“ … In The Attic ” 公演情報 “ … In The Attic ”」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    想像以上の世界
    こちらの団体の作品を観劇するのは2つめです。

    11:00と13:30の回を観劇。

    個室化された客席、
    受付してチケット半券を手にした瞬間から始まる「体験」。
    劇場ってこんなこともできるんだ! と予想を上回る面白さでした。

    劇中劇のような朗読部分の趣向も各々変化があり、
    主張しすぎない音楽、影を意識したような照明など、
    雰囲気たっぷりでドキドキしました。

    登場した原典を読みたくなったので
    予約販売の原作集も買いました。
    届くのが楽しみです。
    原作に目をとおした後に観ることになる8月公演も楽しみにしています。

    ネタバレBOX



    猫の話、女優さんの明朗な調子と板の仕組みに引き込まれました。
    2回で描かれる猫も違うものになっていて、飽きませんでした。

    霧も、劇場内の暗さで初見では霧の正体がわからず、
    魔法でもかかったのかと思いました。

    劇場すべてを使ったラストシーンも「!」となりました。

    あと、前説の「自己責任」のくだりで泣きそうになりました。
    いま思うと、いいスパイス要素でした。


    4人の会話シーンは、シーンごとに視点は変わりますが
    お互い探り探りな会話の感じがもどかしく、ムズムズしてきて、
    大きな動きもないので部屋の暗さと相まって、意識が薄まりそうでした。

    あと顔と名前が一致しているキャストさんが一人しかいなかったので、
    暗めの照明、カーテンコールなし(意図的な演出だと思いますが)だったので
    劇場で名前と顔を一致させることができなかったのが個人的に心残り。
  • 満足度★★★★

    趣向なら、多分今年1番かと...
    いや、驚きました。詳しくは、他の方のネタバレに譲りますが、文学的でもあり、『恐怖』を体感させてくれる感じ。これなら、いっそ、夏に納涼会的に、コワい作品を持ってくるのはどうかしら?思ったり。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    凝ってますよね。

  • 満足度★★★★

    客席が個室
    初めて拝見する劇団さんでした。また、朗読劇というものも中々機会がなく観れてなかったのですが、まず会場に入って驚いたのが客席でした。思わず見惚れてしまいました。
    体感型朗読劇の名の通り、まるで自分が話の中に入っているような、当事者のような空気感で非常に楽しめました。八月に楽園でもやるそうなので、もう一度観に行きます。

    ネタバレBOX

    客席が真ん中の舞台を四方で囲んでいて、かつ一つ一つ個室になっている。これは本当に劇場に行かないと説明のしようがないと思います(僕の語彙力がないだけかもしれませんが)。客席それぞれに豆電球が着いていて、会場が暗いながらも当パンははっきり読めました。この豆電球も向かい側の客席を幻想的に照らしていて非常にきれいでした。

    一人の失踪した作家について四人の男女が作品を紐解いて考察していく展開。声優の方もキャストにいるということで、劇団員の方しかり心地よい掛け合いが耳に入ってきます。箱の意味が分かった時に納得したと同時に鳥肌が立ちました。
    一日に4ステやる日があるというかなり攻めの打ち方ですが、お客さんとしてはかなりありがたいですね。
  • 満足度★★★★

    文学と人間を体感する。
    劇場に入る。まず客席の作りに驚く。着席する。意外と落ち着く。一人の作家に対しての議論が始まる。物語がフィーチャーされる。議論に戻る。物語が語られる。議論、物語。その繰り返しの中で、自分自身も含めて集約された一つの答えとは。

    恐怖と共感と納得を感じました。

    座席の位置によって、目に入る景色は全く違いますが、それぞれの良さがあります。個人的には、客席の作りというか工夫が気に入りました。

    ネタバレBOX

    お目当ての人が出てくるまで、長かったー!笑
  • 満足度★★★★

    私たちも
    そうでした。

    ネタバレBOX

    わー、私も失踪した作家の脳内の構成員の一人でした。

    失踪した原因を探るために文学好きの読者4人が集まって、作家の思考や嗜好について話し合いを始めました。途中、多重人格者を治療する精神科医の話かなと思いましたがそうではなく、次に精神科医自身が病んでいるのかなとも思いましたが決してそうでもなく、4人は怪奇好きとかSF好き、分析好きとかいった作家の脳内の構成要因の一部でした。

    真ん中に小さい舞台があり、黒い膜で仕切られた客席が二段、三段となって周囲を囲んでいました。

    話し合いをした彼らが普段は脳内の仕切りの中に存在しているように、私たち観客もそれぞれの仕切りの中に収まっていたわけで、観客も彼らと同列でした。ですから、役者が退出したとき、一緒に退出しようかなと思いましたが、主宰らしき人が入ってきて挨拶を始めたので果たせませんでした。

    その主宰らしき人がスタート時にテーマは恐怖だとおっしゃっていましたが、全く恐怖は感じませんでした。

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