合歓版・南太平洋 (再々演) 公演情報 合歓版・南太平洋 (再々演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    いろいろ考えさせられましたが・・・
    素直に良い芝居だと感じました。

  • 満足度★★★★

    素直に面白かった
    この季節,戦争ものの芝居は何作かは観劇する。戦争なんて誰もやりたくはない,自分や自分の身内が戦争に行くなんてとんでもないことだし,国としても戦争に巻き込まれるような事態は絶対あってはならないと思いを新たにする季節である。さて,捕虜施設のあった孤島を場所としたこの芝居,SPPTらしく,奇を衒わず,人としての思いに溢れ,ただ素直に面白く,芝居に見入ってしまった。さすが再々演,物語が出来上がっているなぁ。あと,キャストは全員,日本人なのね。会場で話しかけられたときには,やっぱ外国人はフレンドリーだよね,日本語上手いなぁなどと思ってしまったのが恥ずかしい^^;また,久々にクシダ杏沙さんを見れたのも嬉しかった。

  • 満足度★★★★★

    骨太作品にして軽妙
    第二次大戦中の南太平洋にある孤島の日本軍捕虜収容所を舞台にした反戦物語。
    再演を繰り返し、今回は合歓版として上演した。もっとも哀歓のようでもある。
    明確な主題を持つ骨太な作品であるが、その観せ方として軽妙に演出しているところもある。
    敢えてその愚かさ、悲惨さを芝居として観せ(引き込み)、観客(自分)に考えさせる。そんな印象を持たせる作品である。

    ネタバレBOX

    舞台セットは、上手に日本軍捕虜収容所建屋とそのバルコニー。下手は熱帯性植物か、ハイビスカスのような花も見える。中央は階段状になっており、シーンによってはフラダンスが披露される。もちろん劇中における喜びのシーンであり原住民が踊るということであるから、敢えてプロ仕様にしていないようだ。

    気になるところ...
    平岡一等兵曹(宮内利士郎さん)が、その階級にも係わらず軍事機密に詳しいこと。
    新婚旅行兼取材のように訪れた男・力(平木勇輔さん) 女・純子(倉地彩乃さん)が、それぞれ実父・養父の過去をある程度知っており、それを確かめるようだが、その知る経緯がはっきりしない。また偶然にもこの孤島で過ごした父親同士の子が結婚することになったのか...都合のよい偶然か、違和感を持ったところである。

    気になった点ではあるが、この公演の大きな、そして普遍的なテーマを分かり易く観せるための脚本だと解している。また物語は、いくつかの伏線が張られており、次の展開へ上手く誘導する。そして進展するにしたがい、しっかり説明してくれる。そしてラスト...時間的な制約を持たせることで緊張感を高め、最高潮へ。

    同じ舞台上であるが、戦時中の緊迫した様子と回想している平和な時代における空気感の違いを感じる。それだけ雰囲気作りが上手かったと言える。

    そこには、骨太な作品にありがちな重厚感ではなく、親しみが持てる(初めて演劇を観る人も含め)よう軽妙な演出が見て取れるところが秀逸だと思う。

    今、観る...いや普遍的なテーマとして再演を繰り返してほしい作品である。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    人間の心!
    平岡一等兵と谷中少尉のキャラを対照的に描きながらも上手く折り合っていました。
    年老いた谷中老人も渋い!
    ラストの落としが涙を誘いました。
    衣装や舞台セット、踊りも良かったです。

    ネタバレBOX

    今は平和になった南太平洋の弧島が舞台!
    新婚旅行で力(りき)と純子(すみこ)夫婦がその島の唯一の日本人の谷中という老人を訪ねる。戦争孤児であった純子は平岡に養女として育てられ、その養父の話を聞きにきた。
    谷中は養女のヒナという女性と二人暮らしであり、客が来ると口癖でセイロン茶より美味しいという茶を飲ませていた。
    そして、口の重いその老人からこの島の秘密を聞きだす。
    そこでは、細菌兵器を開発任務を背負った相田中尉率いる日本の捕虜収容所があった。相田は所長という権力を盾に女性たちを食い物にする獣だった。相田の部下の谷中少尉はその行為に憂いていたが、部下が相田に銃殺され、、身近な女性タハキが暴行されたことである決断をする。その頃、その島には原因不明の熱病が流行していたが、相田中尉死後その熱病は絶えた。谷中は捕虜を解放しお互い平和に生活していたが、そこへ細菌兵器開発証拠隠滅の任務を受けた平岡一等兵曹がこの島にやってくる。そこでの生活をしていくうちに自分の任務への疑問を持ち始める。そして島民を助ける代わりに3つの条件をだす。条件をのんだ島民たちはガードナー中佐の自己犠牲により助かる。
    任務遂行後、平岡は谷中を誘い島から脱出しようとするが、谷中はある理由から島に残った。それは島民の幼い女性タハキに子供ができていたからだ。それは紛れもない鬼畜の相田中尉の子供であった。
    何を隠そう相田を殺したのは谷中であった。そして谷中は相田の行為の罪滅ぼしにその子供を育て上げたのだった。(ヒナは自分の出生の秘密を知らされていない)
    その話を聞いた夫の力(りき)はもやもやしてた心が晴れる。
    そう、力(りき)の父は相田中尉だったのである。
    力(りき)は父の死はやむなきことと打ち明けてくれた谷中に感謝する。
  • 満足度★★★

    コントラストを際立たせた方が好み
    折しも長崎原爆の日に太平洋戦争末期、南太平洋に浮かぶ孤島を舞台とした、日本軍捕虜収容所周辺の人々のサスペンス仕立ての作劇を興味深く観ました。
    硬い題材を演劇的楽しさで魅せるには、俳優陣の熱演が光るも、リアリティと軽さのバランスをどこか欠いた惜しい作り。全体を通して、吸引力が弱く緩い感じで推移していき冗長な印象を抱く。開演前の役者との直接交流が華やかで楽しい味わいなのに、舞台美術も今一つ奥行が無く物足りない。

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