満足度★★★★
劇場でない場所。
予定が押して少し遅れて伺いました。ごきげんようの警備員さんはステキである。
女子大生たちの演劇部についての話で、女子だけの集まりでありそうな会話。演繹からの結論も良くは理解できていない。単純に以前自分が出演した会場の入口を舞台にし、多方向からの出ハケや、構造を使った演出が面白いなと思いました。
満足度★★★★
アリスの立体捏造
今回も、昨年の「女子大生100年日記」で演出を担当した3人の演出家の1人、横田 修氏が演出を担当。ルイスキャロル原作のデタラメを、立体的に捏造することを目指して作劇されている。
チケットがユニークだ。ビー玉かおはじき、どちらかを選ぶことができる。詩的でお洒落ではないか?
物語は大学の演劇研究会を中心に展開するが、無論、ここには、アリスの不思議な世界が、仕込まれている。現在、劇研は2つの派閥に分かれている。アリス派とりんりん派だ。とはいえ状況に応じて、適宜協同もしてはいる。最上級生は、もう直ぐ卒業してしまう。次期部長(テッペン)の座をを目指して切磋琢磨する下級生たちだが、本命はアリスの妹だ、という通常の物語の流れが一つ。
だが、本作で注目すべき点は、他にある。一旦、キャロルの論理を解体した後で、再構成してあるのだ。それは、時間の不可逆性を廃し、時間の不可逆性に干渉することである。ではそれは、具体的には、どう行われているのか?(追記後送)