満足度★★★★
観客それぞれの心にストーリーを生じさせる作品
重篤な症状で入院している女性を中心に据えた作品。
ストーリーを語るのではなく「観客それぞれの心にストーリーを生じさせる」的な?
その意味でダンス・パフォーマンスにも通ずると言えよう。台詞などがある分、具体的ではあるのだが。
よって「さぁ、楽しませて貰おうか」と受身で見ていてはよくワカらないのではないかしらん?
σ(^-^)は「アレはそういうことの表現か?」と想像力をめぐらせながら観て「アタマの体操」を楽しんだのだけれども。
そんな風な抽象的表現もありつて、読み解くヒントもちゃんとちりばめて(=ルールをきちんと提示して)「ワカる客にはワカる」ようにしているのが巧み。
ある意味では作家と客の「智恵競べ」かも?
なお、女性を取り巻いている「白い人」たちが何なのかを序盤で観客に悟らせる方法や終盤での「死」の表現、ラストの蓄光の淡い光などが特に印象的。
満足度★★★
本当に表現したかったのは何?
作家は敢えて分かり難く作っているのだろうが、分かられてたまるか! というのでなければ、不必要にプレシオジテを使用する必要はあるまい。そんなものは、もう、とうの昔に滅んだ。フランスで流行したのは、18世紀であるから、フランス革命を準備したものだった、などという見方をする者があるかもしれない。いずれにせよ、デモデである。
観客を混乱させる為に使われているノウハウは、終演後に明かすとして、上演中故、今回はこれまで。
満足度★★★★★
五感で楽しめました。
精神世界を描いた作品なので、難しく感じる部分はあるとは思います。
でも、アングラな作品がお好みであれば必見の作品です!!
なんといっても主演の女優さんの表情と声にインパクトがあって
観るものを惹き付けます。
更にこの作品を魅力的にしているのは彼女だけでなく、他の役者さんの演技も素晴らしいからこそ!!
会場全体が感情移入させられる、動くアート!!
五感で、肌で感じる作品!!
これぞまさしく!!
「シキサイ」
でした!!
満足度★★★★★
彩の存在
色には視覚的要素はもちろん、感情を伝える大切な要素があること
改めて感じることが出来ました。
約1時間半の公演時間で、心の温度まで揺れ動く私にとって大切な時間でした。
キャストさんとスタッフさんに心からの「ありがとう」を贈りたいです。