満足度★★★★
コメディタッチであるが怖い
グリーンフェスタ2015参加作品であり、一般審査員としてこの作品を審査させてもらった。その関係で感想は授賞式以前には公表しなかった。
なお、この感想は審査評を「こりっち」用に一部書き直した。
第一印象は、「レイシズム」を感じさせるような公演であった。
遺伝子操作、出産前の異常認識など、「尊厳」「残酷」の思いの狭間で苦悩する姿がよく現れていた。しかし、命の尊さを命題にしている割には、殺陣で何人殺害したのだろう。芝居である以上、ある程度の観せ方があると思うが、「生命」を問う命題に対する矛盾した行動に違和感を覚えた。
この公演の見所は次の点にあるのでは…。
満足度★★★★
過去っぽく見せてるが
遺伝子操作と出生前診断の是非や福祉の問題に踏み込んだ?物語かな。ただ、そういう物語でありながら、あの設定(時代?)にしたことにより、
殺陣がででくる物語としても違和感なく見れた。面白かったーー!
満足度★★★★★
(*゚▽゚)ノ面白かったです。
(*゚▽゚)ノ凄く面白かった。この題材でこのテーマ、どうやって結び付いたのだろうか。大昔の話なのに現代の抱える問題をえぐる。それでいてとても面白かったし、泣けた。また次も期待したい。
満足度★★★
詰め込みすぎ
古代歴史においての愛憎や、命・生命の尊さを述べられているようだが、少し詰め込みすぎのように感じた。殺陣は見事であったが、何度も繰り返されているため、くどい印象を受けた。
満足度★★★★
心に突き刺さる台詞
出生前診断について本当に考えさせられた作品でした。でも重いだけではなくバッコスのアクションは健在でいつもよりもかなり多目だったと思います。三人の魔女も一人ひとりがよかったなぁ~。これから親になる夫婦やカップルに特に見てもらいたいと思いました。
満足度★★★★
無題1389(15-037)
13:00の回(雨)。12:05会場着、1Fエレベータ前で待つ(ここで整理番号券を受け取り、その番号順に入場)。12:15受付、12:30開場、最前列はミニ椅子。
こちらはしばらく観る機会(前回は「白夜王アムンゼン(2012/1@BIG TREE)」がなかったのですが、森山彩美さん(5作目)が出るので観に来ました(初めて観た「ノミの心臓(2013/5@711)」の再演が2/10から始まる)。
正面奥に段差をつけただけのシンプルな舞台(ということは動きやすいということかな)。
「古事記」を題材にしたものを観たことがありますが、本作は「いま/これから」についても語られ、面白い組み合わせだと思いました。当パンに相関図と鑑賞の手引き、終演後、受付で作品解説をいただきました。
本質的に、重くなるだろうテーマですが、そうならないよう、でも観客に考えてもらいたい「温度」に配慮されたのではないかと思いました。もっと知りたいときの参考図書は「作品解説」にありましたので。
森山さんは前回「石影さま、京都行くってよ(2014/5@B1)」の時に比べ、ずいぶん精悍な顔つきになっていました。
個人的には「3人(ひとでいいのか?)の魔女」というのが好みで(マクベスですね)、本作でもキャラクターの違いがよかったと思います。
満足度★★★★
イザナギ/イザナミの創世神話とヤマトタケルの物語、これらをよくこのテーマと繋げたなあと
※ここに書くのは現地でもらうパンフレット+ご鑑賞の手引き、
に記載されている内容です。
ご鑑賞の手引きはフライヤーの数枚後にあるので分かりにくいですが、
かならずこの2枚には目を通した方がいいです
(物語の面白さ度合いが変わります)。
演技、演出、舞台構成面には
「若さ(劇団、役者さんの年齢は知らないですが)」が
出てしまったかちょっと拙い面もあるかと。
しかし、ヤマトタケルの物語と「出生前診断」、
そこから始まる現代社会の「不幸」(あるいは違う「幸福」の形と捉える?)を
見事に物語として成立させているかと。
(ひさびさ観た演劇の中でこの「テーマ性」は重いというか重要すぎます。)
また、物語の半分近くを占める殺陣、立ち回りの数々についても
アクション上手が絡み合った場面など、見どころ多々あり。
笑いの取り方もまずまずで、見どころ(何より考えどころ)のあるお芝居でした。