タイタス・アンドロニカス 公演情報 タイタス・アンドロニカス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    素晴らしかったです!
    次回も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    怖かった
    えっ?えっ?といえくらい人が殺される。
    一メートルも離れていないところで演技しているから、
    とっても怖かった。
    迫力が凄かったです。

    ラヴィニアの靴擦れ、痛そうでかわいそうだった。

  • 満足度★★★★

    ファーストシーンの象徴性
     今作が余り上演されないのは、その内容が残酷だという向きが多いが、そうではあるまい。

    ネタバレBOX

    矢張り、シェークスピアのシナリオに瑕疵があるからだろう。というのも、娘のラヴィニアが自らの被害の内実を足を用いて書くなり、アルファベットを壁にでも書いておいて、一文字ずつ示して、犯人の姓名に含まれる文字が正しく示された時は頷くなどの方法を採れば、いくらでも犯人を明かす手段はあるからである。奴隷や低い身分に生まれた女性ならいざ知らず、名門の息女である。読み書きができないなどとは考えられないのに、犯人捜しを最初にしていない点に、今作のシナリオとしての傷があるのだ。
     この点さえ、キチンと納得のゆく説明なり展開なりがあれば、内容の残酷さは兎も角、もっと上演されたであろう。
     何れにせよ、今回の演出は、気の利いたものであった。感心したのは、オープニングでタイタスを演じる役者がシェフの姿をして入場してくるからである。これには、無論象徴としての意味がある。内容的にも無論クライマックスに照応している訳であるし、何より我らヒトが生きるということは、他の生き物を殺して食う、ということを延々と繰り返すことであり、この行為無しに我らは自らの生を全うすることは愚か生き続けることはできない。謂わば業である。これと同列に、我らは己とその血統を残す為に、他の同じような宿命を負ったヒトと生存競争を繰り広げなければならない。そして、それは、動物のそれとは異なり、単なる力と経験則から学んだ「知恵」のみならず、権謀術数、嘘、権威や権力を用いた軍事力の発動や政治等々複雑怪奇なまでの様相を呈する醜い争いである。而もこの醜い争いに勝ち抜いた者だけが権力を手中にする。これが、一般的な形であろう。だが、シェイクスピアの偉大な点は、この酷く醜い現実に、これでいいのか? という異議申し立てをこの作品を通して行っていることではないのか? 劇中、何度も出てくる“高潔な”という形容はアンドロニカス家の者に掛かる。このことの意味する所は大きいと言わねばなるまい。何故ならば、為政者としてその地位に在る者が、ノブレスオブリージュを実践するのでなければ、その権力は忽ち堕落し腐臭を放つは必然だからである。この血腥い物語が、その凄惨な内容にも関わらず、どこか一抹の品を湛えているのは、当にこの点に於いてであるように思われる。
    安部のように口先だけ綺麗ごとを並べて、姑息にも裏ではただアメリカの命令に尻尾を振る下司とは雲泥の差である。
  • 満足度★★★★

    映画化してたのね・・・・
    アンソニー・ホプキンスとかジェシカ・ラング出演で~・・・しかし凄い話だった・・・・
    ダーク系の18禁ゲームみたいでしたわ

    リアルにせず死体とかもシンボル化して抽象的に表現してるから
    マイルドな感じでよかったが
    コレ・・リアルにやったら・・・ホント凄いことになると思った2時間半(10分休みあり)

    舞台セットは4方を椅子で囲った黒素舞台風です

  • 満足度★★★★

    ひえ~、なんというか、
    かなり目まぐるしい残虐なお話で、ローマ人えぐいな~と・・・・。こういうお話が当時受けたんだろうか。これ、台詞が難しいんでしょうね、台詞の頭からつっかえたりするケースがかなりあり、朗々たる古典劇らしい台詞が一転、チープな現実に引き戻される。パンフにあるように、演出として、この劇自体を「見世物小屋」での劇として設定しているのだろうか、美術衣装ともにそれらしいチープな感じが面白い。テープで作られた人形、紙芯、明らかにポリエステルの衣装など、面白い試みだ。それでも、いつの間にか古典的な台詞の流れに聞き入っていると、また台詞の噛みが発生し、「見世物小屋」の現実になるという、なんだか、二重構造的な不思議な面白さを味わった。アーロンは奴隷なのだろうか、その悪意、その底なしの残虐性、そして激しい父性愛など、メイクや衣装とともに面白い人物像だった。

    ネタバレBOX

    漫画「7人のシェイクスピア」で描いてあったように、当時は街の実力者が劇団のパトロンとなり、自分の人気を高めるために様々な劇を上演させたらしいのだが、この劇ってまさにそういう感じだったなぁ・・・。いかにも大衆受けしそうな感じで。現代ではかえってこういう劇、難しいですね。すごく意欲的な試みだと思います!

このページのQRコードです。

拡大