AMMP[aemp] 公演情報 AMMP[aemp]」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    近未来の恋
    高性能アンドロイドが人格を持ち、人間と同じような感情を持つようになった時代と場所を描いた近未来という設定だ。但し、今作が書かれたのは2006年、この時点での設定は2014年であったが、世界のロボット工学は、未だ此処まで発達していない。(追記2014.11.26)

    ネタバレBOX

     
     何れにせよ、今作で描かれたようなアンドロイドが作られるのは、そう遠い将来ではあるまい。プロトタイプが出来てしまえば、その後の発達は半端なものでは無いハズだ。従って今作に描かれたようなことは、現実化する時の為に考えておかなければならない問題だと考える。
     人格を持ったアンドロイドと人間の関係をどうするかという問題を、一つのロールプレイングゲームとしても考えられる“愛”の問題として再提起したのが、後半部である。研究助手を務めているアンドロイドが、開発者に恋してしまった。これだけなら、ありきたりで陳腐な展開になっただろうが、アメリカ映画でもブロードウェイでも、愛は金科玉条の如く表現され、他の多くの問題点を覆い隠す愚衆操作に使用されている。おまけに、最近は殊にその傾向が露骨で食傷気味だ。
      が、今作の愛の形は、無論、純愛である。その純愛を詩人の夢見る形“愛して死ぬ”という完全形で表現している点で爽やかだ。くだらないプロパガンダが無いのである。
     舞台美術、演出、演技も質の高いものであった。この劇団、今後が楽しみだ。
  • 満足度★★★★

    観ると、優しくなれる
    僕らは日常で、疲れて、ひねくれてしまっている。これは、ピュアで優しいアンドロイドの、切なく儚いラブストーリー。若さの溢れる脚本と、まっすぐで素敵な役者達の素直な演技に、心を洗われに行きたい。

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