満足度★★★★★
おもしろい
面白い。初見だった月刊「根本宗子」。虚構の劇団に客演されたのは拝見したことがあったが、ホンは初めて。俯瞰で物事をとらえる事が出来る方ではないかなと思った。観劇しながら、徐々にでも、一方通行ではない感情の持たせ方。
上手いな~って。いい意味で遊んでるし、「時代」って、くくってしまうのも何か違う気持ちもあるが、90分。飽きさせない上手さにびっくりした。
私は、観ながら自分の中で漫画のようにコマ割りをしながら
各自の台詞を吹き出しの中でみるようなそんな感覚で観ていました。
だから、普段演劇を観ない人もくるのかな~って思いました。
同時進行の物語を整理しながら観ていた。
客観的に観ながらも、「あれ?これって私にもあり得るし、やってしまう感情だな」
と色々もやもや・・。
ある人とこの芝居に関してやりとりしていて
思ったのが
10代には10代の悩み20代、30代・・・。それぞれの悩み。
だから、それぞれ共感する層が居るので
同年代の悩みを同年代が感じ取ればよいと思うし、
20代の悩みを10代の子が「よく、分からないけど、なんか考えちゃう」
と思う事もいいし。
10代の悩みを60代が分析するのもいいし。
ふと、自分が観てきた芝居のまた違うエリアの芝居のあり方なのかもと
思った。
今回は小沢道成さんの出演って事もあり、観劇に伺った。よい、座組でした。
初見の梨木さんが素敵でした。ついつい、眼で追ってしまった。