絶版・小動物の正しい飼育方 公演情報 絶版・小動物の正しい飼育方」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    タイニイアリスでの発条ロールシアター...不条理劇は素晴しい!
    タイニイアリスという小劇場、その舞台奥に大量のダンボール箱が積み置かれている。舞台客席側の中央にテーブルを挟んで中年男性が向かい合ってラーメンを啜っている姿から物語は始まる。夜店で買ってきた「小動物」...小さな箱で飼っていたが、段々大きな箱になることで日に日にその姿が大きくなっていることを現す。この小動物を飼うルールが飲食(餌)を与えない、抱かない、という放置しておくことだという。この何もしない、という無作為の意味するところは...

    ネタバレBOX

    夜店で売っている「ひよこ」「金魚」「カメ」などの生き物は、商品としての売り上げ回転率を上げるため、早く殺す必要がある。だからこそ、無作為の殺生としての人間のエゴが描かれる。
    本公演では、「小動物」を夜店の主人のいう方法で飼育する、律儀な男三人。今までなかった乾いた生活に何故か潤いが生じるという不思議感覚が面白い。飼育法を律儀に守る真面目さが、逆に怖い。言うが如くを信じ、自分で考えない無知蒙昧に対する警鐘...その問題提起がコミカルな演出の中にキラリと光り鋭い。
    その小動物(実は2体)は、夜中に箱から出て活動する。その活動演技は2人の女優の愛らしい演舞で表現される。最後は、積まれたダンボール箱を崩壊させて、大きな鶴が...見事な公演であった。

    今後の公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    面白かった
    サル·ネコ·カメの3人のキャラクターがとにかく面白かったです。
    ラーメンも本当に食べててびっくりしました(笑)
    楽しい時間をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    「まあ」役の方がとっても身体が柔らかくて驚きました。突然の訛りも面白くて可愛かったです。
    最後、まあに水をかけるときの紙吹雪と箱が倒れるのも面白くてよかったです。
  • 満足度★★★★★

    楽しかったです
    コメディタッチなところや、ストーリーに意外性があり、とても良かったあです。

  • 満足度★★★★★

    大人のファンタジー
     食べ物以外に金を使うなんぞ、トンデモナイ!! という中年・初老の三人組。仲間の一人が、黄金町の近くの神社に一軒だけ店開きして居たテキヤの屋台で日当を全部注ぎ込んで、小さな生き物を買って来た。毎日、インスタントラーメンしか食べていない3人にとってとてつもない金額を注ぎ込んだにも拘わらず、食べることもならず、余分な飯迄喰いかねない、ペット。だが、一目、それを見るなり他の2人も完全にイカレテしまう。余りの可愛らしさに自分達にとっての天使だと誰もが認めて仕舞わざるを得ないのである。何だか羽の痕跡迄ある。ということは、鳥? それともホントに天使? (上演中故、ここ迄、追記後送)

  • 満足度★★★

    好みが分かれそうな作品に思えたけど
    自分的にはストライクな芝居といえました。

    いろいろと突っ込みドコロなども多々あるのだが、
    そんなものを吹き飛ばすようなパワーを感じた舞台でありました。

    約90分

    (ライブ感好きな方には最前列(まぁ前2~3列は座布団席ですけど(^^;)を薦めます=自分は最前列で観劇しました)

    タイニアリスも最後ですかぁ・・・いろいろと感慨深いものですね。
    あちこち閉められてますし・・・・

    ネタバレBOX

    で大きくなった動物が最後にどうなるかが話の見所であります

    しっかしラーメンばっかり、リアルに目の前で食べ続けられるので。
    かなぁ~りラーメンが食べたくなるかもしれません(^_^;)

    登場人物もシンプルに、カメ・ネコ・サルとあだ名?で呼び合い、
    6畳一間(4畳半かなぁ実際=設定上とかは)の風呂無しWC共同の和室ボロアパートの雰囲気は良く出ていたです。

    埃っぽくなるから=すでに埃っぽいので=と使い捨てマスクの提供もされてて気配りが良ござんした(^^) <開演前ね>

    作品雰囲気は「ネオウルトラQ」みたいな感じでしょうかね
  • 満足度★★★★

    「これのどこが不条理劇なの?」
    私の「観たい」コメントに、

    演出の“則末”さんから
    【不条理劇ではあるのだけど、人によっては「これのどこが不条理劇なの?」と思うような、そんな作品です。】
    というコメントをいただきましたが、

    まさにその通りで、
    ごく普通に「面白い芝居」として、とても楽しめました。

    私の感受性が鈍いのもあるでしょうが(笑)、
    ごく普通に「面白い芝居」として仕上げられる、
    [発条ロールシアター]の実力なのでしょう。

    拍手!

    ネタバレBOX

    台詞を忘れちゃったようなシーンがいくつかあって、
    それがまた“イイ感じ”だったのですが、
    あれも演出なのかしら~???

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