満足度★★★★
スローテンポ
ゆったりと流れる時間がこの舞台の魅力なのかもしれませんが、若干冗長に感じました。
皆魅力的な登場人物の中でも、家賃をずっと滞納されながらも、おせっかい焼かずにいられない瀬戸山夫妻がとても良い味出してるように感じました。
満足度★★★
期待はずれ
奥に人はいないはずなのにぎしぎし聞こえたり柱時計の表面が曇ってて時間がよく分からなかったりたばこがやたらうそっぽかったり食事の仕方が不自然だったり、内容とはあまり関係のないどうでもいいことが気になった。
満足度★★★★★
説得力あり!
たんたんと、日常生活を描きますが、とにかく落ち着いてゆったりと観れるんです。演出の良いところはさて置きまして、日常生活ってこんなに楽なんだと、感じました。設定は昭和っぽいんですが、日本の普通の生活ってこんなに豊かなんだ(時間の流れが...)って思いました。日曜日の昼下がりに観たのも良かったのかな?小演劇セットではあまり見ないようなぜいたくな(そうでもないかな?)雪見障子とか、舞台上の小道具とかもステキ!(冒頭のツメきりは毎日切って、尽きないのかしら?とかちょっと(勝手に))心配(笑)。いや観ればわかる話。次回も期待です。
満足度★★★★★
互いの愛おしむ姿にいろいろ思う
20年前の戯曲だが、作品を見るのは今回が初めて。
夫婦2人暮らしの日常生活。日々の積み重ねで月日が経つだけ、奇抜な事が起こるわけではない。暮らしていくうちに自然に生まれ身についた生活動線、毎日の食事や生活音、何気ない間、等々、わかりやすい分、見終わった後はそれらがダイレクトに響く。
何年か後に来るであろう自分の夫婦環境を重ね合わせている自分がいて、いつしか、さめざめと涙が溢れていた。
縁側で爪切ってるだけなのに、それで話を見せるなんて向田邦子作品以来かも。
良か舞台でした。
約110分。
満足度★★★★★
淡々とした静かな舞台
『海と日傘』初日を観劇に、シアター風姿花伝に伺いました。松本さんの舞台は、9月の『無意味な花園』以来、シアター風姿花伝は『シャワー』以来です。立派な舞台装置(畳とチャブ台がとてもいいです)ですが、最前列は、殆ど舞台と接触状態でした。物語は、晩夏のある日、主人公の妻が病に倒れて、医者に余命3ヶ月を宣されるとことから始まります。その後は、主人公の夫婦と隣りの大家さん夫婦、夫(作家)担当の編集者との間の坦々とした静かな会話劇(長崎弁がとても心地よいです)で進みます。でも、妻の最後のセリフや、妻の葬式から戻り、一人で食事をする夫の涙は、全編が実に静かな展開だった為、一層感情が揺さぶらる舞台でした。
満足度★★★★
やっぱり、いい本だよなぁ。
2年前のSPIRAL MOON版以来の「海と日傘」。開演してすぐにラストシーンが思い出され、あのわけあり夫婦をずっと切なく見守る。