満足度★★★★
SFE、FSE
時間堂さんは2009年に劇団化されたときから拝見しており、「すごいふつうの演劇、ふつうのすごい演劇」との触れ込みで優しい時間を過ごさせてくれる貴重な劇団でした。昨今は時間堂流古典演劇とも言える重厚で難解なお芝居が多くなってきたように思い、それはそれで見応えがあって面白かったのですが、今回その「優しい時間」がふっと戻ってきた気がしました。狭いスタジオで、周囲を取り囲んだ役者さん達による優しい効果音・・・それを聞いているだけでも温かな気持ちになれます。そして今回はお馴染みの役者さん達に加え、若い方々のフレッシュ感が新鮮でした。中でも、他劇団にて脇役で拝見していた田嶋真弓さんの力量があまりに大きいので驚きました。全国ツアーでも素敵な時間が流れますように。
満足度★★★★★
無題1271(14-320)
11:00の回(雨/曇)。10:20会場着、受付(整理券あり)、10:30開場。
入ると...人がたくさんいました。此処は「オープニングイベント(2014/6)」にも来ているので2回目です。客席は対面...入り口からみて奥が椅子+ベンチ、手前ベンチの各2列。
物販、飲み物あり。中央床に白衣...ピアノ(おもちゃ)、縦笛...天井から対角線上に電球。10:59前説、11:05「やろう」という声で開演~12:40終演。
1963年、昭和38年..「日本で初めて原子力による発電が始まった」年と二つの「今」が、科学者、教師、政治家、親族たちからみた、衝突し、分裂し、融合する人の世界として描かれていました。
核分裂シーンの見せ方が面白く、それぞれの主張(立場)も分かりやすいのでよ~く聞いてみようという気持ちになります。
11月の「ミニシアター1010」では4面客席になるのでしょうか、また観たいと思います(十色庵の手作り感がどう変わるのか)。
終演後台本を購入しましたが、ネタバレなしで観るのがよいと思います。
菅野さん「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」、阿波屋さん「; mo0ment(2014/8@楽間)」、中谷さん「寄り添い支える(2014/5@絵空箱)」..ここには@仙台の阿部さんも出ていらっしゃいました。
満足度★★★★★
お見事!
toiroan十色庵にて観劇。十色庵,わかりにくい場所にあるけど,ちんまりしていて役者さんが近い,とても良い空間。土足厳禁のため靴を脱いで入場,舞台?には特別なセットはなく,役者さんたちは楽屋がないのか?舞台上に集合,開演まで各自適当に過ごしている。手前側最前列に着席。奥の背もたれのある椅子の方が良かったか?たまに役者さんと眼が合い,素の状態であるため,ちょっと照れる^^; 芝居の内容については,これはもうお見事としか言いようがない。深いぞこれは。見応えあるし,後にも引く,振り返るたびに考えてしまう。好みの芝居。自分的には絶対おススメの一作。