満足度★★★
爆発することが社会と繋がらなければ弱い
民衆が武装していないこの植民地では、爆弾と言っても手製か精々がプラスチック爆弾止まりだろうし、実際の爆弾の出てくる話だとは思っていなかったので、ほぼ予想通りの内容であった。だったら、もっと爆縮のコンセプトでも使えば面白くなったであろうに。覚醒することが、残酷なことであるのは、無論、覚醒している本人にとっての話であるのは、当たり前なので、その悲惨を悲惨として更に強烈に描くのに、爆縮概念は適当だと思うのだ。
満足度★★★
坦々と…
進展する普通の恋愛劇だった。
自分の中に爆弾は膨らんでこなかった。黒い風船という比喩爆弾は膨らませた大きさは変わらないのだろうか。私(めぐる=女子高生)にくれたときから、20歳代前半までの状況の変化に応じた爆弾のあり様は…
旗揚げ公演で爆弾とくれば、もっと刺激的な内容かと思ったが、誰もが澱のように沈澱させる嫌な気持ち。その爆発する限界点の描き方が弱かったようだ。もっと良い子が内に溜め込んでいく様をデフォルメして表現してもよかった。
満足度★★★★
好印象
期待以上によかったです。勝手に粘液質な話かなーと想像していましたが、シンプルでわかりやすく、シンパシーを感じました。もっと楽に生きられればいいんですけど。
満足度★★★★★
無題1296(14-345)
20:00の回(曇)。19:33受付、開場、初日です。
舞台は先日の「公開通し稽古」とほぼ同じ、座席が増え、字幕が映るようになっていて、上手手前に帽子と白いマスク、19:59(前説)、20:03開演~21:33終演。
衣装、照明、字幕が加わってわかりやすくなったこと、逆に、省かれてしまったことや印象が変わったことなど、とても興味深い体験でした(通し稽古の3日後の観劇)。評価は稽古との比較も含めて。
【公開通し稽古】無題1294(14-343)
19:30の回(晴)、19:15受付、開場。今夜は「公開通し稽古(無料&台本付)」でした。
20人強のお客さん、「※衣装・小道具・音響・照明を着用、使用しない状態での上演」ということで舞台には椅子やテーブルに見立てた台があるくらい。
その素っ気なさは、ほぼ同じレイアウトで行われた「ツヤマジケン」に似ています。その時観た西山さん、駒沢ではデコトラに乗って暴れていた田中さん。
19:30佐々木さんの挨拶、19:32開演~20:58終演。
稽古なので評価は控えます。「対自核(名訳)」というアルバムタイトルがあり、そんな印象を受けました。
いくつかのエピソードが組まれていますが、全体の構成がややわかりにくかったように感じました(衣装や照明でわかりやすくなるのかも)。
登場人物の心情に共感できないところがあるのは個人的なこととして、ピエロの視線の先にある(いる)のは何(誰)だったのか。どうやって風船は膨らみ、最後はどうなるのか。