すべての犬は天国へ行く 公演情報 すべての犬は天国へ行く」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    オール女優
    すべて女性キャスト。というより登場人物がそうなのだ。男性かと思う登場人物もみな女性。そういう作品だから当然だ。そして女優さんがみな魅力的。まずは、ザンヨウコ。あの声で、真顔で、すっとぼけたことをサラッと言うんだから。たまらない。美しさの豪速球で心を撃ち抜かれた小川夏鈴さん。あんな娼婦がいたらダメでしょ。オトコはみな、カネとココロを奪われる。胸元のホクロの妖艶さを語り出したら、エロおやじ丸出しになるから禁物。たくさん拝見したい女優さんがまた一人増えちゃった。志賀聖子さん。おちゃめな娼婦。ちょっと的外れな天然キャラが可愛らしい。何と言っても、くりっくりの大きくて澄んだ瞳で真っ直ぐに見つめられたら愛しさが溢れて溺れると思う。トトロともネコバスとも思える(褒めてます)大きな口もカワイイ。青山祥子さん。まるで少女漫画から飛び出してきたような貴公子のよう。もうカッコよさが国宝級。小さい顔にスラーッと長い手脚。同じ日本人…というより同じ生物とは思えない。かっこいいけど、ドレスとか着たら…想像が掻き立てられる芸術的美しさ。目当てのたなか沙織さん。ワイルドな容姿で毒づきならも人の良さが滲む。もっと刺激的な衣装でも…いや、そうなると冷静に作品を観られなくなっちゃうか。清楚からセクシー、ヨゴレまで、幅を広げてますね。ラストシーンが印象的でした。

  • 満足度★★★★

    ローハイド。
    なるほどそういう流れでのシーンだったんですねと。

    初演だと戸川純さんが演じるということでデボアが歌うシーンが必要だったのかな、とか(笑)

    女優陣はみなさんいいキャスティングだったので、初演も観た人がいたら感想聞いてみたいですね。

    今、新作で作られるなら休憩なしの2時間少しくらいになったりするのかなー。

  • 満足度★★★★★

    長さを感じずあれこれ堪能
    殺し合いにより男がいなくなった町の日常(?)。
    それでも男を待ち続ける日々に「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を連想するもケラさんの「西部劇でゴドーをやってみたかった」とのコメントを後から目にして大いに納得。
    ケラさんと言えば「自作はあて書きなどもあり他者が上演しにくい(大意)」とのコメントを観劇前に目にしていたが、役と演者がまるであて書きのようにしっくり馴染んでいることにビックリしつつ感心。
    配役については事後にナイロン100℃のオリジナル版(未見)を調べ、確かにあの役はあの人だ、と納得したり(エルザとかクレメンタインとか)、タイプは違うがどちらも納得できたり(エリセンダ、カミーラなど)面白さ倍増。
    また、久しくナイロン100℃の公演を観ていなかったので、微妙に食い違う会話のオカしさやナンセンスなギャグに「そうそう、これこれ」と懐かしさを感じたり。
    さらに、実はあの全員も既に死んでいて、あの日々を永遠に繰り返す一種の地獄なのではないかとも思ったり…。
    なんだかんだでいろいろ愉しかったなぁ。

  • 満足度★★★★★

    ケラ作品
    王子小劇場では珍しい指定席、途中休憩ありの長編。
    ここでの評価も決して高くなく。以前別のケラ作品で途中で寝てしまったこともあり。正直期待より不安の方が大きかったけど。
    セット、キャストともに魅せてくれましたね。好きな女優さんが複数出ていたこともあり、長さを感じることなく、十分満足できました。

  • 満足度★★★★

    何となくわかる作品背景...
    脚本家は、テレビの作品『怪奇恋愛作戦』などでも観るように(過去の作品でも?)やや冗長になりがちな傾向ありと思います。池亀さんは、あえて脚本に挑戦された形なのでは?キャストも揃えに揃えてかなり準備万端って感じだったのでは...ですが...。脚本、かなり手ごわい感じだったかも?ステージと、客席に微妙にズレみたいなものがあったのか...演劇公演、初めての方には....ちょっとおススメしかねる感じと思います。

  • 満足度★★★

    宛書っぽく思えるけど新鮮。
    ケラさんの戯曲なのでナイロンの役者さんが
    演じる雰囲気も想像すると「いつもの感じ」ですが
    実際、目の前に居るのは若手の方々だがら
    ケラさんのちょっとコメディ色強い台詞を言うと
    新鮮味があって、それだけ面白いんですが。
    みなさん、不思議と宛書のようにぴったりな配役。
    でもやっぱり、ザンヨウコさんがしっかり
    雰囲気を作ってくれているのが、とっても良かったです。
    パイプ椅子だから流石にお尻痛い・・・そこで長さを感じたです。

  • 満足度★★★★

    役者が世界観を作れてる
    既存の戯曲であるが、戯曲の力に負けず、役者が世界観を具現化できでるから、面白く、上演時間はあっという間であった。
    ただ、休憩でちょっと集中力が切れた部分もあったので、今回はなくてもよかったかとは個人的には思った。

  • 満足度★★★

    みてきた
    チラシもみてたけど、帰ってきてあれザンさんどこに出てたのかな、と思ったけど、あれがザンさんだったんですね。ザンシンですね。

    あとはケラさんは僕にはようわからん。

  • 満足度★★★★

    観てきました
    公演中なのでネタバレに

    ネタバレBOX

    シリアスコメディに分類されると思う。細かい笑いはあるが、随所に重たくてエグい表現が散りばめられている。初演を観ていないが、濃密で重い観劇後の感覚(読後感)、呑み込みきれない喉越しの悪さが独特な感覚を観るものに植えつけてくる。特に前半ラストで見せた工藤さやの演技は、観ているこちらが本当に吐きそうになったほどで、岸茉莉の後続の演技に助けられた、本当にヤバかった。

    初演を観ていないので比較のしようがないが、キャスティングはかなりハマっていたと思う。印象的だったのは、終始緩い雰囲気が絶妙だったザンヨウコ、凄く良い人そうにみえて…の宍泥美、キュートな雰囲気と高い歌唱力を披露した志賀聖子、このキャスト陣でも綺麗役で存在感を確りと出せる小川夏鈴、卑屈な姿とその裏のギャップを上手く観せる月野木歩美、役毎に全く違う印象になって毎回驚かされる鳴海由莉、技術の高さを感じる工藤さや、これこそキャスティングの妙なだなと思わせてくれる岸茉莉、全員挙げても良いと思えるぐらいに配役が絶妙。

    ただ、これが池亀三太ならではだったのかと言われると、ぬいぐるみハンターらしさという感覚はあまり感じられなかったのは事実。少し酷い表現になるけど、やっぱり神戸アキコがいないとぬいぐるみハンターじゃないのかも知れない。
  • 満足度★★★

    少し違った
    ぬいぐるみハンターらしくお気軽なお笑いではなかった。本格的な西部劇。出来はいいのでしょう。

  • 満足度★★★★★

    期待を裏切らない
    戯曲を2年前くらいに読んで程よく細部を忘れて観たからか、すごく楽しめました。ちゃんと笑えてかつ不条理な世界観が見えたのですごく好きでした。

  • 無題1472(15-120)
    19:00の回(晴)

    18:20受付(全席指定)、18:30開場。2階建舞台、「説明」にある西部の町の古びた酒場、二階の売春宿は商売あがったり、という雰囲気がよくでている美術。

    18:55前説、19:03~20:24、休憩、20:34~21:51終演。

    「ゴリラと最終バス(2013/1@駅前)」以来で、やないさんが出ているので観に来ました。展開、役者さん、ところどころ挟んであるコミカルなシーン、はたいへんよかったのですが、唯一、全体を通した時のテンポが合わず。のんびりした西部劇は炭酸が抜けきった飲み物のように感じてしまいました(すみません)。


    鳴海さん「宇宙船(2014/9@王子)」、宍さん「未開の議場(2014/10@王子)」「キスミー・イエローママ(2014/8@OFF)」「ゴールテープ(2011/7@「劇」小)」、岸さん「ほのぼの村~(2014/10@ブラッツ)」「あのっ、先輩~(2014/4@高円寺)」、小川さん「性病はなによりの証拠(2013/12@王子)」、飯塚さん「青春スープレックス!?(2013/6@相鉄)」、西村さん「コロラド(2015/3@眼科画廊)」、工藤さん「未開の議場」「はてしないものがたり(2015/3@王子)」。

    ザンヨウコさんは「すべての夜は朝へと向かう(2012/12サンモールS」以来。

    最後にかかってたのは「I Got a Name」ですね。

  • 満足度★★★

    ちょっと疲れましたね
    シュールでシニカルなロングコントのような感覚ですかね。決して悪くはないのですが、正直ダラダラと長いなーと思いました。空調の効きが悪いこともあって、ちょっと疲れましたね。女優さん達は皆魅力的でよかったです。

  • 満足度★★★★

    女性だけの舞台
    ぬいぐるみハンターのプロデュース公演ということでしたが、どちらかというと脚本家のカラーのほうが強く出ていたように感じました。ストーリーは現実から目をそらしたいというか、認めたくない物悲しさ感が漂よいつつも、女性だけの華やかなステージ面白かったです。ただ、ちょっと長かったです。

  • 満足度★★★★

    時間を感じさせない
    女性だけの舞台ははじめてだったのですが、
    役に合った役者さん達の迫真の演技で
    長時間の舞台を見た感じが全くしませんでした。
    重い内容なのかもしれませんが、所々に笑いもあり、
    終わった後は楽しかったと言葉がでました。

    女性はどの役に感情移入するかで見方が変わると思います。

    ネタバレBOX

    お母さん役の狂喜、娘役の後からじわりじわりくる怖さ、
    雇い主お姉さんの傲慢さ、妹の意地悪さ、
    娼婦のアル中感、靴屋の全てを終わらせる間
    計算された配役だと思いました。

    作品の中で、妹の唯一の純愛ゆえの
    意地悪さが、唯一まともで可愛いらしさを
    感じました。
  • 満足度★★★★

    笑いのセンスは☆五つ
    荒唐無稽で不条理な世界観、90年代のロバート・ロドリゲス監督作品が好きな方なら嵌るかも。
    舞台美術でテンションが上がったけど、照明が若干暗めなのは少し疲れる。

    他の方も書いているように、お気に入り(笑いのツボ・好演)女優が集中してますね。
    途中、テンポが変わってからキレが悪くなってしまいましたが、カジュアルに楽しめる舞台。
    ザンヨウコさんの説明的な言い回しが狙ってなのか、最後まで気になるが、とても魅力的な座組ですね。

  • 満足度★★★★★

    演出家としての池亀三太
    演出家としての池亀三太さんは、キャスティング、美術を含め、ケラさんの作品を最大限に表現できたと思いました。

    ネタバレBOX

    男がいなくなった西部の町の話。男が別の町にちょっと出掛けた程度のことにして女性たちがままごと遊び的な日常を毎日繰り返しているような中に、一人の女性ガンマンが父親の仇を探しに来てから少し変化が加速したのか殺し合いが頻発するようになり、最後は娼婦二人だけが生き残るという話。

    すべての犬は天国へ行くは、全ての人間は死ぬということでした。

    地球上のどこと具体的に示すわけでもないが場所を設定し、環境や背景を設定し、その制約の中で最大限の物語を紡ぎ出そうとする、いかにもケラさんらしいストーリーでした。

    女優だけのお芝居で、女優の多くは個性的で特徴があり概ね良かったです。緒川たまきさんが混じっているようでした。西部の酒場らしい雰囲気の美術も素敵でした。

    若くてやんちゃなスラっとしたカウボーイが素敵でした。可愛くてかっこ良かったです。ガンマンエルザ役のザンヨウコさんは悪くはありませんでしたが、少し上滑り的なところがありました。

    拳銃を構えるまでが早くても、撃つか撃たないかで躊躇するようでは決闘には勝てません。人生訓でした。
  • 満足度★★★★

    ザ・女優sバトル!
    チケットプレゼント、ありがとうございました。
    女ばかりの西部劇・・・・曰くありげな酒場が舞台です。コミカルで、ミステリアスで、ホラーで、とても楽しめました。
    ケラさんですから、どこかつかみどころがないような、ひねりとまっすぐが同居したような・・・・そんなお話で、面白いです。
    狭い劇場でかなり凝ったセットで、そこをフル活用し、個性的な女優さんをめいっぱいこき使った(笑)演出は、かなり楽しめます。

    癖のある女優さんが好きな私は、マリネの穴泥美さん、ガスの青山祥子さん、キキの岸茉莉さんが印象に残っています。

    楽日までまだまだ進化しそうなこの舞台、お勧めします。


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