劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」 公演情報 劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    いいね。
    「劇団きらら」さん
    ジェネレーションギャップを活かしたセリフ回しや、話を理解できない若者の思考回路の表現など、巧みな脚本と演出が心地よかった。また、シンプルな舞台空間で、各シーンをまるでそこにあるかのように表現できる演技力に目を見張った。期待していた以上に素晴らしかった。
    「劇団だるめしあん」さん
    若い女性の感性と視点からなる性の不平等さ…みたいな固い事を柱にPOPでセンセーショナルな展開が秀逸。とても面白かった。年季の入ったヴァージンは不良在庫に納得。脚本全体が小難しくなく判り易く楽しめる事が良かったと思う。ただ一つの疑問は、劇団所属の唯一の役者さんが姉妹役を務めなかったのだろう?
    ちょっと姉役が観たかった。

    イントロ公演、こういう試みはとても良いですね。
    異なった団体ながらも、心根の部分で繋がるような作品を
    同時に楽しめた事はとても素晴らしかったです。

  • 満足度★★★

    男性陣の力も忘れちゃいけない
    鋼鉄村松のメンバーの方はとても良かったです。

    女性の方々も良かったんですが、男性陣の頑張りにも拍手を送りました。

  • 満足度★★★★

    『ぼくの、おばさん』観劇
    病んでました。

    ネタバレBOX

    叔母と暮らす二十歳チョイ過ぎの急一のところに、20年間連絡のなかった元AV女優だった伯母が訪ねてきてからの話。

    父親の死後、拡幅工事のために土地建物を売却することになり、伯母さんの印鑑が必要になったというときに偶然訪ねてきたという設定はちょっと都合良すぎ。元AV女優という設定は必要だったのか、伯母さんにはそんなに色香が漂っている風にも見えず、急一がドギマギするのが不思議でした。

    急一は世に出る前に駄目になっていました。直前に観た劇団だるめしあん『あの子の飴玉』の、新品、中古、在庫でもない、不良在庫とも言えない製造過程で生じた不良品のようでした。みんなどうして生活できているのだろうって、バイトもできない意欲のない青年になっちゃって、それでいて売却代金は要らないと言う、どうしちゃったのでしょう。

    叔母も歳を気にして在庫から不良在庫になろうとしている、みんな病んでいました。
  • 満足度★★★★★

    『あの子の飴玉』観劇
    不良在庫は悲し

    ネタバレBOX

    元AV女優で女性のためのポルノという運動を推進している母親を持つ二人の娘と、童貞を捨てたい男たちの話。

    処女が新品ならやりまんは中古。でも中古と蔑むことなかれ、どちらも需要があって商品として世に出回っている流通品です。くすぶった男たちは在庫で、流通していないですと。当たってます。さすが坂本鈴さんと感心しました。

    在庫品は商品としていずれ出荷されます。不良在庫という言葉を使わなかった坂本さんの優しさに、不良在庫の私は心を打たれました。

    一人を残して場面転換していくスピード感は素敵でした。個性的な男優さんも印象的でした。劇団鋼鉄村松は個性的脇役の宝庫かもしれません。

    イントロデューシング公演ということで、坂本さんが影響を受けたという劇団きららの公演もこのあと観ましたが、AV女優繋がりが共通で、劇団きららの公演を観て、あるいは読んで本作品を構想したのだなと思いました。
  • 満足度★★★★

    あの子の飴玉
    艶笑系と言うよりは那須博之や金子修介が撮っていた頃のにっかつロマンポルノを想起させる「ちょっとエッチな明るい青春系」のオモムキ。
    それでいて処女の価値なども語り、イイ話でキレイにまとめて、さらに見せ方の妙案までもアリ。
    劇中のアイドルユニットを含め女優系的にも満足。
    「ソレで落とすのはズルくね?」な気がしないでもないが、王道パターンの1つだもんね。(笑)

  • 満足度★★★★

    初日(あの子の飴玉)観劇
    AV女優を母に持つ姉妹の真逆であり同じでもある苦悩。
    童貞とかヤリマンとかのワードが飛び交うので
    クスクス笑ってしまう部分が多くコメディっぽい感じですが
    人との関わりあいについて、結構共感出来る部分が多くて
    いい作品だなぁと思います。キーボードの付いた舞台も面白い
    中古論争も色々考えると面白い表現で広がりそうです。
    (H27.4.29TB完了)

  • 満足度★★★★

    ポップだがエロくはない
    全体的にはとても面白いのだが、女性ばかりが活躍していて男性陣(本屋の店長さんと関西弁の方は良かった)の活躍がないのがちょいと残念。

    特に若手の男性陣が自分の仕事はしているが作品全体に影響しないは作品としてはどうなんでしょう。

    ネタバレBOX

    ポップではあるのですが、もっと全体的にポップにして欲しかったです。特に終盤急に真面目になってしまうのは現実に引き戻されたようで。
    入り口だけではなく最後までポップにこの話を見せられたらもっといい劇団になると思います。
  • 満足度★★★★★

    「あの子の飴玉」を拝見

     フライヤーが、実に良く今作の雰囲気を表している。隋所に笑いを鏤めながらも、観客の過去の個人的体験に、どこかで必ず向き合わせるだけの内実を持った作品。お薦めである。(追記後送)おまけ:2団体の共演であるが、一つの団体を観た半券を持ってゆくと、もう一団体も割引料金で観ることができる。

  • 満足度★★★★

    あの子の飴玉
    現代日本におけるジェンダーポリティクスを会話劇として再現。このテーマにおいて、今後一つの基準となる作品だろう。まぁ笑って泣いて身にもつまされての軽快なコメディなので、身構えて観る必要はないけれど。

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