満足度★★★★
コメディタッチであるが怖い
グリーンフェスタ2015参加作品であり、一般審査員としてこの作品を審査させてもらった。その関係で感想は授賞式以前には公表しなかった。
なお、この感想は審査評を「こりっち」用に一部書き直した。
第一印象は、「レイシズム」を感じさせるような公演であった。
遺伝子操作、出産前の異常認識など、「尊厳」「残酷」の思いの狭間で苦悩する姿がよく現れていた。しかし、命の尊さを命題にしている割には、殺陣で何人殺害したのだろう。芝居である以上、ある程度の観せ方があると思うが、「生命」を問う命題に対する矛盾した行動に違和感を覚えた。
この公演の見所は次の点にあるのでは…。