スノードロップ 公演情報 スノードロップ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    後半戦観劇。オープニングに前半のダイジェスト寸劇があったりして実に親切。話の方は割と予想通りの結末でしたが、キャラがみんな個性的で、飽きずに楽しめました。

  • 満足度★★★★

    生きていくには・・4
    確かに、1~2話を観ていなくても分かるストーリーでした。重いストーリーは、個人的には好みでないのですが、役者さん達の熱演が良かったです。特に嫌な上司役、そぎたにさんの演技は本当に虫唾が走る程でした(賞賛してます)。存在感も圧倒的で、とにかく凄いと思いました。生きていくには、世渡り上手な部分がないと難しいのかな・・と、何だか複雑な気持ちになり考えさせられました。

  • 満足度★★★

    やっぱこーいう結末なのね
    8月に観た前半部分の後半公演。確かに連ドラ風で後を引いてしまい,気になって観にはいられなかったが,やっぱ,こーいう結末になってしまうのね。これも確かに連ドラ風なのかもしれない。それにしても,そじ助,怪演!凄すぎます。本人は,こーいう言い方されると嫌だろうけど,見事に虫唾の走る嫌なオヤジになりきっていました。以前はこーいうの多くいたよなぁ,殺されても仕方ないよね,って,思いっ切り感情移入させられました。あと,これ,続編なんか出したら,気になっちゃいますよね。ホント,まさに連ドラ風の公演でした。

  • 満足度★★★

    連作な分、今回の後編見た方がすっきり感高いのでは?
    とか思った2時間7分。

    各話1時間ほどの4連作です。
    う~ん実に昼メロ=海外で言うなら”ソープドラマ”って奴でしょうか?
     
    自分的には”ノーマルEND”って感じがしたです
    (まぁゲームみたいな”トゥルーEND”は作れない設定でしたが・・・・)
    そこそこ予定調和な終局を迎えたなって感じかな

    ネタバレBOX

    舞台は階段が中央にあるフロアのようなつくりです

    前説(作・演出のさいじょう女史)で作中にて喫煙シーンありと注意ありましたが、狭いといえる劇場内ではタール・ニコチンを含有してはいるが、ネオシーダーを用いるという選択も念頭に置くべきと思いました。(喫煙を嫌がる風潮の中で、わざと嫌われ役の登場人物にタバコを吸わせるというコンセプトは判りやすくてよいんですがね・・・。)

    1~2話の説明は劇中劇との設定にして、今作=3~4話になって登場するという役者さんが作品世界をつかむ為に前話のダイジェストを話すという設定でした。

    大塚ビルというのが舞台で、1階=スペースバーガー、2階=旅行会社ライフトラベルという設定です。食事などはリアルに食べてて臨場感はありました。

    #1 向日葵の回
    #2 弟切草の回
    #3 竜胆の回
    #4 スノードロップの回

    花言葉にかけて話が展開していますね

    矢野富貴子;夫と死別、一人娘が福岡の旅行代理店ライフトラベルに就職後職場での上司によるイジメで自殺したらしいが真相が不明なまま自分の生まれの関東圏に戻り大塚ビルの清掃員として職を得た。娘の日記からイジメがわかったが。生前に娘からの相談が無かったことを悔やんでいる。
    塩谷貫一;ライフトラベル営業部長・・・実はヅラ!大阪弁の豪快な性格ながら、セクハラを過剰に嫌がった福岡での部下=矢野あかりをイジメたうえに酒の上だからと暴行をはたらき自殺に追いやった張本人。だがその行為は毎夜自身を苛み、夢にあかりが出てきている。
    渡辺浩二;ライフトラベル課長、職場の部下=堀まゆかと浮気して出張といいゴマかして会っていた。
    堀慎太郎;ライフトラベル課長、海外赴任で男色の素養が目覚めてイギリスで彼氏まで出来てしまい。帰国後はネットで男を買うまでに発展してしまった。塩谷部長に最悪のタイミングでカミングアウトされてしまう可哀想なヒト。
    堀まゆか;ライフトラベル社員。職場結婚したんだが夫がイギリスの赴任後に様子がおかしくなって悩んでいる。旧姓はタカギ
    稲城啓子;スペースバーガー店員、最近売り上げが落ちてきたことで駅前などでの宅配チラシを配るコトを提案実行する。後輩の大熊君が好きだが、自身が年上ということで言い出せずにいる。
    渡辺花音(カノン);スペースバーガー新人店員、夫の浮気調査のためにファーストフードにまで働きにでる行動力溢れる女性。浮気相手にオトギリ草の写真メールを大量に送るというのも・・・・。
    大熊健介;スペースバーガーの出来の悪い店員。わりの良いバイトを探して自分のケツを売るコト(相手は堀さんでした・・・)を決断しバーガー店を辞めます。
    稲城道世;100均の店長であり啓子の妹。3年経っても仕事能率が上がらず後輩に抜かされるような駄目店員のリストラを決行した。
    榊正規;100均をクビになった現フリーターで吃音が酷い鉄道オタク。
    矢野あかり;4年前に塩谷部長に暴行され自殺した富貴子の娘。堀まゆかは会社の同期。酒の上での出来事と済まそうとした仇の部長は母が灰皿で叩いてくれました=殺したかどうかは作中不明=観客の想像でとしてました。
  • 満足度★★★★

    ザワザワ感がギラギラ感へ
    今夏(2014年8月)に上演された1話・2話と冬(12月)に上演された3話・最終話で話の方向が変わったと思うが…
    この公演も季節の変化と同じように話も変化したのだろう。スノードロップの花言葉のように「みどり人」という制作側は”愛”を持っていたが、受け手(観客)である自分の心は”いちころ”だった。

    ネタバレBOX

    1話・2話の時は、渡辺浩二(杉本秀透)の浮気に妻・花音(宮本愛美)が嫉妬し、浩二が勤める旅行会社が入っている同じビルのバーガーショップに勤め監視するような展開だった。その時は、ざわざわと粟立つような不気味な感じがした。確かに2話終盤には、今回上演に繋がる塩谷寛一(旅行会社営業部長=そぎたにそぎ助))が登場する。
    今回は1話・2話のダイジェストを今回から登場する人物が、自己紹介も兼ねて数分で復習した。
    3話・最終話…冒頭の復習は、雑居ビル清掃員の矢野富貴子(辻川幸代)の塩谷部長に対する”復讐”劇へ変わった。
    連ドラ風四話完結公演ということであったが、別々の公演としてでも十分に伝わる内容だと思う。それだけ、単独でも観させる力のある芝居だから、あえて連続にする必要がないかもしれない。
    ちなみに、それぞれの話に副題があるとは知らなかった。
    第一話(向日葵の回)、第二話(弟切草の回)、第三話(竜胆-リンドウの回)、そして最終話(スノードロップの回)というらしい。
    さすが、第一話から花言葉を並べると…「私はあなただけを見つめる」「怨み」「悲しんでいるあなたを愛す」そしてスノードロップへ。お見事でした。

    次回公演にも期待しております。
  • 満足度★★★★

    本当でした。
    一話・二話のダイジェスト版+三話・四話で2時間少しという構成で、
    ダイジェスト版のおかげで前回を観ていなくてもわかりました。

    >本当です。ちゃんと全貌がわかります。
    本当でした。

    2時間を長いと感じさせることなく、最後まで観させていただきました。

    ネタバレBOX

    「どうしてお母さんに話さなかったの」のシーンなど、
    ああ女性の作品だなーと感じるところもいくつかあり。

    部長が本当にクソ野郎でしたね。(褒め言葉)

    ビターな味わいでしたが、みんな幸せになってほしいなあ。
  • 満足度★★★

    がらりと変わる花ことばの意味
    スノードロップ、花言葉は希望。但し、誰かに送るとガラッと意味が変わる。

    ネタバレBOX

    一、二話で、この花に纏わって鬱憤を晴らそうとしていたのは、ライフトラベル課長の渡辺 浩二の妻、花音であった。然し、福岡にかつて居た部長の塩谷が、この大塚ビルの営業部長として転任して来てから、スノードロップで怨みを晴らそうとする主体が変わった。このビルで清掃の仕事をしている矢野 富貴子にである。
     三、四話は、それは何故か? が明かされてゆく主筋に様々なタイプの恋とその悩みが絡まりながら展開する。
  • 満足度★★★★★

    無題1324(14-373)
    18:30の回(晴)。18:00受付、開場。入って右に舞台、左に客席(椅子席、座布団付)。中央に階段(なぜか下手側には手すりがない)、何処かの地下…煤けたコンクリート…みたいな印象。8月の1〜2話の続(完結)編。

    18:31さいじょうさんの挨拶(上演中トイレ可、喫煙シーンあり、127分)、18:36開演〜20:45終演。

    冒頭、本作で初参加4名による1〜2話復習ダイジェスト。一方、本作には出なかった人物については当パンに「その後…」として記載。

    やはり、そぎたにさん…怪演。出てくれば舞台の半分以上を占領しそうな存在感。対抗するは辻川さん、大きさは半分くらいでも、背負っているものの重さは計り知れない。

    ネタバレBOX

    偶然、「ワタミの過労自殺(中澤誠/皆川剛 著 岩波書店刊)」を読み始めたところで、入社2ケ月、26歳の女性が飛び降り自殺をしたことを扱っています。

    体が痛いです
    体が辛いです
    気持ちが沈みます
    早く動けません
    どうか助けて下さい
    誰か助けて下さい

    手帳にはこう書いてあったそうです。
    ご両親が読んだのは亡くなった後のこと。

    本作を観ながら、想わずにはいられませんでした。
  • 満足度★★★★

    「スノードロップ」の花言葉・・・
    “連ドラ風四話完結公演”の『スノードロップ』<第三話と最終話>というもの。

    本公演の構成は、
    ・第一話(向日葵の回)、第二話(弟切草の回)の復習ダイジェスト
    ・大三話(竜胆の回)
    ・最終話(スノードロップの回)
    となっており、

    前回<第一話と第二話>の公演を観ていない人も楽しめると謳っていたが、
    “復習ダイジェスト”が解りやすく、確かに楽しめる内容になっており、
    まさしく、“連ドラ”を観てるが如くであった。

    役者たちの好演によってストーリーがより魅力的なものになった。

    その中で光ったのが、ライフトラベル営業部長“塩谷貫一”を演じた“そぎたにそぎ助”。

    大阪出身とのことで、関西弁はもちろん本物だが、
    “虫唾が走る、超~嫌な奴”を見事に演じていた。

    『花言葉』って、色々あるんですね・・・

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