満足度★★★
もう少し捻りがあると…
人間一人ひとりが違うように親子であっても少しずつ違う人生を歩むだろう。本公演の眼目として”人生という名の不条理”を謳っているが、三代にわたり同様のシーンを繰り返えすのはどうか…。
確かに遺伝子という”不思議なるもの・こと”の存在は否定できない。鏡の中の顔は、同じ年齢だった頃の父親に似てきた。人としての性格付けや外見は似ているが、生活の歩みは違った。そんなことは当たり前で改めて言うことではないだろう。
この公演では、遺伝子を強調し、その結果人生の不条理を描こうとしたと思われるが、冒頭にも記したが不条理もよしとするような芝居でもよかったのではないか。観客を飽きさせず、集中させるには少しずつ違う観せかたも…。
最終的には、説明文の逆説に落ち着く展開になる。つまり、二度あることは三度あるが、その反対として三度目の正直もある。まさしく人間ドラマであり、人間讃歌の公演でした。
今後の公演にも期待しております。
満足度★★★★★
6人40役以上
こちらも先週末の事で失礼いたします!
これは良い!30代ふらりと生きてる身には色々考えちゃう芝居でもあった。
6人の出演者で40役以上を演る形で役割が次々と入れ替わって行くのが面白い!
自分次第、ではあるけれど、周りにいる人たちというのもとても重要だなと。
ちゃんとした繋がりがなかったら頑張って生きる気力が無くなってしまうのは多分、よく分かる。
満足度★★★★
因果と主体
DNAは,リン酸,ペントース(デオキシリボース),および塩基からなる。塩基成分にはアデニン(A) , チミン(T),グアニン(G) ,シトシン(C)の4種類があるのは、今時、誰でも知っている基礎知識だ。だから、舞台上に置かれている4つの立方体は、其々、黄、赤、緑、青と塗り分けられてその一つ一つが各塩基に対応している訳だ。そして、因果律のように四六時中ついて回るのである。先ず、この構造に気付かなければなるまい。(追記後送)
満足度★★★★
身につまされました
親父のようにはなりたくない、と思いつつも、何故かそうなっちゃう。血のせいだー、と遺伝子に責任転嫁している自分に大反省。デジャヴ感覚のよいお芝居でした。複数役をさらっとこなす役者さん達、見事です。
満足度★★★★★
無題1254(14-293)
19:30の回(曇)。18:30受付(整理券等はありません)、19:00開場。色違いの四角い箱が4つ(AGCTの4つかな)、舞台奥はカーテンで仕切られています。こちらは初めて。客入れでかかっていたのは昭和っぽいエレキサウンド、19:28前説(105分)、19:35開演〜21:19終演。
「説明」に書かれたこと…途中から、あぁそういうことか…と。開演直後は??な配役でしたが、一巡りしたあたりから面白い構図だと思えてきました。最後は「そっちかな?」と思ったとおりの方でしたが、個人的には良かったと思います。
当パンに、武田さん「8-エイト-によせて(@アートスクエア)」。これは渋谷で観た「朗読劇 8-エイト-(2014/7)」の再演(出演者も同じようです)ですね。
私の席では空調は良好でした。
満足度★★★★
遺伝子
この劇団は何度も観ているが、今回の作品が一番良かったのではないだろうか。
出演者6名でさまざまな役をこなす展開は観ていて単純にワクワクくるものがある。
中盤から序盤の空白が埋まり、ラストは涙が流れた。
バッドエンドじゃなかったことが救い。
しかしこの遺伝子はおとなげない。
評価は4.5だが、若干暑かったので0.5下げます(笑)
満足度★★★
初日観劇です
「俺の屍を越えていけ」みたいな感じで、親子って似てるものだよなぁと表現された物語でありました。その分先が読み易かったのと、なんか”ラーメン”食べたくなった105分。まぁユニークだなぁと思った作品感想なんですが、空調がよくなくて、暑かった・・・・んで自分勝手に星はひとつ減じました。