期待度♪♪♪♪♪
別役さんとアリス?
別役さんの作品はいくつか観ていますが、これは初めてです。
いくつか観た中で、「マッチ売りの少女」がとても印象に残っているのですが、これも私の予想を覆す物語なのでしょうか。
とても楽しみです。
期待度♪♪♪♪♪
お茶me会
原作でお茶会に参加する資格のある者とは、”狂っている”ことだ。帽子は、素材のフェルトをなめすのに水銀が用いられていた。結果、帽子屋には、水銀による症状が出たのである。三月兎は発情期、ネムリネズミはヤマネのことで、この時間帯だと未だ寝ている。夜行性だからだ。アリスは、体が延びたり縮んだりして、アイデンティティーがぐしゃぐしゃになった後、チェシャ猫に教えられてこのパーティーを知ったのだから、無論、参加資格あり。ものの本によれば、ネムリネズミについては、当時オックスフォードには、マッドハッターという名の変わった発明家が居て、寝ている人間を跳ね上げて強制的に起こすベッドなどの珍妙な発明をしていたらしい。彼が、帽子屋のモデルだとすると、上記の事実と共に、その性格が形作られ、ネムリネズミを叩き起こそうとするというのは頷ける解釈だというのである。
まあ、こんな前提知識を持って別役作品に臨みたい。