満足度★★★★
主題とその変奏
音楽における「主題とその変奏」のように原作に忠実(+αあり)な前半と翻案した後半と、という構成。
後半では「得ることによって失うもの、与えることで得るもの」という原作では描かれない要素も附加して「なるほどそういうことか」と納得。
また、前半は原作の再現に加えて後半に繋がる部分が練り込んであるのがミソ。
なお、冒頭の「私(必ずしも作者自身の分身ではない)」が「幸福な〇〇(←隠れて見えない)」という本にたどり着くまでのシーンが最近観た別の芝居と同趣向だったのにビックリ。またもや「小劇場シンクロにシティ」…。
満足度★★★
残念ながら期待外れ!
照明のみの素の舞台といってもいいくらい、役者の衣装も白の簡素なもの、
舞台広すぎ、脚立にたって銅像では効果的にはイメージを膨らませられない。
役者の朗読や台詞を言う際の文の区切り方に違和感があった。
文で言えば、とんでもない所に句読点がある感じ!
満足度★★★★
伝わりました
第1部は基本的に原作とおりです。早川紗代さん目当てで観劇を決めましたので,彼女がのっけから出ていて嬉しかったです。しかも,めったに見られない服装見れました。第2部は,現代版での展開になりますが,この季節,考えさせられるところはあります。作品の意図,自分には伝わったと思います。観劇できて良かったと思える作品です。
満足度★★★★
二部だけ独立させた方が
二部構成の作品になっている。一部は比較的、オスカーワイルドの原作に近い内容であるが、二部は、本質的に主題は、繋がり乍らも、より現代的に、脱寓話というより、現実の寓意という形を取って表現されていて、遥かにインパクトがある。
タイトルで言ったことについては、自分だけではなく、たくさんの作品を観てきた方もおっしゃっていた。
満足度★★★★
ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん。
という台詞が耳に残りました。
わ~、なんか面倒な厄介事をお願いされるんだ~。
というコトがわかっているのに言うことを聞いてしまう、
ソンな小さなツバメさん(まぁ実際はそんなに小さくはない役者さんです)が可愛かったな(^^)
後半のオリジナルテイストは、ちっと怖めかなぁとか思った2時間強の話です。