはあまり好きではないのだが、そこをどろどろえがくものではなかったので個人的にほっとしたり。
踊り子にショートカットの娘はどうなの、と思ったがそれはちゃんと回収されていたし、なかなか、本当に、なかなかだったのだが。
やはり振り返れば、いろんなものが中途半端。そして、そういう作品は尾を引かないのだ。
一部キャストが明らかに舞台の発声をできていなかったりといったこともあり、総合すると残念でもったいない公演であった。
満足度★★★
「素敵な物語」
“古代劇”というと、ギリシャという感じになってしまうので、
“日本古代劇”とでも呼べばいいのかな?
いや、「日本古代史」を舞台とした“時代劇”でいいのかな・・・?
まあ、どうでもいいか。
「日本古代史」に疎く、この類の演劇は初めてなので、
“Wikipedia”等で「壬申の乱 」を予習しての観劇でしたが、
この手の作品の中で、本作が良く出来ているのか、そうでないのかは、
わかりません(汗;)。
役者さんのレベルの差が気になるシーンがあり、
「言葉は魂を持つ(言霊)」というのも、表現しきれてない感がありますが、
「素敵な物語」でした。
満足度★★★
物語(脚本)は好きです。
しっかりと魅せて物語に引き込ませてくれる役者さんと
そうじゃない役者さんとの力の差が明らかに目に見えて
しっかりとお芝居をされている役者さんの方が逆に浮いて見えるという新しい体験。
とてもいいお話なのに
余韻に浸らせてくれない間も少なく
逆に流れが崩れて長く感じる間も多く
舞台上だけがただ独走している感じ。
残念な場面もたくさんでした。
好みの問題や感じ方も人もそれぞれなので一個人の感想ですが
観ていて残念で勿体ないと思いました。
それでも少しでもいいものを観せよう届けようという想いは届いてきたので
☆は限りなく2つに近い3つで。
満足度★★
届いてこない
物語として歴史に翻弄される恋人たちの悲恋ものは好きなジャンルのひとつなのですが、どうしても舞台の上の世界に入り込めないままでした。
言葉(歌)にはチカラがある、というひとつの大切な作品テーマとは裏腹に残念ながらセリフが上滑りしている印象。早口だったり、声が小さかったり、余韻もなにもなかったり、一本調子の繰り返しだったり…気になることが多すぎてセリフが登場人物の「想い」として届いてきませんでした。
良いセリフがたくさんあったのに、感情移入できずとても残念でした。
中にはステキな役者さんも出演されていたのに、そちらが逆に浮いてみえてしまうという勿体なさ。
ストーリーは好きでしたが、言葉遣いの現代化加減も中途半端な印象で全体的な違和感を拭えず。
舞台を観に行ったというよりは、一部の力量ある役者さんの演技を観に行ったと割り切らなければ4500円のチケット代には見合わないなぁという個人的見解。
満足度★★
惜しい!
「7世紀末、日本古代史上、最大の内乱、壬申の乱を背景に描く歴史浪漫」と言うことで、柿本人麻呂と稗田阿礼が時空を遡ってその世界に案内してくれる・・・
満足度★★★
勿体ない…
久保田さんの紡ぐ世界、素晴らしい役者陣、それなのにいまいち物語に入り込めないのは何が足りないからなのか。何が余計だったのか。
添田さんがとにかく可愛かった。
それだけにあの物語に必要だったのかと考えてしまう。
良い役者さんなだけにもったいない。
舞台効果が相乗効果としての役割を果たしていない?
短い殺陣シーンでの舞。
もっと効果的に魅せる方法があったのでは。
期待値が高すぎたからか、とにかく勿体なかったと感じる。
きっともっと素敵な舞台になるはず!
次回公演に期待。
満足度★★★★
豊かな創作力...
芝居は、脚本・演出・演技・舞台美術・音響・照明など、総合的に楽しむものであろう。そしてフィクションであり、それをどう面白く描き、観せるか。そこにテーマ性などが見えれば最高である。
その意味で、この芝居...壬申の乱は日本史の中でも教科書に記されるほど有名でありながら、よく知らなかった話を魅力ある物語にして観せてくれた。
その創作力、イマジネーションの豊かさ...同じことを並べて書いたが、文字も言葉と同じくらいに大切である。それはこの公演が教えてくれたこと。
満足度★★★★★
全然古びていない。無論、褒め言葉だぞ!!
原作は13年前、前田 和紀氏によって書かれた。中心となる時代は7世紀末の柿本 人麻呂が活躍した時代、万葉集の時代と言った方が良いか。或いは壬申の乱の時代、即ち蘇我 入鹿らが、中大兄皇子、中臣鎌足らに討たれ大化の改新(645年)に至った後の話であるが、歴史を上手に持ち込んでいるのは、この展開の中に、ちゃんと唐・新羅と百済・大和の関係を持ち込んでいることである。而も、今回、脚本・演出を担当した久保田 唱氏が、稗田阿礼と柿本 人麻呂を配したことで、今作で内容が、歴史的物語として定位されているのである。(更なる追記、終演後に後送)
満足度★★★★★
言葉!!
言葉で思いを伝える事は大切。時には残酷な時もあるが、嘘や偽りのない言葉は心に響き生きる。この舞台は飛鳥時代ではあるが想いは現代へと繋がっている。
悲しいことばかりだけど生きてほしいと思いました!人を思いやる気持ち、優しさが伝わった物語でした!
音楽が更に切なく、心に残っています。
後2公演、笹塚にはどれぐらいの涙が流れるのでしょうか…
満足度★★★★
日本の古代史が分かり易かったかな
蘇我入鹿暗殺から続く日本古代史を神殿風(神社風?かな)の舞台セットで表現した時代アクション恋愛芝居っていったところでしょうか
全席指定の約2時間強です
満足度★★★
指定席
全体的にはよかったのでしょうが、話の中に入り込めませんでした。目が悪いため後ろの方では見えないため、できるだけ前の方の席に座ろうと、受付時間よりかなり早めにファクトリーに到着しました。しかし、指定席だった。悲しいことに、一番後ろの席でした。遠くて細かい表情はもちろん、あまり見えなかった。感情を当時の時代に、入れ込もうと集中して臨みましたが、遠すぎたことと、他の方が書いておられるような衣装のこと、からストーリーの中に廃炉込めなかったです。
満足度★★★
ヒロイン
春玲、十市、霞が良かった。
華やかな話でな無いけど、こういった感じの話が
好きな人は何度も見に行ってしまう作品だと思います。
観てきた感想の通り、衣装は本当に残念。
靴見て現実に引き戻されてしまいます。
満足度★★★★
皆さんの感想に納得
衣裳は残念ですね…
あの時代の何もなさ感がいいのですが、変に華やかにしようと思ったのかキラキラした感じが世界観を邪魔しています(´・ ・`)
それにも負けないぐらいの大友と十市の愛であったり、武心と春烈の関係が唄に絡んで暖かく切なかった(*´∀`)
大海人皇子も良かったですね(*´∀`)土屋さんらしい大海人皇子を観せていただきました。柿本人麻呂役の福地さんも流石の演技力!唄を詠みたくなりますね(*´∀`)
満足度★★★★★
初めから泣きっぱなしでした
飛鳥時代、壬申の乱という珍しい題材を「もしこうだったら」という予想を交えながらの2時間でした。
日本人が大切にする「言葉の力」と、当時男性と対等とは言えず、平等に発言することも許されない、そんな時代に翻弄される女性たちの本当の気持ちをうまくリンクさせているなあと思いました。
パンフレットにも、登場人物の事が書いてあり、軽く予習してから観ることができると思います。
2回、3回観ても新しい発見がある舞台だと思いました。
満足度★
価格に見合わない
笹塚ファクトリーで4500円も払う価値がある舞台なのか、主催者は考えるべき。
物語に引き込まれることなく過ごす約2時間は苦痛の一言。
一部キャストの力量が高いだけに、学芸会レベルのキャストとの差が歴然。進行も久保田さんの定番の運びで、何かの作品で見たことがある展開や演出が続く印象。
満足度★★★
とてもチープで陳腐な作り。
大好きな俳優さんの熱演には拍手を送りたいが、これを面白い、と人に勧められない。
いい役者が出ているのに勿体無い、嗚呼勿体無い。
展開が容易に予想できるのは仕方ないにしても、薄っぺらで演出の冴えが全く無かった。
満足度★★★
丁寧な再演を
始めに福地さんが出てきた瞬間“終わった!”と思ってしまった。衣装がひどすぎる!役者の体を考えない、時代の美しさを考えない、お粗末なデザイン。
これが舞台全てを表しているんじゃないかと・・・セットもシンプルというより使いやすさ重視に思えた。せめて照明が引き立ててくれればと思いもしたが、照明も唸る様な使い方には出会えなかった。殺陣もキレがないし、動きが鈍い。そして出演者、極少ない芝居のできる方が、しっかりした芝居をすると周りと馴染まず浮いてしまうような状態。せっかくの熱演が気の毒になった。ストーリーは悪くはなかった。が、やはり作りが荒い。もっと丁寧にもっと美しく、更に壮大な話には出来ないだろうか?と惜しむだけである。
満足度★★★★★
珍しいテーマ
古代の大事件と国際関係、恋愛に歌、歴史書、さまざまなものの間のミッシングリンクを想像力豊かに描いた意欲作。熱かった!ブラボー。