満足度★★★
ふわふわ感
各地の領主が治める街は、「富豪区」と「貧民区」に分かれており、それぞれを「鷹」と「雀」という鳥に比喩し、端的にいえば、羨望・対立の構図になっている。実は、もっと根深い話であろうが、公演の印象としては掘り下げが足りなかったと思う。
比喩は、貧民区の住人が書いた一冊の本...鷹は翼を大きく広げ高く飛ぶ、雀は小さな翼で高く飛べない、と貧富の差を嘆いたもの。
ストーリーはストレート、演出は特色なし、演技はキャストの力量差が見て取れる。
主張したいことは何となくわかるが、芝居としての印象が薄かった。
満足度★★★★
骨組みがしっかりしていたなぁと感想
でも肉付けとかが、まだまだ盛り付け足りないとは思ったが。
質実剛健というかシンプルイズビューティフルな感じを受けた1時間45分。
満足度★★
もう少し肩の力を抜いてみては…?
作者には申し訳ないが
会場が暑かったせいか、前半、だんだん頭が朦朧としてきた。
ほのぼのとしたシーンが続き、ほとんど記憶がないm(__)m
中盤、気づいたら女優が二人でひっぱたきあっていた。
個人的に
舞台上で役者が相手を平手打ちするのは好まない。
殴るのは演技力がものを言うが、平手打ちは痛かろうとそうでなかろうと本当に叩いていることに代わりはない。
が、このときばかりはいい刺激になった(苦笑)
ストーリー的には引き込まれる魅力的なものだったが、
男性の陣の役者の肩に力が入っているのを感じた。
表情の作り方(目の動きなど)だけでより一層世界観を表現できるようになると思う。
残念だったのは音響と音楽。
いまいち物語にあっていなかったように思うし、
そもそも音響操作の場所はあそこでなければならなかったのか?
音響操作が丸見えなのに、音のタイミングが合っていない。
良い作品が台無し。
女優陣の演技力は流石だと思った。
彼女たちの今後に期待が持てた。
作品で言いたいことはよく伝わった。
良い括り方だったと思う。
満足度★★★★
じわじわきました
他の方のコメントにもありますが、とても真面目に作られた舞台という印象でした。鷹と雀とはこういう事だったのか・・と考えさせられました。じわりじわりと惹きこまれ、じわじわと胸に響くものがありました。演技に関しては、もう少し・・という感もありましたが、役者さん達は皆、真摯に演じていたので、テーマが伝わってきました。質の高い良い舞台でした。
満足度★★★
真面目に芝居を作っているという印象
ストーリー、演出共、とても真面目に芝居を作っているという印象で好感が持てた。
脚本に関してだが、何故、貧民区の人々の暴動が起きているのか、富豪区(国)との因果関係を深く描いたほうが、より物語が惹かれるものになるように感じた。
また、笑いを取りにくるシーンは消化しきれていない感が否めず、無理に笑いを取らずとも良いのではないかと思った。
※後ろから二列目の席に座ったのだが、台詞が聞き取りにくいことが多々あり少々気になった。
満足度★★★★
小さな世界とは
最初前半は音楽などなくセリフのみで、また、舞台セットがやや単調なので、話の中に気持ちが入っていかなかった。後半からは熱の入った展開でぐんぐんと話の中に吸い込まれていったので、とても短く感じた。「鷹と雀」のタイトルから、そして、小さな世界とは・・・、このような展開・結末が待っているとは、予測もしなかった。