海と日傘 公演情報 海と日傘」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    みてきた
    上質なお芝居という感じでよかったです。
    淡々と進みますが、行間を想像させてくれます。
    次はなすのさん出番を増やしてください。

  • 満足度★★★★

    スローテンポ
    ゆったりと流れる時間がこの舞台の魅力なのかもしれませんが、若干冗長に感じました。
    皆魅力的な登場人物の中でも、家賃をずっと滞納されながらも、おせっかい焼かずにいられない瀬戸山夫妻がとても良い味出してるように感じました。

  • 満足度★★★

    期待はずれ
    奥に人はいないはずなのにぎしぎし聞こえたり柱時計の表面が曇ってて時間がよく分からなかったりたばこがやたらうそっぽかったり食事の仕方が不自然だったり、内容とはあまり関係のないどうでもいいことが気になった。

    ネタバレBOX

    岸田賞受賞作であり何度も上演されていることから前々から観たいと思ってた作品。観終わった第一の感想は全編九州の方言じゃなかったら賞は獲れなかったろうということ。最初の方で持病があるらしい人物が倒れた際、救急車を呼ばなかったことにたとえ時代が幾らか古い設定だとしても掛かりつけの医者がいたとしても電話があるのならあそこは119番だろうと違和を覚えた。呼んだ医者に余命3か月を言わせたことで(不本意ながら)納得したが触診程度で余命が分かるものかとの疑問も伴う。このくだりが安直このうえない。大家夫婦と編集者が焼香するシーンはただ退屈なだけ(何の感慨も起きず)。ラストで雪が降らなかったがそれが今回の演出上のことなのか脚本に(実際には雪は降っていない)とあるのかが不明な部分で、もし前者ならやはりあそこは雪を降らせるべきっだった。降らせてほしかった。
  • 満足度★★★★★

    説得力あり!
    たんたんと、日常生活を描きますが、とにかく落ち着いてゆったりと観れるんです。演出の良いところはさて置きまして、日常生活ってこんなに楽なんだと、感じました。設定は昭和っぽいんですが、日本の普通の生活ってこんなに豊かなんだ(時間の流れが...)って思いました。日曜日の昼下がりに観たのも良かったのかな?小演劇セットではあまり見ないようなぜいたくな(そうでもないかな?)雪見障子とか、舞台上の小道具とかもステキ!(冒頭のツメきりは毎日切って、尽きないのかしら?とかちょっと(勝手に))心配(笑)。いや観ればわかる話。次回も期待です。

  • 満足度★★★★★

    互いの愛おしむ姿にいろいろ思う
    20年前の戯曲だが、作品を見るのは今回が初めて。
    夫婦2人暮らしの日常生活。日々の積み重ねで月日が経つだけ、奇抜な事が起こるわけではない。暮らしていくうちに自然に生まれ身についた生活動線、毎日の食事や生活音、何気ない間、等々、わかりやすい分、見終わった後はそれらがダイレクトに響く。
    何年か後に来るであろう自分の夫婦環境を重ね合わせている自分がいて、いつしか、さめざめと涙が溢れていた。
    縁側で爪切ってるだけなのに、それで話を見せるなんて向田邦子作品以来かも。
    良か舞台でした。
    約110分。

    ネタバレBOX

    元々、長崎が舞台。話の中では言及しなかったが(なくても別に構わないが)時代的に直子さんは原爆の犠牲者だったのだろうか。夫婦2人とも生まれ育った地ではない場所に根を下ろし、つつましく2人で暮らし、また隣近所の好(よしみ)で世話を焼く母屋の大家夫婦。
    作家らしいが、まだそれで生活できるほどの余裕はない夫。そんな夫を支える妻。
    静かに冷静に自分を見ている妻、同性として接している時の妻、どこかで全てを悟っているとわかるのか、言葉にしなくてもわかる夫婦の以心伝心が舞台上からヒタヒタと伝わってくる。
    妻の年下看護婦への夫の気遣いの仕方と、浮気相手と思しき女性編集者への接し方、平常心を装っているのか無表情ながら目元に現れる物言わぬ嫉妬、嫌悪や複雑さ。交差した取り乱し方。女として、各々が目の当たりにした妻の覚悟に、また切なく胸が締め付けられそうになった。
    夫が話しかけた時、それが独り言になってしまった瞬間の悲しさにまたもらい泣きしてしまった。
    虹の端に立つ妻の横顔はとても綺麗だった。

    とても日本的な話ではあるが、ヨーロッパあたりでも通用しそうな話だなと思った、素人考えだけど。日本で海外戯曲が上演出来るなら、この座組を逆輸入して上演したっていいじゃないw なーんちって。
    有名戯曲のため、今後も別の団体が舞台化することもあると思うけど、初見で見た舞台はとても良い舞台だった、別団体の公演を見るときはやや厳しめに見ることになるかもw。
  • 満足度★★★★★

    淡々とした静かな舞台
    『海と日傘』初日を観劇に、シアター風姿花伝に伺いました。松本さんの舞台は、9月の『無意味な花園』以来、シアター風姿花伝は『シャワー』以来です。立派な舞台装置(畳とチャブ台がとてもいいです)ですが、最前列は、殆ど舞台と接触状態でした。物語は、晩夏のある日、主人公の妻が病に倒れて、医者に余命3ヶ月を宣されるとことから始まります。その後は、主人公の夫婦と隣りの大家さん夫婦、夫(作家)担当の編集者との間の坦々とした静かな会話劇(長崎弁がとても心地よいです)で進みます。でも、妻の最後のセリフや、妻の葬式から戻り、一人で食事をする夫の涙は、全編が実に静かな展開だった為、一層感情が揺さぶらる舞台でした。

  • 満足度★★★★

    やっぱり、いい本だよなぁ。
    2年前のSPIRAL MOON版以来の「海と日傘」。開演してすぐにラストシーンが思い出され、あのわけあり夫婦をずっと切なく見守る。

このページのQRコードです。

拡大