満足度★★★★
観返したくなる完成度
前情報から想像していた物語とはずいぶんと違い、すっかり騙され、すっかり楽しまされてしまった。自分が単純なだけかもしれないが、お見事。
脚本の構成がとにかくよくできていて、意表を突く展開ではあるものの、よくある「ほら!予想外だろ!びっくりしたろ!」という押しつけがましさがないのはなんででしょうかね。一番大事な「言われてみれば…」と思える要素が上手にちりばめられてるからかな、と思ってます。
登場人物が多いのが不安だったのですが、個性が強く出ていて、かつ適度にどの人物も接触させて関係を持たせてくれるのでわかりやすい。それぞれの関係性も含めて魅力的です。
タイトルの「双鱗姫」にあたる人物…達、このお二人が凄くよかったです。作中の謎の核心を隠し持たなきゃいけない難しい役どころを、キャラの魅力を損なわずに演じておられました。クライマックスの殺陣も心引き込まれてしまいます。コミカルな長台詞を流れるように語り聞かせてくれる方々など、全体的にまたいつか違う役どころも観てみたいな、という方が多かったです。
個人的には殺陣にSEがついてたら嬉しかった、というのが小さな不満でしたが、とても面白い物語を魅力的な役者さんたちが演じてくださり、目いっぱい楽しむ事ができました。
満足度★★★★
いつものやつといえばいつものやつ
ここの持ち味は120分程度で後味よくキレイにまとめる作風だと勝手に思ってたのですが若干変わってきた感じです。
今回、正味135分ほどあって少し長め、かつ結末については、そんな最後まで描くのも野暮ってもんだろと、あえて片付けない部分がすっきりしない。
ついでに例によって劇団メンバーの小泉匠久、阿部晃大の使い方がまだイマイチ。いい意味で垢抜けないと言えなくもないが…。「ポケシらしさ」と「いつものやつ」紙一重でコッチ側にきてしまっている。
いつもの、といえば女性キャストにパンチのきいた人が多く、全体に男性キャストが押され気味…。
決してつまらなくはないんだけどなぁ…基本おもしろくて観る価値があるだけにアラさがしをしてしまうとでも言うべきか。
本当に毎回しつこくて申し訳ないが、いまだにポケシを観るたびどこかに泉亜樹がいるのではないかと探してしまう。そうせずにはいられない何かが彼女にはあった。
満足度★★★★
やはり!
期待していた通り、面白いストーリーでした!
人魚姫の話は惹かれまさたし、フライヤーも、惹かれました、
シンクロするふたりの姫が良かった!殺陣も見応えあったし!
鳩が面白かったな〜(≧∇≦*)
SEが無いのが寂しかったかな💦
満足度★★★★★
ストーリーが凄く良かった
劇団初見でした。
人魚姫をモチーフにした和風ファンタジーと当日パンフに書かれていて楽しみにしていたけど、期待以上でした。
衣装が世界観にあっていて凄く良かったです。
ストーリーもボリュームも2,500円で観れるレベルじゃないです。安いから短いのかと思ったら2時間以上で長いと思ったけどストーリーがしっかりしていて飽きる事無く最後まで見入ってました。
殺陣も盛りだくさんで迫力があって良かったです。
人によってセリフが聞き取りずらい所があったのが残念でした。和泉奈々さんときむらえいこさんが凄く聞き取りやすく演技も上手かったです。
満足度★★★★★
とびっきりのファンタジー!!!
ごめんなさい、正直期待してなかったんです。
ただ、青い綺麗なチラシと「人魚姫」の言葉に釣られてお値段もお安いし、失敗してもいいかなって軽い気持ちで観にいきました。
・・・なんかね。
失礼なこと思ってた自分が本当に申し訳ない。
え?このお値段でこれ観ちゃっていいの?っていうクオリティーだった。
面白かった!
勿論台詞ちょっと聞き取りづらいなって思ったりする場面とか惜しいところもあったけど。
けどけど!
その惜しいなって感じるのは物語の吸引力がもの凄くって、面白くて面白くていつのまにかのめりこんじゃって、台詞一言も聞き漏らしたくないなって思ったから。
とにかく脚本がよく出来てたし役者さんもみんな個性豊かで良かった。
ていうか、役者さん皆よくブッ飛んだね。
というかブッ飛ばされてたね。(笑)
何だろう?随所随所なんか漫画みたいだった(いい意味で)
あと、女性の殺陣多めなことに驚いたんだけど、ファンタジー感溢れる衣装で刀振り回すって絵になりますね。
綺麗だった。
確かにモチーフは「人魚姫」。
でも「人魚姫」の域優に超えてる。
素敵なファンタジー。
始まる前「双鱗姫」の「双」ってなんだろうねって話してて。
鱗とか姫とかはまぁ人魚姫連想ワードだからわかるとして。
人間の二本足を手に入れるって感じかな?とか予想してたんだけど。
最後の最後でなるほどね!これはやられたわーって思った。
結構いい仕掛け。
お勧めです。