もっと超越した所へ。 公演情報 月刊「根本宗子」「もっと超越した所へ。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    根本満載だけど
    たしかにお芝居としてレベルは高いのは事実だけど 
    一部の方も書かれてるよう みなさんの評価がここまで高いことに ちょっと違和感を感じるかな。

    ネタバレBOX

    まず 四つの部屋が現れ 同時に四人の女性が別々の部屋で生活しているという。 
    台詞が無い状態が五分くらい?続くのですが そこのシーンが長くて飽きちゃったこと。


    他の方も書かれてた気がしますが 
    まちこ(根本宗子)の部屋に初めて行った レイト(土屋シオン)が くつろいでベットにすぐ上がっちゃうのは不自然。
    レイトは セカイノオワリのフカセ君を思わせるという。
    あと レイトはファンに向けて ツイキャスをすぐのですが 
    ファンに向けて恋人の自慢ともとれる話をするのは ちょっと現実的でないのでは?


    ダメっぷりと、喧嘩のシーンが長くて ラストの見せ場にたどり着くまで ちょっとシンドカッタです。。


    全体的に感じた事は ダメな男って確かにいるし それを上手く描いてはいるけれど。
    ダメは実際 全体の2・3割だと思ってます。
    つまりほとんどはダメじゃないと感じるのです。
    ということは この作品って男性に対する偏った見方、とも見れるわけで 
    ダメんずさんとは 本来少数派であるはずのダメな人を わざわざ選んでるだけの話で。
    (もちろん 本人が幸せなら それは尊重しますけど)。
    何が言いたいかって この作品については どこか嫌な感じにも見えてしまうのですよね~。


    それは ラストの彼女たちの選択にも表れているように見えて。
    「それって幸せな選択じゃないじゃん」って感じてしまう。
    もちろん ダメな男を選ぶ人生もあるし 何も悪いことではないのだけれど、
    お芝居にすると・・・です。


    男女の関係性に『爽やかさ』とか『かわいらしさ』が感じられず
    ダメ男四人に 作り手の愛情をほとんど感じないのが 私は一番引っかかった。


    時間を戻して?4人のダメ男が戻ってくるシーン 良かったし。
    赤いドレスのラストも あれは圧巻 ☆☆
    あと 初めから終わりまで 笑いを外さないのが さすがだと思いました。 
    出てる役者さん みんな良かったけれど なかでも風俗嬢の役の方好きです。
    いっぱい良いところはありました。根本満載だった。


    岩井俊二って人の作品は 私は一度も見たことないけれど(あるかもしれないけど、どれがそうだったかわからない) 
    クドカンと根本作品は なかなか好きです。

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    2015/05/16 18:14

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