アムステルダムの朝は早い 公演情報 アムステルダムの朝は早い」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    ニューアムステルダムの夜は遅い
    面白かった。
    観客に預けすぎな気がしました。女性の方の背景描写が少ないように感じました。

  • 満足度★★★

    よかった
    社会派ドラマだった。演出がよかった。

  • 満足度★★★★

    初見!
    観ていてこんな感じで心折れていくんだあと。己と向き合いながらも、何処かで世の中の所為他人の所為と逃げても失う代償は大きい。

  • 満足度★★★★

    興味深い
    留置場と拘置所の違いは漠然とわかっていたつもりだが、その施設の間には行政管轄の違いだけではなく、もっと大きな違いがあるようだ。学生の時、民事訴訟法、刑事訴訟法という講義があったが、民訴=眠訴、刑訴にいたっては履修したかも忘れてしまっている。しかし、この公演を観て”驚訴“または”恐訴“した思いだ。
    さて、人間「魔が差す」ことはあるだろう。この公演は、普通に生活していた人間の透けた間が生んだ、取り返しのつかない話。そして「真が射す」こともなく、現代日本における法・制度の悪弊、しかし、そこでは常識や道理が通じない恐怖がよく描かれていた。
    たぶん、細かい齟齬はあると思うが、先に記載した法制度、行政という枠構造への鋭い批判、一方、自己の曖昧な感覚に基づく道徳感や正義感は、法という枠内では意味を持たない。正義とは、その基準は何か(国によって違う)という主人公の叫びは考えさせられる。とても興味深い公演だった。
    最後に、総じて若いキャストだが熱演で見せてくれた。
    この公演は、劇団”半開き“以上の“八分開き”で、今後の公演が楽しみである。

  • 満足度★★★★

    拘置所19番の科白
     作家も自嘲気味に述べている通り、凶悪犯の話でも、死刑囚の話でもなく、軽犯罪の初犯の話であるから、ここ迄演劇的に要求すること自体ナンセンスと言われかねないが、矢張り、これだけ多くの新作が作られ、上演されて、そのうちのある程度の作品は拝見している身として言わせて頂いている。

    ネタバレBOX

     要は、「女は愛されてナンボ」という拘置所19番の科白に象徴されてしまうのか? ということである。ケツを捲るというのは、この程度のことか? というのを問いたいのである。無論、現実にどうのこうのというより、見沢 知廉が獄中で受けた辱め(独房での糞尿垂れ流し放置や鉄条網上での正座等々)のようなことを敢えてミックスしてしまっても良いのではないかと考える。というのも、正確に日本の留置、拘置制度を書きたいのであればドキュメンタリーなどの方が鮮明に批判ができようし、アメリカとの比較もより客観的に出来るであろうからである。要は作家が何を描きたいかなのであるが。
    日本の人権を無視した司法制度を効果的に描きたいのであれば、自分の挙げたような例をミックスするのもありかとは思う。まあ、司法からのクレームのことも考えなければならないから難しさはあるだろうが。演劇的には、よりエッジの効いた作品になるとは思う。
     自分はこのようなポジションなので、小じんまり纏まり過ぎているという印象を持った。
     どだい、アメ公にちゃちゃ入れられりゃ何が何でも従うチンケなオカマ野郎が、最高裁判所裁判官である。こんな茶番がまかり通る「国」の法なんぞにどれほどの意味・権威があるものか? 茶番に過ぎまい。官僚機構が冷たいのは、この茶番を隠さなければならないからであろう。一方、マッポが、ある意味、人間的なのは、彼らの職務がもともと、甲賀の下人に担われる類のものであったからではないのか? 忍びのうちで下人とは、無論、穢多、非人と同列の被差別民である。苦労の多い分、杓子定規で非人間的な日本の官僚共より、より人間的であるのかも知れぬ。
  • 満足度★★★★★

    衝撃。
    現実にこのようなことが起きていると思うと考えさせられますね。とてもリアルだったと思います。あの場所では人ではないんですね。ひとつ重たい言葉がありました。自分で行動をしたので責任は自分にあると。理不尽なことがあっても小さなひとつの決断がその後の運命を決めるんですね。どんなときも、落ち着いて冷静な行動をしなければいけませんね。難しいことですが。

  • 満足度★★★★★

    90分
    週末旅に出る前に無理くり捻じ込んだんだけど、
    とても良かった。

    シンプルで力強い。

    壊れている人間とそうでない人間の描き分けがとても上手。

  • 満足度★★★★★

    怖い
    こうなって行くのか、人生…

    ネタバレBOX

    クラブで友人から大麻を押し付けられ、ちょっと下心もあって所持していたところを逮捕された男と、結婚詐欺で逮捕起訴された女を通して、留置場と拘置所の様子や、法律の理不尽さ、そして転落する人生などを描いた話。

    題名のアムステルダムの意味が分かりました。日本では大麻を吸っても逮捕されないのに所持していると逮捕されるという不思議な法律になっています。アムステルダムだったら逮捕されなかったのにという男の気持ちの表れでした。

    逮捕されたことで婚約者から婚約破棄されそうになる男と、結婚詐欺の被害者にも拘わらず面会に来続ける男のいる女、場所の異なるそれぞれの4人が気持ちを吐露しながら会話が成立するところが良かったです。

    結婚詐欺被害者の男はストーカーのような変質狂的性格でしたが、あれじゃ結婚したくないと思うのも当然だし、そもそも詐欺の対象として選択するのか疑問に感じました。女の方がラストにかけて急に改心したようになったのもちょっと違和感がありました。

    気持ちとしては無罪の男でしたが、世間の冷たい反応から留置場で知り合った男との付き合いが始まり転落していくようです。変質狂的男が実は変質狂的ではなかったのかもしれないと思われたときその男は去り、女もどうなってしまうのか気になります。

    冷たい飯だけども温かい職員の留置場、温かい飯だけれども冷たい職員の拘置所、警察と法務省の違いも面白かったです。

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