満足度★★
童心回帰ダークファンタジー?
前々作テンポも内容も良かったので再度訪問・・
終演後、前々作のDVDを買って前回短編2作を見た事を思い出すも・・1作目が全く記憶に無い・・今回はその1作品目の方の”作/演出”で御自身2作品目(初の長編)・・劇団さんの方針もあるのでしょう・・長い目で・・客演さんを含め個性豊かな役者さんが揃っているので、今後期待の持てる劇団さんです。次回は”西尾武さん”の作/演出作で・・。。
【前々回の公演】
「ぴかぴか:ー」「非リア王:☆4」
満足度★★★★
これが若さか・・・
ものすごく手作り感溢れる演劇でした。役者兼大道具係的な進行が面白い(笑)
本筋の中身については、荒削りながらどの登場人物からも魂の叫びともいえる熱いメッセージが感じられ、相反しながらも、双方の言い分が納得できる共存の仕方をしていました。
正直、普通なら救いようの無いシチュエーションですが、最後になんだか幸せな気分になれるのは、全ての登場人物が包み隠さず本音をぶつけることができて、望みは両立しないものの、皆がそれを受け入れられたからでしょうか。
良い意味で若さが感じられる作品でした。
満足度★★★★★
小学生の自分と、大人になった自分との葛藤
大人になって見えてくるもの、こどもの心にしか響かないこと。
10年前を振り返ると、あの時こうすればとか、あれはどうなっただろうとか、
いろいろな謎解きと大切なものたちへの思いが交錯して、110分があっと言う間に過ぎました。
観客の大半は十代の高校生からせいぜい三十代までの雰囲気。
若いみなさんが熱い視線にふさわしテンポのよい展開ですが、
還暦世代が眺めても共感できる物語りでおもしろかったです。
こどもの頃を振り返る普遍性のあるテーマということだけでなく、
役者のみなさんの個性と熱演に惹き込まれました。