スノードロップ 公演情報 みどり人「スノードロップ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ザワザワ感がギラギラ感へ
    今夏(2014年8月)に上演された1話・2話と冬(12月)に上演された3話・最終話で話の方向が変わったと思うが…
    この公演も季節の変化と同じように話も変化したのだろう。スノードロップの花言葉のように「みどり人」という制作側は”愛”を持っていたが、受け手(観客)である自分の心は”いちころ”だった。

    ネタバレBOX

    1話・2話の時は、渡辺浩二(杉本秀透)の浮気に妻・花音(宮本愛美)が嫉妬し、浩二が勤める旅行会社が入っている同じビルのバーガーショップに勤め監視するような展開だった。その時は、ざわざわと粟立つような不気味な感じがした。確かに2話終盤には、今回上演に繋がる塩谷寛一(旅行会社営業部長=そぎたにそぎ助))が登場する。
    今回は1話・2話のダイジェストを今回から登場する人物が、自己紹介も兼ねて数分で復習した。
    3話・最終話…冒頭の復習は、雑居ビル清掃員の矢野富貴子(辻川幸代)の塩谷部長に対する”復讐”劇へ変わった。
    連ドラ風四話完結公演ということであったが、別々の公演としてでも十分に伝わる内容だと思う。それだけ、単独でも観させる力のある芝居だから、あえて連続にする必要がないかもしれない。
    ちなみに、それぞれの話に副題があるとは知らなかった。
    第一話(向日葵の回)、第二話(弟切草の回)、第三話(竜胆-リンドウの回)、そして最終話(スノードロップの回)というらしい。
    さすが、第一話から花言葉を並べると…「私はあなただけを見つめる」「怨み」「悲しんでいるあなたを愛す」そしてスノードロップへ。お見事でした。

    次回公演にも期待しております。

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    2014/12/10 18:37

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