時をかける206号室 公演情報 時をかける206号室」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
41-60件 / 88件中
  • 満足度★★★★★

    凄かったー!!!
    超会話劇!!!

    何回も観たくなる。。。

    沢山観に行きましたが
    まだまだみたかったー(*´∇`*)


    舞台も凄かったです。

    こんなの初めて♡♡

    役者さまも素晴らしいのですが
    やはり、久保田さんすごいです☆

  • 満足度★★★★★

    まさに
    さすがボクラ団義さんの本公演。
    派手な殺陣などもなく、会話劇なのに めまぐるしくスリリングに物語が展開してゆく。
    舞台セットも今までに見たこともないもので独創的。
    すでに複数回見ているけど、未だに明日の観劇へのワクワクが止まらない。
    印象的なのは挿入曲として「Rose in many Colors」さんの楽曲が使われているのですが、この舞台の為の書き下ろしなのか?と思わせるほど世界感が合致していて終演後もメロディーや歌詞が耳を離れない。
    2時間20分なんてあっという間。まさに時をかけます

  • 満足度★★★★★

    嬉しくてニヤニヤが止まらない。
    本日の昼のじゃんけんイベントではホントに貴重な体験をさせていただきました。
    一緒にお写真が撮れたのはもちろんですし今回しかない盤にも乗れて、だけど役者さんでなければ絶対に見ることのできない舞台からの視点が見れたのが、、、これは想像以上でした。
    正面を向けば視界全部がお客さんの顔、視線、、、それも想像以上の近さ。
    もう改めて役者さんを凄いと思いました。
    こんな貴重な体験をさせていただいて皆々様、そして最後に譲っていただいた方きちんとしたお礼も出来ませんでしたが、ホントにありがとうございました。
    フレームに入った素敵な想い出。大切にします。

  • 熱回
    3回目の投稿失礼しますm(_ _)m
    (本日の観劇でついまたまた投稿したくなってしまったので)


    本日で4回目の観劇、観劇前会社にて、
    そろそろ自分でも「シナリオ全容はほぼ把握し、
    舞台上の明(メイン場面)と暗(その他の場所)での
    各役者の所作も見えてきた。
    そろそろさすがに”飽き”という感情が来るかな?」
    と思っていました
    (忙しくない人がいればチケット譲ろうかな、とか思ったり)。

    今まで何度か千穐楽の舞台を観て、その熱量の違いなどに
    「千穐楽はやはり特別なんだなあ」とは思っていました。

    で、本日は撮影回でした。
    (多分ですが)撮影回もまた役者達にとって
    特別なものなんだなあと認識しました。


    「ミス出来ない」という緊張からか、
    序盤こそ逆にミスが目立ってしまったものの、
    熱量のこもり方が半端ない。

    先日のトークショーで齋藤彩夏さんが
    「役に入りきってる時」の話をしていましたが、

    各役についてまさにその「役に入りきっている」演技が
    今まで以上に展開されて、
    今までの観劇回で理解し覚えた事自体を忘れたかのように、
    「舞台自体」にまさに惹きつけられてしまいました。

    そして、その中で情熱的な役についての熱の込め方、
    その熱量が観劇側にも伝播してくる事は
    今までの色々な舞台で知っていましたが、

    それ以外の演技、狂気や優しさなど
    「情熱」を込めるのとはまた違う役についても、
    やはり「熱」は込められるし
    「魂」を込めて演じているというのを
    感じられるという事を再認識しました。
    (演技の世界ってやはり奥が深いなあ( ´ー`))


    終演後イベントでRose in many colorsのAlphaさんが、
    声帯の手術をしたばかりでしばらく歌は歌えない、
    というのをおして、
    ファンの為に「イタイイタイイタイ」を歌ってくれたのは
    (さすがに手術後今日ひさびさに歌ったという事で声は出ていませんでしたが)、
    その行為自体に、そして歌に合わせた無声芝居を観ていて、
    なんだか泣けてしまいました。

    Rose in many colors with ボクラ団義でのPVが実現するといいなあ( ´ー`)

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ ストーリーテラーのメイン側を張る今出さんの成長がすごいなあ、と。

      初回観劇時、本劇はストーリーテラー2人”男”と”女”の
      説明含め台詞の比重が完全に”女”側(今出さん)にあった事からも
      (”男”側は大神さんが言うように毎回空っぽの状態から始め、
      場面と”女”の投げかける台詞にリアクションする形で段々真に迫っていく)

      (大役ゆえに)今出さんの演技が安定しないと
      それがそのまま観劇側に伝わってしまい
      観劇の集中が切れてしまう、
      という文句(?)を書きました。

      初日はノレる場面ノレない場面があったのか、
      その辺り「演じている」から「ただ台詞をつないでいる(読んでいる)」まで
      演技に不安定さを感じました。

      しかし、本日は噛みトチリの有無はともかく、
      とにかく「役に入りきる」(些細なミスで自分を崩さない)
      そういう姿勢が見えるように、
      見事に「役」のまま1舞台乗り切ったように思えます。

      1日目、2日目(自分の初回観劇は2日目)辺りで観劇し、
      自分と同じような感想を抱いた人にこそ、
      今の姿を観てほしいなあ、
      観劇を後半に合わせてきた人にとっては
      「今(今日)が一番脂の乗ったいいタイミングだなあ」と思いました。


    ・ 熱量の込め方がハンパない。
      まず情熱的な役どころの皆さんの
      今日の熱量はハンパなかったと思います。

      ”漫才師”2人、”オカマ”、”妻”齋藤彩夏さん、
      の演技がいつもに増して「迫真の演技」とでも言うのでしょうか、
      舞台上から演技の体当たりをくらっているかのように、
      すごい熱量を感じました。

      そして、いつも前半は空(から)、
      後半は(自分の理解を超えた)衝撃の事実に
      驚き混乱するという”男”大神さんの熱量もすごかったです。


      そして何より、
      (怒りなどの感情を中心とした)
      情熱的な役どころ以外の面々も
      その役に応じた「熱」を込めて演技をしている、
      という事を改めて理解(?)出来たような気がします。

      ”二重生活の男”が、”嫁”が誰の子とも知れぬ子を宿して現れ、
      三つ巴の様相を呈してへたり込んだ後、

      (この時既に「逃げる」事を決めていたのかは分かりませんが)
      立ち上がって「3人で暮らそう」~実際行方をくらますまでの演技に

      「狂気」と言っていいのかこれが”男”の「逃げ」という思考の始まりだったのか
      (それまでも考え方などにおかしな部分のあった”二重生活の男”ですが)、

      「まともさ(理性)」的なものを失ったかのように、
      演技が切り替わる部分をみて、

      ※ 各観劇回ごとに、いい意味で「なんて嫌な奴なんだ」とは思っていましたが

      演技への役者としての意気/熱の込め方には、
      こういう形もあるんだなあ、と改めて思いました。

      そうして観た時、その他の各配役についても、
      「優しい」「温かい」役どころの各人も、

      その気持ちを深く持つ/込める、という事をやっているんだな、
      と今までの観劇ではあまり共感する事もなく観ていた部分について、
      「こういう熱量、演技への魂の込め方もあるのか」と、
      感情に刺さってくるものを感じられるようになりました。

      ? 観劇者レベルが上がったのでしょうか(??)
        いい体験をさせてもらいました。


    そういう意味で「4回目」とはいえ、
    今回はいつも以上の良回だったなあ、と( ´ー`)
  • 満足度★★★★

    グルグル
    ミステリー好きのうちにはとっても面白い話だった。

    まずセットが良い。4+土台の盆がグルグル回り、その場ニ適した人物が現れる。
    言葉だけでなくそのシーンに関係ある人物が一瞬、出てわかりやすい。それだけそのアパートの住人の伏線が沢山散りばめられてる。でも、それが、ラストまでにきっちり回収。伏線回収の素晴らしさ!!

    ネタバレBOX

    ただちょっと平坦な感じがあり、もっとメリハリとか、キャラの強い人とかもう一味欲しい気がした。
    主人公の主軸の話もネタバレした時に、「え???」というような驚きが、大きく感じれなかった。
    多分、うちの頭が人物の相関関係にフル活動してて、驚きに余裕がなかったかもね。
  • 満足度★★★★

    サイコスリラーの傑作
    あれだけ複雑な人間関係と入り組んだちょっと怖い(でも、笑いも多い)ストーリーをわかりわかり易くまとめた力量が凄い。

    ネタバレBOX

    多重回転ステージも見所のひとつでしたが、ガラガラと大きな音をたてず、サーッと静かに回転してたら、もっと効果大だったと思います。
  • 満足度★★★★

    久保田唱らしい作品
    暫くぶりに久保田さんらしい作品に出会った。人物の細かな配置、時間軸の面白さのある作品。そして、今までの団義の中では一番ではないかと思うセット!シンプルだが、かなり有効!使い方もよく計算されていたと思う。惜しむらくは少し展開がまどろっこしい。人間関係が複雑なので、少しでももたつくとしんどい感じがする。序盤でどういう仕掛けかは想像できたが、種明かしまでの忍耐が人によってはいるかもしれない。

  • 満足度★★★★

    最初は!
    初日から、昨日で3回観ました!最初は、ストーリーと、時系列!配役?を追うのに精いっぱいで、あっという間に過ぎてしまい、2回目は、理解しながら楽しむことができ、3回目は、その先を垣間見る余裕が出き、何度観ても楽しめました!
    前回、配役が読めると書きましたが、今回はどんなキャラが居るのかはわからなかったのですが、なかなか、演じない役をやっているのでは?と、思いました!
    また、観に行きます!その先を探しに・・・

    ネタバレBOX

    いつもは、人のこと!歴史を聞き、話す案内人でしたが、自分の人生!それに纏わる人の人生を話しているので案内人も生きていたな・・・
    なぜ、忘れているのか?は、逃げているからだという理由が・・・いまいち薄い気もしましたが・・・あんなに、波乱万丈の人生だったのに・・・
  • 満足度★★★★★

    何度でも観たくなる。
    忍ブ阿呆二死ヌ阿呆の再演でボクラ団義さんを知り、今回二作品目の観劇でした。
    本当にいろんなことを考えさせる作品です。

    様々な事情を抱えた様々な人々の様々な関係や様々な想いが複雑に、そして繊細に絡み合い、観劇中には観客の頭の中がキャラクターたちの関係のようにぐちゃぐちゃにかき乱されますが、観終わった後にはすべてが綺麗につながり、むすばれ、とても心地よい疲労感に包まれます。
    そして、二回目三回目と観劇するたびに、あぁ、あのシーンはああいう意味だったのか、と納得しつつも、この人のこの台詞の裏で別のこの人はこんな表情をしていたのか、など毎回新たな発見をし、何回観ても高い満足感を得て池袋駅へと帰っていけます!
    一回だけ観るよりも、二回三回観たほうがより楽しめるのではないかと思います。
    この作品を文字で表現するのはなかなか難しい…。
    観た人にしかわからないこの疲労感を覚えるほどの衝撃をもっとたくさんの人に感じてほしいと心から思います。

    ネタバレBOX


    本当にすべての部屋のすべてのキャラクターが魅力的なのですが、私は、加藤凛太郎さん、図師光博さん、吉田宗洋さん、七海とろろさんの4名が登場する204号室が特に好きです。
    物語のキーパーソンである大神さん演じる男の「願い」によってつくられた204号室で、そういう意味では架空のキャラクターであるはずの四人は、確実にそこに生きていました。
    それぞれがそれぞれに重いものを背負って、物理的にはとても近い距離にいるはずなのになかなかそれを分かち合えずにいる不器用なもどかしさから、クライマックスに向けて徐々に近づいていく物理的なものだけでない距離感が本当にたまらないです。
    初日よりも2日目、2日目よりも3日目と確実に全員の熱量があがっていて、何度観ても図師さん演じるカズキの告白シーンに泣かされます。

    図師さんといえば、途中、ストーリーテラーである今出さんが物語のキーワードである「オムニバス」という言葉を説明しているシーンでのストップモーション時に、大神さんにツッコミ?を入れようとしてバレて戻れなくなるところにいつも爆笑させられます。

    他にも、中野さんの「スペーシア!」や、松嶋さんの「今日もフォアグラでいい?」など、一言で確実に笑わせられる台詞やシーンが盛りだくさんで、爆笑とシリアスと感動を綺麗に両立させる久保田さんの頭の中は本当にどうなっているんだろうと思ってしまいます。

    書きたいことが多すぎて書ききれません。
    とにかく、本当にすごい作品です!
  • 満足度★★★★★

    いったい...
    久保田唱さんの脚本に触れたことはありましたが、私にとっては初めて観る劇団本公演でした。
    ほんとに、久保田さんの頭の中はどうなってるんだろう?と感じました‥展開も、空間の使い方も。そして、その久保田さんのもってる世界を見事に表現してしまう劇団員/客演のみなさまに心奪われました。
    徐々に明らかになってくるストーリーに心地よさを感じ、もういっかい/何回でも観て確かめたくなるような舞台でした!

  • 満足度★★★★★

    時間を忘れる
    8月21日(金)と8月23日(日)昼の部と2回観て来ました。
    セットからして、何が始まるのかと不思議な感じを受けましたが観て行く内になるほどなぁと思わせる展開に時間を忘れて、ステージに釘付けでした。
    ミステリアスにして、シリアスなのに時折入るコミカルな台詞。
    でも、最後は人間愛に感動して、目頭が熱くなりました。

    前説が本当に面白い。
    本編とは真逆な内容が楽しい。

    ボクラ団義さんの今後の活動にも期待大です。

  • 満足度★★★★

    過去の事実と今後の希望が隣り合わせのアパート!
    これでもかー!ぐらい人間関係が繋がっていますので注意が必要!
    話としてはちょっと凝りすぎなのでは・・・。
    主人公が記憶喪失の中での妄想とするとすべてがクリアーになると思います。

  • 満足度★★★★

    オープニングの時に
    鳥肌が止まりませんでした。←始まったばかりなのに早くもラストへの期待感が高まりすぎて。
    舞台装置は最後まで楽しかったです。
    回る度に脳内麻薬が分泌された感。

    今回3作品目の観劇となったのですが、
    見る度に、作・運出の方のパーツが揃って一人の人間というか魅力的な怪物の形になっていくようでクセになる劇団さんです。

    正直セリフ回しが好みかそうでないかと言ったら後者なので
    次回も超超楽しみぃぃ♪と心待ちにしているわけではないのですが、見逃したらダメ…という強迫観念じみたものがあります。

  • 満足度★★★★★

    終わらないフリートーク
    3回目の観劇でしたが、1回目は頭フル回転のキャパオーバーで、2回目は何とか着いてイケて、3回目で、あのシーンは、このシーンの為の伏線かを考える余裕が出来ましたが、4回目でも新たな驚きが有るのは必須だと思います。

  • 満足度★★★★★

    最高です
    先日2回観劇しましたが、目と頭がついていかない笑
    1回目はあっという間の2時間、2回目はどこが伏線だったのかとか、細かいところに気づいて楽しめる2時間でした。
    たくさんチケットとっておいてよかった…笑
    点と点が繋がって線になる瞬間の鳥肌はやみつきになります。
    前説から開演の転換の音の演出がすごく好きです。
    セットもとにかくすごい。あれを手作り&手動は本当に驚きました。
    普段とはかけ離れた役を演じる方が多いのも魅力のひとつかな?
    盛りだくさんのイベント、恒例の前説と役者さんと距離が近く、色々なお話しが聞けるのもとっても嬉しいです。

  • 満足度★★★★★

    見飽きることのない舞台
    今日までで7回観てきました。1回目に内容を完全に把握するのはまず無理だと思います、複雑すぎて。2回でも足りない。さらに、内容を把握してからも回を重ねるごとに新たな発見があったりします。会話劇ということもあって、基本的にはセリフを言っている人を観るものなのでしょうが、その場面にいるセリフのない人の動きだったり表情に目をやると笑えたり泣けたりしました。
    内容が複雑だからこそ、矛盾する部分も出てきてしまうのかな、と思いながら観続けているのですが、ちょっと気になった矛盾はほとんど後々つじつまが合うので、そういうところも含めて脚本は本当にしっかりしてると思います。
    そしてですね、出演者一人一人を観ようとしたら何回観ても絶対に足りないと思います。

    ネタバレBOX

    206号室というのは第6話みたいなものです。
  • 満足度★★★★★

    まいったなあ
    パンフレットを購入すると、人物相関図が見られます。
    これって序盤は謎のはずのことじゃ?と思います。なんか謎解き、行けそうな気がすると思ったんですが、途中からえ?と思ったら話に付いていけなくなってきて、終わってみてわかったような、わかってないような…アンケートに「情報量が多すぎる。どうしよう…」と泣き言書きました。
    そう言いたくなるのも、物語が深くて身近でありながらあり得なくて、結局どうなるの?が1つじゃなくて、複数あること。キーワードがあって、その意味をとても考えさせられること。とにかく面白かった!のに…何か物足りなくなるから。
    でも舞台装置を見るだけでも楽しいです。オープニングでわらわら出てきた登場人物が、どこでどうつながっていくのか、舞台装置との関連を考えながら見ると楽しいです。
    あれ、ただ回ってるだけじゃないですね?すごくタイミングとか考えてますね?危ない!と思うくらいに。
    ああ、面白かった!でも満足できてない。1回見ただけじゃダメなんですかね?

  • 意味ある「盆」セット
    二度見感想失礼します。
    (1度目の感想と評価は変わらずなので、評価欄は空欄とします。)
    二度見でやっぱり色々謎が解けた部分、
    伏線に気づけた部分、沢山ありました。


    でネタバレ避けるとして書けるのは、、、
    「盆」まではもうTwitterその他でネタバレOKになってるようなので。

    今回全ての部屋を構成する「盆」セット
    (部屋自体と、部屋の壁)の動きがすごいですね。

    (他劇団で、1つの盆上に島全体を構成するというのは観た事はありますが)
    複数の盆が回る事で
    ・ 部屋の外と中
    ・ ご近所さんとの関係(的なもの)
    ・ 人の移動
    ・ (今回重要となる)部屋位置の特定をさせない
    ・ 同じ部屋の場面/視点転換的なもの
    その他色々なものを表現する、というのは
    初見では「めまぐるしいスーパーマリオのようだ」と思いましたが、
    二度見で見直すと中々にうまいアイデアなのかと。

    物語が見えてきた時、部屋から部屋へと移動する
    ”マリオ”が物語を繋げていく姿が「すごい!」と。


    あとは初見から思っていましたが
    ボクラ団義および他劇団の看板俳優陣が
    今までにやってきた役とまったく違う役に挑戦する、
    というのも本人達のTwitterで「新たなる挑戦」として
    情報はあがっていましたが、

    実際に観ると、いままで観た各劇では
    「感情移入出来る悲しい主人公/ヒロイン」などの役にあった彼ら/彼女らが、
    「こんな奴に感情移入できるか!」と怒り心頭になるような
    「ダメ人間」だったりする事
    (それもまた悲しい感情移入対象ではあるのですが)、

    そして他劇でのいかにも「主人公」的なかっこよさを完全に打ち消して
    観ている側(観客)にちゃんと嫌悪その他の念を抱かせるのが、
    本当に「演技上手」だなあ、と思わせられました。

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ 初見よりヒロインの方などはすごく台詞回し良くなってましたが、
      ベテラン勢が
      ・ のどを痛めかけている
      ・ 台詞トチリなどが増えた
       (公演期間中盤まで来た事による気の緩みかあるいは疲れか?)
      など、ちょっと今日初見の人には残念な部分があったかも知れません。

    ・ 二度見だからこそ、
      ・ 201~203号室の事実+主人公がねじ曲げたフィクション
      と、主人公なりの懺悔的な意味合いを持った
      ・ 204、205という書きかけの物語(娘と完成させる)
      との、つくり/結末の方向性の違いが際立って見えました。
      
    ・ やっぱり漫才師コンビとオカマの関係性には、
      (こちらは主人公と娘の想像であるとわかりつつ)
      涙腺を強く引かれます。

      ※ 初回観劇後+本パンフレット読破後も
        漫才師(図師さんの方)が
        太った父親に従う理由部分と位置づけが
        「アレ?(ちゃんと理解出来ていない)」の状態だったのですが、
        本日二度見で確かめて、
        ・ 父でもなんでもない存在だが、実の子であるオカマを守り
        ・ オカマの代わりに、漫才師(加藤さん)に対しての全ての(父の)罪を引き受ける
        という位置づけだった事を「ちゃんと」理解しました。

    ・ 他の方の感想で、
      今回は凝り過ぎ
      (過去のボクラ団義公演でも沢山あったけど、
      ここまで来てはボクラ団義初見は「唖然」とするばかりで
      多分話の半分も理解出来ないのでは?)
      というようなものがありましたが、

      自分もボクラ団義の演劇を観て数回という所では
      (「PlayAgain 嘘ツキたちの歌」「さよならの唄」など)
      まさにその感想と同じ気持ちを持ったんですよね。

      この劇団は確かに壮大ではない世界の中に
      すごく入り組んでいてトリッキーな
      ロジカルミステリ空間を作り上げて、
      パズルで一度ハマったピースを起承転結の「転」で
      全部バラして別のピースとして組み直す、
      観客を騙しまくって最後の最後で思いもしなかった方向に
      完結させるという、
      ハマればすごい面白いけど、ハマれない人には
      「ちんぷんかんぷん」な物語を作るなあ、と。

      何種類かあるボクラ団義の色の中で

      ・ ファンタジー色の強い作品(名作多々)
        比較的分かりやすい物語展開が多い

      ・ ロジカルミステリ色多々(怪作多々)
        1度で理解出来る人は本当に少ない

      の状況において、
      観客に友人知人を誘わせどんどん一般層へボクラ団義を広げていくなら
      「分かりやすい方向」を目指す、
      「トリッキー度(久保田唱さんのこだわり度合い)」を減らす、
      などが必要なのかなあ、と自分も思っていました。

      しかし、本劇初見でひさびさに久保田唱色に完全に染まった
      ロジカルミステリ作品を観てしまうと、
      この色に特化した劇団でもあってほしいなあ、と思うんですよね。
      (「観劇脳」自体がこの色を待ち遠しく思ってしまっている感があります。)

      もういっそ、
      「今回は非常に分かりやすい感動作品です」
      「今回は完全ロジカルミステリです、1回じゃ理解できません、好みは分かれます」
      というのを、フライヤー時点で表記してしまうぐらいの方が、
      ・ 今回は1人でボクラ団義作品を楽しもう
      ・ 今回は友人連中を誘ってみるか(観客の挑戦)
      という感じで観客側も動きやすいのかも知れません。
  • 満足度★★★★★

    確かに爽快でも痛快でもありませんでした。快演でした。
    やはりというか、なんというか・・・やっぱり一度の観劇で全てを理解しようとするのは無理がありました。
    ただただ圧倒された、そんな気分です。それはストーリーにであったり装置(盆)にであったり、あるいは久保田さんの頭の中にであったりそれを演じきるキャストにであったり。
    絶対笑えないようなシチュエーションなのに、ちょいちょい笑いを誘うセリフが出てくるのがすごいなぁと。
    そして、観劇したあとで改めてキャッチコピーを見てその秀逸さに驚いています。
    頭の中で諸々しっかり整理して、二度目の観劇に臨みたいと思います。

    ネタバレBOX

    今回のストーリーテラーは、大神拓哉さんと今出舞さん。
    一部で『似ている』と噂になっていた二人ですので、それが劇中の二人の関係を模索するうえでヒントになったところもありました。
  • 満足度★★★★★

    頭フル回転
    内容盛りだくさんで気楽に観てると置いていかれるので、頭フル回転で必死に観劇しました(^^)
    きっとボクは3回くらいで理解出来るかな(^^;;

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