もっと超越した所へ。 公演情報 もっと超越した所へ。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 40件中
  • 満足度★★★★★

    おもしろい
    面白い。初見だった月刊「根本宗子」。虚構の劇団に客演されたのは拝見したことがあったが、ホンは初めて。俯瞰で物事をとらえる事が出来る方ではないかなと思った。観劇しながら、徐々にでも、一方通行ではない感情の持たせ方。

    上手いな~って。いい意味で遊んでるし、「時代」って、くくってしまうのも何か違う気持ちもあるが、90分。飽きさせない上手さにびっくりした。

    私は、観ながら自分の中で漫画のようにコマ割りをしながら

    各自の台詞を吹き出しの中でみるようなそんな感覚で観ていました。

    だから、普段演劇を観ない人もくるのかな~って思いました。

    同時進行の物語を整理しながら観ていた。

    客観的に観ながらも、「あれ?これって私にもあり得るし、やってしまう感情だな」

    と色々もやもや・・。

    ある人とこの芝居に関してやりとりしていて

    思ったのが

    10代には10代の悩み20代、30代・・・。それぞれの悩み。




    だから、それぞれ共感する層が居るので

    同年代の悩みを同年代が感じ取ればよいと思うし、

    20代の悩みを10代の子が「よく、分からないけど、なんか考えちゃう」

    と思う事もいいし。

    10代の悩みを60代が分析するのもいいし。

    ふと、自分が観てきた芝居のまた違うエリアの芝居のあり方なのかもと

    思った。




    今回は小沢道成さんの出演って事もあり、観劇に伺った。よい、座組でした。

    初見の梨木さんが素敵でした。ついつい、眼で追ってしまった。

  • 満足度★★★★

    美しき諍い男女
    個人的感想ですが、根本宗子女史はダメ男女の口喧嘩と言うか喧々囂々の諍い、ののしりあいを描かせたら右に出る者がいないと思っていますが、その良さが存分に発揮されていました。
    四者四様の論戦は見応えありましたが、結果少し胃が痛くなる。

    ネタバレBOX

    たまには、ダメじゃない男とダメ男に振り回されるバカ女が主役じゃない話も見たいかなとふと思いました。
  • 満足度★★★★

    結構好き
    ま、ラストはともかくとして(笑)

    わたおんより好きだったかな?

  • 満足度★★★★★

    力強かった
    女の子の弱い部分、強い部分、汚い部分‥全部ひっくるめて力強い舞台でした。ああ、人間ってこういう生き物だなあ‥と。舞台装置が凄く良かった。こうした、人それぞれの時間が同時に流れていてそこに偶然が存在する。恋愛って難しいけど、でも最後には全力で恋したくなる!そんな作品でした。最後のオチがまた、最高!!

  • 満足度★★★★

    醍醐味
    過去作品の上下分割や左右分割をベースにした4分割の舞台美術に、時間入れ替えなどの演出手法を確り取り込んだ上で、ラストの「超越」が効いていた。フレームをブチ壊す爽快感と相まった通常の流れでは表現できない終盤の盛り上がりが、劇場に素晴らしい一体感を生んだ。自然発生で客席から沸き起こった拍手の高揚感は、舞台芸術でしか味わえない醍醐味。

  • 満足度★★★★★

    満足!
    最後までなにが超越なんだろうと思っていましたが、あれが超越だったのですね。そこまでリアルな会話劇だったのに急にファンタジーとかSFみたいになって、普通じゃ許せないけど、なんだかわからない説得力があってラストを受け入れることができました。観終わって、長いコントだったのかな、いや確かにお芝居だったよな、と少しの葛藤はありましたが、大満足ではないけど満足です。たくさん笑わせていただきました!

    ネタバレBOX

    個人的には梨木さんと川本さんの部屋が好きでした。あの空間、梨木さんには小さかったと思いますw最初っから川本さんの半裸に心奪われてしまい、抱いて〜(>_<)って思いながら観てたのはわたしだけじゃないはず?!
    男って別れ話になると急に泣きますよね、こういうのあるある!ドン引きだよー!って思いながら観てました。
    最後にみんなダメ男の元に戻っちゃったのはちょっと残念でした。こんな男捨てて明るい未来を探そう!ってほうが前向きでよかった気がします。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった
    今回もダメ男ぷっりの描き方というか、リアルに居そうな感じに見せておき、それでいてそこまで嫌悪に感じさせないのはお見事。また女性側のダメ男の引き具合はこちらもいつもながら(笑)、ホンネはそうだよなあよあとつい思ってしまう。
    面白かった。
    しかし、終わりと見せかけて、まさかの展開はビックリしたが、さらにラスト、あれをやり切ったのはもう潔かった(笑)

  • 満足度★★★★★

    月刊根本宗子という劇団
    既に終演されており、また多くの方がコメントされているので、具体的な内容よりも全体の印象を書かせて頂きます。
    本劇団の作品は、まだ数作品しか観ておりませんが、これぞ「月刊根本宗子」というカラーが出ていた作品に思えました。
    あいかわらずのリアルな会話、計算されつくした演出、4分割された各部屋で行われる息の合った動き、それを実現させる役者陣のパフォーマンス。
    それらが合わさった圧倒的パワー溢れる舞台でした。
    改めて、根本宗子さんの脚本・演出のタレントを実感致しました。
    役者さんは、皆さん好演でしたが特に女性陣では梨木智香さん、男性陣では小沢道成さんが目を惹きました。

    皆さん大絶賛の大変楽しい舞台だったのですが、あえて辛目のコメントも少しだけ。
    上記したリアルな会話や計算されつくした演出等、流石本劇団と思いましたが、観劇後の圧倒的な満足感や衝撃は味わえなかったです。
    というのは、これらに近い舞台は以前に観ております。
    具体的には他作品で「月刊根本宗子」を既に観ているからです。
    確かに進化されており、勢いも感じる同劇団ですが、初見ではない為、
    このように感じてしまいました。(初見の衝撃が忘れなれないので。)
    勿論この作風が同劇団の特徴で、大変面白いとは思っているのですが・・・。
    大好きな劇団だからこそ、もっともっとを求めてしまいます。
    本作品のタイトル通りですね。
    もっと超越した所へ!







  • 満足度★★★★

    面白い!
    噂には良く聞いていたのでいつか観に行きたいなぁと思っていたのですが、
    ようやく観に行くことができました!
    (平日19:30開始はありがたい!)

    平日のスズナリがぎゅうぎゅうの盛況ぶり。
    若い女性のお客さんが多いですね。
    12~3分押しで開演。説明はありませんでした。

    とても面白かった!
    4組のカップルの日常を4分割セットで同時並行に描いた悲喜こもごもの物語。
    みなさん上手いからコミカルでいてリアルさもありました。
    伏線の数々、過去話とのリンク、相方シャッフル?、空間を超えた相互干渉など面白演出も好みでした。

    ネタバレBOX

    女性を女性視点で描いた作品だからかもしれませんが、
    男性側がダメ男のまま何一つ変わらなかったのが気になりました。
    あのままで「思い直してみようか?」という気になれるかな?
    別れた方が正解な気が(^^;) (特にYouTuber。顔だけで?)





    [memo]
    4つの部屋に4組のカップル。
    現在と過去の話。それぞれが元彼、元カノ。

    2015.03.14
     右上:風俗嬢と元子役の売れない役者①
     左上:女性タレントとおかま②
     右下:服飾系?の仕事をしている女性とYouTuber③
     左下:DQNカップル④

    2013.08.31
    女性はそのまま。男性が入れ替わる。
     右上:④の子供を妊娠。へたれる。
     左上:①は自分に仕事が来ないことを逆恨み。
     右下:②は何でも話せる友達でいたかったが、女性の方は男として意識。
     左下:③は束縛したがる。同窓会に行くのも渋る。

    2015.03末
     右上:エキストラなのがバレる。自分を馬鹿にしていると思い込む。
     左上:前カノと同じ
     右下:元カノからお金が振り込まれていることが発覚
     左下:子宮がんを告白。妊娠だと思っていたDQN男は安堵してしまう。

     今度もうまくいかず、一旦は男を追い出す。
     「完」 → ちょっと待って!
     自分にも至らない点はある、やり直そうと思い直す。
     時間を巻き戻して、男性陣が戻ってくる。
     TSUBAKI
  • 満足度★★★★★

    ダメ男としっかり女
    ダメ男を描いたら根本さんは本当にうまい。テンポもよく、音楽もいい。
    終わり方も楽しく思わず拍手してしまう。楽しいひと時であった。

  • 満足度★★★★

    コクーンでねもしゅー
    今回の根本さんのエンディングの演出が飛び道具的に言われてるけど、歌舞伎なんてあんなもんじゃないからね。
    空も飛ぶし、動物しゃべるし、六本木歌舞伎じゃ宇宙戦争だし…

    だから、もっとかぶけばと言い思うけどね。

    でも、コクーン歌舞伎に勝つのは大変だよ。

    さぁ、いつたどり着けるかな。

    ネタバレBOX

    てか、おぼんろの末原拓馬くんと目標が同じってところが面白い

    さて、どっちが先にコクーンで芝居打てるかな???
  • 満足度★★★★★

    サイコー
    人生初、5回も観劇させて頂きました。超ブラボー!!な舞台でした。初回はラストの超越転換にただただ大爆笑!涙が滲むほどに笑ったのいつぶりだろうか。観劇の回を重ねるごとに、それぞれのヒロインの描写に女性的目線(オッサンですけど笑)でグッと感動させられ、そしてラストでまた爆笑させられ。劇場を後にする時の爽快感、演劇のパワーすげーなと、もう根本演劇のトリコです。ほんといい舞台でした。感動と感謝です。役者さん皆さんが素晴らしかったです。特に今回の梨木さんはとんでもなく素晴らしかった。月刊根本の看板女優だね!

  • 満足度★★★★

    根本さんの持ち味がすべて出た、総花的な公演だったと思います。/約90分
    幸せを描くとか言ってたけど、その描き方にひと捻り、ふた捻り…いや、三捻りくらいあって、さすがやっぱり根本宗子っ!!と嬉しくなりました(笑)。

    ネタバレBOX

    劇の仕掛けがとても面白かった。
    「時間差スワッピング演劇」と名付けたい(爆)。

    いや、もちろん、裸もカラミもありませんが。。。
  • 満足度★★★★★

    そう超越していきましたか
    月刊「根本宗子」の舞台、初めて観たんですが。いやぁ、楽しめました。
    例えば、少女マンガ(レディースコミック?)って男でも手に取ったら意外とハマっちゃったって時、ありますよね。今回の観終わった感は、それと似た感じの面白さでした。
    登場する人たち、どこにでもいるキャラとは限らないけど「いたらきっとこんな感じだ!」って生生しさがあって。それを舞台上に書き上げる根本さんって、スゴく「人」を見て(聞いて?)いる方なんだなって思います。
    「不幸な話とか救いのない話とか」に行きそうなところで、そう超越していきましたかって展開は面白かったです。ラストシーン、あれは反則技的ですけどアリですね。

  • 満足度★★★★★

    根本さんが「だから10号はとびきりの幸せの話です。」と。
    月刊「根本宗子」第10回公演「もっと超越した所へ」を観劇。

    今年になってからようやく月刊「根本宗子」を観劇できました!
    整理券番号付(1番2番ですの!)のチケットを買っていたのですが、
    劇場につくと長蛇の列。。。。
    なんだこれ!?

    そんなこんなで入場して最前列中央部を確保。
    お芝居は、まったく異なる4部屋の女性住人たちが、
    それぞれ付き合っている彼氏とのお話が同時進行します。
    それなりに幸せそうな関係が同時進行するのですが、、、、
    その後、彼女たちの元彼の話になり、そして、、、
    おー!!!そんな仕掛けが!!??
    たしかに「超越」しましたわ!!!!
    いやあ、根本宗子の芝居はほんとうにおもしろい。
    今度のバー公演は大入りプラチナ化するだろうなあ。。。

  • 満足度★★★★★

    さらに完成度を高めたが・・・
    ダメンズに振り回されながらも献身する女子たち。この女性への賛歌は「夢も希望もなく」と同じテーマだが、2分割の交互進行から4分割の並行(に近い)進行へと進化した点とラストの鮮やかなどんでん返しがさらに完成度を高めたことを感じさせ、素晴らしい。しかしこのパターンはこれ以上の発展は難しいかも。さらに「超越」した所を目指すには新たな方向に舵を切ることが必要になると思われ、次作はますます目が離せない。

  • 満足度★★★★★

    ホールでないとキツイ
    ねもっちゃんがまたやってくれた。
    とにかく本当に面白い、・・でもこの過熱ぶりは異常かも。

    近年私が観ている同劇団公演は毎回超満員の窒息LIVEさながらの熱気にして人口密度になっている。

    *前回観劇の際、隣の立ち見客が何度もしゃがみこんだ挙句に体調不良を訴えて退場している。(せっかくの当日券であったのに・・・。)
    特にご年配の方は前半に観劇をお勧めします。私も今後はなるべくそうします。

  • 満足度★★★

    根本満載だけど
    たしかにお芝居としてレベルは高いのは事実だけど 
    一部の方も書かれてるよう みなさんの評価がここまで高いことに ちょっと違和感を感じるかな。

    ネタバレBOX

    まず 四つの部屋が現れ 同時に四人の女性が別々の部屋で生活しているという。 
    台詞が無い状態が五分くらい?続くのですが そこのシーンが長くて飽きちゃったこと。


    他の方も書かれてた気がしますが 
    まちこ(根本宗子)の部屋に初めて行った レイト(土屋シオン)が くつろいでベットにすぐ上がっちゃうのは不自然。
    レイトは セカイノオワリのフカセ君を思わせるという。
    あと レイトはファンに向けて ツイキャスをすぐのですが 
    ファンに向けて恋人の自慢ともとれる話をするのは ちょっと現実的でないのでは?


    ダメっぷりと、喧嘩のシーンが長くて ラストの見せ場にたどり着くまで ちょっとシンドカッタです。。


    全体的に感じた事は ダメな男って確かにいるし それを上手く描いてはいるけれど。
    ダメは実際 全体の2・3割だと思ってます。
    つまりほとんどはダメじゃないと感じるのです。
    ということは この作品って男性に対する偏った見方、とも見れるわけで 
    ダメんずさんとは 本来少数派であるはずのダメな人を わざわざ選んでるだけの話で。
    (もちろん 本人が幸せなら それは尊重しますけど)。
    何が言いたいかって この作品については どこか嫌な感じにも見えてしまうのですよね~。


    それは ラストの彼女たちの選択にも表れているように見えて。
    「それって幸せな選択じゃないじゃん」って感じてしまう。
    もちろん ダメな男を選ぶ人生もあるし 何も悪いことではないのだけれど、
    お芝居にすると・・・です。


    男女の関係性に『爽やかさ』とか『かわいらしさ』が感じられず
    ダメ男四人に 作り手の愛情をほとんど感じないのが 私は一番引っかかった。


    時間を戻して?4人のダメ男が戻ってくるシーン 良かったし。
    赤いドレスのラストも あれは圧巻 ☆☆
    あと 初めから終わりまで 笑いを外さないのが さすがだと思いました。 
    出てる役者さん みんな良かったけれど なかでも風俗嬢の役の方好きです。
    いっぱい良いところはありました。根本満載だった。


    岩井俊二って人の作品は 私は一度も見たことないけれど(あるかもしれないけど、どれがそうだったかわからない) 
    クドカンと根本作品は なかなか好きです。
  • 満足度★★★★★

    みてきたー!!
    初めて根本宗子さんの作演出のお芝居をみました!
    すごく引き込まれていきました!!
    おわってからは超越ってなんだろうってひたすら考えてます!

  • 満足度★★★★★

    超越した面白さとリアルさを併せ持つ演劇
     根本宗子が脚本を書き、演出し、出演しているお芝居は
    今見なきゃいけない。後からじゃ駄目なんですか?はい、駄目です。
    彼女は徹底して「今だから。私だから」(☆)書ける
    作品にこだわっているから。
    彼女が言う「今だから。私だから」書けるものとは
    どんなものなのか?評論家さんの多くは彼女の作品を
    「リアル女子演劇」と語っている。まあ、的を得ている
    言葉だと思う。今を生きる女性たちの可愛い部分だけで
    なく醜い部分も合わせ、リアルに描いているから。
    でも、まだ言葉が足りない。リアルなのは女性だけではない。
    男性もなのだ。
     
     この作品は男性側のリアル、俗に言う「ダメンズ」のリアルが
    半端無い。劇中には、4種類・4人のダメンズが登場する。
    プライドが異常に高いダメンズ、ナルシストダメンズ、
    小心者ダメンズ、相手を傷つけたくないと思えば思うほど
    傷つけてしまう、他人と深く付き合えないダメンズ。
    笑ってしまうほど「こんな奴いるいる!」と凄く納得してしまう。
    4人を一言で片付けてしまったが、各々には、
    経済力の皆無、強烈な卑屈精神など駄目っぷりが十重二十重に
    てんこ盛りされている。なのに誇張だとは思わない。
    何をやっても駄目な男って周囲に結構いるという現実を
    根本に再認識させられたからだろう。
     その4人にはそれぞれ彼女や女友達がいる。
    彼女たちは皆、しっかり者で真面目で働き者で、
    経済的に自立しているという、今時の女性だ。
    登場人物全てが根本が言う「今だから」を体現している。
    彼女たちは真剣に男の事を思い、現状の改善や将来の事について
    真面目に考えているのに、ダメンズたちはその場限りの言い訳や、
    責任回避などに明け暮れ、彼女たちの足を引っ張ってばかり。
    空回りするやりとりが、幾度となく観客の爆笑を誘う。
    当然、彼女たちはキレる。相手を傷つけたくないと思えば思うほど
    相手を傷つけてしまう男が言う感情のこもっていない奇麗事に、
    女性は泣きながら怒りをぶつける。「自分だけ良いカッコしないで」と。
    拙者、こういう事、言われた事あります(笑)。いや笑っちゃ
    いけないな、真剣に怒られたのだから。彼女たちが言う
    男たちを非難する言葉、男性の観客なら、少なくともどれか一つは
    自分にも身に覚えがあるはずだ。逆に言えば、女性の観客なら、
    そういう言葉を実際に男に浴びせた記憶があるのではないか。
    それだけ、男女問わず幅広く多くの共感を得られるという事だ。
     
     この4組の男女のお話が、文字通り「同時」進行
    するという、今までに見た事がない構成だ。これが凄く面白い!
    「どこでも観たことがないものをやり続けたい」(☆)という
    彼女の決意が見事に反映されている。
    それぞれの舞台は、主に女性の部屋。そこには、彼氏が好きな
    ファンタオレンジの空きペットボトルがたくさん入ったゴミ袋や、
    ジャニーズの顔写真が写ったウチワ、ピカチュウやキティちゃんの
    ぬいぐるみなどがあり、舞台装置のリアルさにも抜かりがない。
    それらが、根本作品の「私だから」を強烈に感じさせる。

     なぜこれほどまでにリアルなのか?出演者の小沢道成は
    根本宗子について「とにかく見てるんです。人を。(中略)
    観察力のずば抜けた人。まじビビる」(※)と述べている。
    同じく出演者の大竹沙絵子も同様の意見である。
    彼らが語る、根本のずば抜けた観察力が、彼女の作品の
    凄まじいほどのリアルを支えているのだ。
    彼女は自身の作品を「私は人を描くことで動く物語が
    多い」(※)と分析している。ストーリーが登場人物たちを
    動かしていくのではない。ずば抜けた観察力で描いた
    今を生きるリアルな人間たちが、ストーリーを動かしていくのが
    根本作品の特徴なのだ。だから、登場人物たちの発言や行動が
    自然で、それがストーリーの自然さ・リアルさ、面白さに
    繋がっている。その特徴は、このお芝居で一際際立っている。
    他の作家が書く演劇では、それらがここまで突き抜けた
    ものはなかなか見られない。
     最後の最後まで、「ありきたりなものなんていらないし、
    もっと超越した感情が私はほしい」(*)という彼女の強い
    意志に貫かれたこの作品。ラストのラストまで目が離せない。
    面白かったの一言では済まされない、それよりはるかに
    超越した感情を、観る者全てに与えた事は
    紛れもない事実だ。

    (終わり)

    ☆「ご挨拶」より抜粋
    ※パンフレットより抜粋
    *月刊「根本宗子」のブログより抜粋

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