男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~ 公演情報 男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 40件中
  • 満足度★★★★★

    ギャグ・ハードボイルド
    観劇中にフワッと浮かんだこの見出し。あながち的外れでもないと分かったのは、カーテンコールで或る役者がYシャツを脱ぎ、中に着込んでいた物販用の劇団オリジナルTシャツを披露した時。

    なんとそこには「HARD BOILD & BOILD GAG」の文字!
    ライオン・パーマは“笑えるハードボイルド”を志向する集団だったのだ!!

    その原点回帰公演とも言うべき今作の内容は劇団Tシャツに記されたスローガンそのまんまで、随所にギャグがちりばめられた熱き物語を堪能!

    お笑い好きな私はストーリーにちょっぴり感動しながらも主にギャグに注目しつつ鑑賞したが、センスを誇ろうなどという虚栄心が微塵も感じられない本気でおバカなギャグの数々に爆笑したり失笑したり。

    …あ、でも、近づくと加齢臭のしそうな(失敬!)平均年齢高めなオイチャン達が必死にバカをやる姿が笑いと同時に少しばかりの感動を与えてくれるのもまた確固たる事実。
    いや、マジで。

    しかし、ハードボイルドとギャグって意外に相性がいいもんですね。
    ハードボイルド調の力んだ演技でギャグをかますと、緊張と弛緩のギャップがデカくて可笑しみが増す。

    上演時間はちょいと長めで約125分。

    ネタバレBOX

    タイトルが暗示する通り、一度挫折した男達が再起に向けて奮闘する物語。

    いちばん笑ったのは、いっとき売れかけたコント集団の元メンバーが現在の職業をキザな口調で勿体つけて明かすシーン。
    カラーひよこの行商をしていることがおいおい判り、これには吹いた(笑)。
  • 満足度★★★★★

    観劇の感想です.
    最初の前座の前説から、面白かったです.あの演歌歌手が...最後はあのような展開になるなんて!!
    私は初見だと思っていましたが,以前みていました。その時もつぼにはまって笑いが止まらなかったです.私に合っているのですね.最高でした!
    また次回もみたいです.

  • 満足度★★★★★

    元気になりました
    久しぶりの小劇場、寒い中行った甲斐がありました。
    ありがとうございます。

    たくさん笑って、最後はジワッと感動しました。
    最初、2時間5分と聞いた時は「長っ!」と思ったのですが、あっという間でした。全然、長く感じなかったです。

    男は(いや女でも誰でも)人生何度でも勝負できるって話。
    いま何かに行き詰っていたり、既に挫折してたり、そんな友達がいたりいなかったりの人に見てもらいたいです。元気がもらえます。

    ネタバレBOX

    太陽にほえろネタ、カラーひよこネタ、わがままカードネタ、すべてツボでした。
    クールビズの解散シーンもよかったです。
  • 満足度★★★★★

    一時間まではオツケイ。
    一時間経つくらいまでは笑ってみられていた。けれど、そこで一度時計を見てしまい。作品の終わる二時間十分程?経つまでにあと三回程時計を見てしまった。

    とはいえなんだかんだで楽しかったし楽しめた。

    ネタバレBOX

    みなさん結構歳いってるようだけど、いったい何歳で普段何してるんだろう。余計なお世話だけど少し心配になった。けれど、その年齢のおかげで皆さんとても芝居が上手で安心して見ていられた。楽しいんだろうなぁ、お芝居してることが。

    それにしてもあやさんが可愛かった。
    顔小さいなぁ。

    他の男子陣は逆に顔大きいなぁ。

    なんにしろたくさん笑った。
    楽しかった。
    よかったよかった。
  • 満足度★★★★★

    楽しませてもらいました
    劇団の道標、バイブル的作品と説明にありますが すごく演じる側の愛を感じましたね。

    ネタバレになりますかね。投げられた白いタオルにスポットライトがあたるとこ、私はいちばん グッときました。


    笑いながら グッときて たぶん心の涙腺は かなり緩んでた。

    笑わせながら 憎い機微の見せ方 堪能しました。
    でも 客席から マナーモードのバイブ着信音が 二度聴こえたことで 集中してたのが かなり旋回してしまいました。

    なんで? あんなに前説でも言ってたのに。

    私も万が一ってことあるから サイレントマナーでなく 元から電源切ってますよ(呆れ)

    劇団側のお願いは守るのが 基本の観る側のマナーではないでしょうか

  • 満足度★★★★★

    大好き!!
    大好きなライパ作品、今回も絶妙な笑いと優しい感動を存分に味わえました。大なり小なり人それぞれに挫折を味わう事って生きていると必ずありますが、前向きに生きる事の大切さを教えてくれる作品でした。今回はいつもより公演回数も多いようですが、皆さん体調に気をつけて頑張ってください応援しています!!

  • 満足度★★★★★

    安定の
    帰りのDVD販売コーナーで過去の公演を振り返ってみましたが、ライオン・パーマさんを観にきたのはこれで4回目でした。キャストさん方も、もうお馴染みの感じで。前回の、ルーシアよりは今回の方が私の好みです。いっぱい笑いました。ライオン・パーマさんの公演では、受付の方も係の方もとても感じが良いので、いつも気持ち良く観劇できます。今回もステキな公演でした。

  • 満足度★★★★★

    らしさがいいね
    くだらなさとバカらしさと楽しさと真面目さと松田優作さがごっちゃになってました。ええ、もちろんとっても楽しめました。
    途中で名前とかわからなくなってしまって。え~とこの人は誰だったっけ?とか考えたりもしました。でもそんなの大したことじゃありません。何の問題もないです。とっても楽しめましたし、元気も貰えました。ありがとうございます!

    ネタバレBOX

    最後の歌のシーンでほろりとしたかったのに、出来なかったのは。
    どうしてなんでしょう?ほろりとできるお膳立ては出来てたはずなのに。

    最後のシーンは最初のシーンと似てるけど、台詞とかちょっと違ってて、同じじゃない。ちょっとはぐらかされた感じ。そういうはぐらかしを狙ってたんですかね?

    同じシーンが再現されて、でも、観てる側には違う意味が見えてくる、みたいなのがより明確だと、観劇後の感想はもっと違ったかも。
  • 満足度★★★★★

    敗北の40年
    を歩んできた自分にとってライオンパーマは残された最後の希望なのかもしれないと思ったお芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    DVDとかも買ってみた
    毎回面白いから・・Tシャツも買えばよかったかな・・
    詳しいことは明日あたり・・(汗

  • 満足度★★★★★

    メッセージ
    ゆる〜く死にかけてる状態のような人生を送ってる私は、生きるヒントのような作品でした。ジグソーパズルのような作品。最後の1片がはまったような快感。

  • 満足度★★★★★

    負け組は気から

    どうしてだろう。


    デパートの試食コーナーで、生ハムを何度も口に運んでしまう感覚だ。

    子供騙しじゃない。彼らの「笑い」は適度なエスプリを含み、時代批判精神を保ちつつ、その場にいる観客を「勝ち組」に錯覚させる術がある。

    『男は二度死ぬ~』。人物相関図が複雑だ。ショート・ストーリーズにも思えてくる。

    若干のネタバレかもしれないが記す。
    遊園地のヒーロー・ショー出演者が「墓場」なら、ドラマ・シーンをどう喩えたらよいか。うむ。「働き盛り」だろう。

    今、汗だらけの者たちが「働き盛り」を過ぎし棺桶の幻という、この現実。しかし、『ライオン・パーマ』は そこにもメッセージを託そうとしない。

    用意するのは「笑い」だ。そして、上品で知的。この謙遜がいい。

  • 満足度★★★★★

    昭和っぽい!!
    ところが 何ともライオンパーマさんの惹かれるところなんですよね~!!
    男の絶体絶命な出来事をも 楽しく表現してくれていました。
    その一、その二も観たかったなぁ。。

  • 満足度★★★★★

    面白かった
    前説が、いきなりの小芝居から始まり、ちょっと変わった演出だなぁと。しかし、いざ本編が始まってみればそれが見事にラストに繋がっている、なんという芸の細かさ!あれが伏線で、ちゃんと収束されるとは考えられない展開だった。途中の笑いもライオンパーマらしいリズムで、思いだし笑いが出るほど。

  • 満足度★★★★

    陽はまた昇る
    適度な笑いとシリアスで語る敗者たちのワンスアゲインものは、好きな話でジャンル映画的には楽しめました。

    が、しかし・・・・はネタバレで。

    ネタバレBOX

    登場人物が、幾らなんでも多すぎです。この役とこの役で一人の設定にすれば良いのにと言うのが何人かいましたし、負けている・負けたと言う状況は一緒だけど向かう方向は、ずれてないかなと首を捻る人もいました。
    また、時間が長すぎです。人数が多く一人一人大切に描くとどうしてもそうなってしまうのでしょうがないですが、主要登場人物を少なくすれば削れたのではないかと思ってしまいました。
    あと、無理が通れば道理が引っ込む話しは嫌いじゃないですし、筋道がしっかりしようがツマラナイ話は山ほどありますし、逆に物語的には破たんしていようが面白いものも山ほどあります。が、今回の話は、無理を通して道理も引っ込めない話になってしまっていて少し歪に感じました。これも主要登場人部が多すぎが原因と思われます。
    と、ここまで苦言を書いてきましたが、終焉後のカーテンコールで役者陣の並んでの挨拶をみて、この人数を曲がりなりにも同じ方向を向かせ、粗削りではあるもののに完結させたのだから、まあ良いかとも少し思ってしまいましたね。
  • 満足度★★★★

    わがまま
    面白い。125分。

    ネタバレBOX

    落ち目な男(女)が這い上がろうとダサかっこよくキメていくハードボイルドと、いつものボイルドジョークがふんだんな二時間。体調悪かったけど、十分楽しめた。

    演技が上手いでもなく奇抜な舞台でもないけど、魅力的。
    高級クラブのシーンは笑いの連続だった。蘭ちゃん(あや)かわいいし。奥井(橋本一郎)?の、かっこよく逮捕したいは、恥ずかしながらかっこいいと思っちゃったし。

    終盤のわがままカードはやや衝撃が薄かったけども、竜崎(高崎二郎)の「俺は何度も死んだが、死んでない!」って言葉がキラリと光ってて、妙な爽快感を感じられた。
  • 満足度★★★★

    面白かったです
    ライオンパーマらしさが現れた舞台でした。ただ,今作はちょっと複数の筋が錯綜していたのかなぁ,自分的にちょっと混乱した部分がありました(近くに笑いのタイミングが周囲と違う,独り言をつぶやいてる変な男がいて集中力を削がれたせいかもしれません^^;)。もっとストレートにして,1時間40分くらいにしてくれれば嬉しいなぁと思ってもしまいます。でも,最後の展開はいつもながら良いですね。笑いと希望が溢れます。前説らしきものから結末までちゃんとつながる楽しい芝居でした。

  • 満足度★★★★

    ライオン・パーマ 初観劇。
    懐かしめなパロディ盛りだくさんで、世代的にもストライクなネタが多くて楽しめました。特に「渡鬼」と「クラブ」でのエピソードが秀逸。

    たしかに面白くはあったのだけど、正直ちょっと長いなぁと感じたので、芝居のリズムやテンポにもっと変化があっても良かったと思う。


    上演時間:125分

  • 満足度★★★★

    これは男の物語。
    今回はその三ということですが、その一、その二はどうだったんでしょ。

    もうちょっと削ってテンポよくできたところもあったかな、
    ちょっとあちこちにお話がとんでるかな?という印象もあったんですが
    ラストに向けてしっかり繋がっていってお見事、という感じでした。

    観ていて楽しい時間でしたし、本役サブ役とも楽しんで演じられてたように感じました。
    おもしろかったです。


  • 満足度★★★★

    組立て感が好き
    子供の頃、電池・モーターで動くプラモデルを作って遊んだが、その時の感覚に似ているような芝居であった。そぅ、パーツを1つ1つ組み合わせて完成させ、最後にスイッチを入れたら動き出す。設計図通りに作ったが、果たして動くのだろうか、というドキドキ感が忘れられない。

    ネタバレBOX

    本公演は家族ごとの話が一つの歯車になっており、それが絡み合い公演全体を構成していく。その一つ一つの過程が面白いと感じるか長時間公演のために整理が必要と思うか、観客によって違うだろう。自分は前者のタイプで面白く楽しめた。そして見事なループ劇に結実させた演出に感心した。パーツが段々と噛み合い、少しずつ公演全体の姿が明らかになる。その原動力がキャストの魅力的な演技であったと思う。もちろん舞台セットも手作り感があり、温かみがあった。
    文脈が逆転したが、テーマ性については、社会的教訓のような側面も描きつつも、その演出は軽妙・コミカル仕立で堅苦しくない。最後まで飽きることなく楽しめた。

    今後の公演にも期待しております。

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