満足度★★★★★
絶妙なキャスティング
キャスティングの時点で公演の成功は決まっていた。
若い役者達は熱があり、ベテランが支える。
ベテランと言っても番長だけだが(笑)
素晴らしい脚本と演出が出来る人物だと知っていたが、役者としても一級品で貴重な人材と感じた。
満足度★★★★
清々しい
舞台は大阪の食堂…、上手は食堂内、下手は近所の空き地にベンチという二分割セットである。よく作り込んでいたように思う。
現在と過去が交錯しながら23年間という長い年月の純愛「片恋」を描いた話。淡々とした高校生活にスパイスを利かせるため、不良を登場させドタバタ・コミカル風にしたり、別のカップルを盛り込んだりの工夫を凝らしている。それでも何の変哲もない生活を芝居にするのは結構難しく、観せるには役者の相当な演技力が必要になってくる。客演している井保三兎サン、藤桃子サンはさすがに安定感があったが、個人的には、為近あんなサンに注目した。彼女はルドビコ女学院シリーズ(開校前公演も含め)3回拝見している。同シリーズは等身大の女子高生役だが、今回は多少訳ありの役どころ…、成長著しいと思う(偉そうにすみません)。
また、音楽は昭和の時代に流行した歌謡曲…懐かしく聞き入った。
最後にキャスト紹介の件。人物映像・スーパーは下手奥の白壁と思しき所へ映写していたが、上手側からは見にくいので、工夫が必要であった。
芝居はとても心温まる好公演であった。今後にも期待しております。
満足度★★★★
10月23日(木) 19時たぬきプロ開演
個人的には惹かれた理由がもう少し折り込まれると、最後がもっと盛り上がるかと思いましたが、十分楽しめました。
満足度★★★★★
きつね
青春の1ページと現在を交互に綴り、終盤にその関係性が明らかになる構成、ストーリー展開共々見事でした。女子高生二人の描写が特に良かったです。
満足度★★★★
まるで自分の事のように学生時代の懐かしさを感じる作品
場面と場面との背景的なつながりを
少しずつ少しずつ明かしていく事で
観客に「推理」する楽しみも与えつつ、
物語の中心は(自分には懐かしすぎる)
「(会話のネタにすらつまってしまう)初々しすぎる恋」。
年齢的にもど真ん中を攻められたので、観劇しつつ、
つい自分の昔を妄想したりと頭の中はフル回転、
でも優しさに満ちた(不良もいるけど)登場人物達の物語に
「せめてその終わりが幸せでありますように」
と祈らずにはいられませんでした。
よしざわくんの一途さに涙です・・・
満足度★★★★★
気付いたら泣いてた。
ざっくりとした話だったけど、疑問もたくさんあったけど、気付いたときにはとにかく泣いてた。
けれど結局そういう芝居がいい芝居だと思った。
最低限の情報と役者の力量、そして良質なストーリー、それだけでいい。
うまい肉と塩、コショウだけあればいい。
そんな感じだ。
満足度★★★★★
純愛
とても素敵なお話でした。一途な想い、自分への区切り、じっと時を待つ二人。今は聞かれなくなった“純愛”、こういうことなんでしょうね。電話の声だけでも表情がイキイキしていた藤さん、カーテンコールで眼が潤んでいた伊保さん、お二人ともさすがの演技でした。若手も頑張っていたと思います・・・・・・・・と、褒め言葉だけで終わりたいところですが、オープニングの映像、明らかに入りのタイミング、ずれてました。というか、この舞台に映像必要だったのでしょうか?仮に出演者紹介を兼ねてとするなら、あんな小さい画面ではなく、舞台前面にスクリーン張ってしまえば良かったのにと思います。観づらいし、必要性をあまり感じなかったのは私だけでしょうか?舞台の使い方ももう少し考え方があったのでは?とはいえ話の内容としては★五つとしたいと思います。
満足度★★★★★
たぬきの回公開ゲネを観劇
1980年代の高校生を若手俳優たちが熱演。中でも不良役の二人が面白くてかわいかったです。井保さんと藤さんもさすがの演技でいい味だしてました。劇中の音楽や会話の中に出てくる映画のタイトルが懐かしかったなぁ。心温まるストーリでした。上演時間約90分。