300年の絵画と鉄仮面の姫君 公演情報 300年の絵画と鉄仮面の姫君」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    とても!
    見入ってしまう作品でした!

    2幕は特にえ?え?って思えてしまうくらいストーリー展開が面白かったです!

    ハイルくん・・・良かったな~(´▽`*)

    セシル・・・想いが伝わってよかった~♡

    アラビアンな衣装は煌びやかで良いね~(≧▽≦)

  • 満足度★★★★

    大人も子供も楽しめる
    「ファウスト」と「アラビン・ナイト」の中で有名な「アラジンと魔法のランプ」を融合したようなモチーフの話である。ストーリーは分かり易く、大人・子供も楽しめる内容だと思う(上演時間は休憩をはさみ2時間50分)。
    舞台セットは、城壁を模した二階建を中央に据え、その一階部分の真ん中に場内外への城門が造られている。そして、左右には二階へ上がる階段が付けられ、役者が縦横無尽に動けるよう凝らしている。
    また、衣装やメイクも凝っており、ビジュアル的にも楽しめる。
    初のミュージカルということだが、多くの女優による中東のダンス(ベリーダンス若しくはラクス・シャルキー)の動きは妖艶で見入った。
    公演は、脚本・演出は見せ場の設定、単純な予定調和にしないなど、観(魅)せる工夫をしていることに好感を持った。先にも書いたが、幅広い客層を意識したエンターテイメント…素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★

    KENプロクオリティ(!)とWキャスト
    初演の後に催された「嘘つきの姫君~」「RED」へも継承される
    北沢タウンホール向け作品のコンセプトに包まれた作品でした。

    ネタバレBOX

    それはおおよそ、主人公側集団と敵対側集団の抗争と冒険活劇。
    主人公側の淡い恋物語やハートフルな展開。
    殺陣によるクライマックス。

    これらを物語の設定に絡めアレンジし、わかり易く水準作に仕上げる。
    「KENプロクオリティ」と勝手に呼称したい良質な作品で、客席にも
    いらしたであろう演劇に親しまれていない方でも存分に楽しめる安定感が
    備わったつくり。
    言い方を変えればいつも通り面白く琴線に触れるけれど、目新しさや
    刺激は感じなかった物語だけにミュージカル仕立てはとても心地良い
    アクセントとなり、中でも『アラピアンナイト』と『イノシシ』のメロディーは
    耳に残り楽しめました。

    本作は絵画・仮面両チームを観劇させて頂きました。なので、物語よりか
    個人的に目立った登場人物御三方に絞っての印象を述べさせて貰いますと…

    アラビアンな魔人といえばハンナ・バーペラ・プロのアニメ「大魔王シャザーン」を
    連想出来る者にはスキンヘッドで後ろ髪に顎髭に上半身裸という壺のジン
    イフリート役石谷力さんの風貌は役作り以前の説得力で圧倒されました。
    シングルキャストにして作品のイメージキャラクターに位置づけてもと
    思えるくらい存在感ありすぎでした。
    一方の阿部博明さんはビジュアルが異なりすぎるだけに「しょうがねえな!
    手助けしてやるか!」的なアニキ風を吹かせたイフリートを感じさせる演技。
    それが、単に「世話の焼ける妹達」と化した可愛い壺使い魔ララやリリと
    良い雰囲気で組み合わさる妙味でした。

    絵画のジン、イブリース役を男女で演じ分けるというのも実験意欲のある配役でした。
    多賀啓史さんの見開いた瞳、無表情に近い不気味さ、台詞回しは最強のジンらしく
    あの風貌の石谷イフリートを嘗て打ち負かしたという設定のリアリティを持たせるに
    うってつけの佇まいでした。
    友部由菜さんのイブリースに不可がある訳ではないものの、魔女という役柄とは
    ちょっと違う上、配下4人も全員女性で固めらた女所帯で、悪役以上の個性を
    色付けするにはハンディキャップが拭えない気の毒さも見受けました。

    ライラ姫、白城華奈さんはボーカル部分での評価が色々(?)かもしれませんが
    主役シャイク同様に個性を色分けされたWキャストで、世間知らずの我儘お嬢様
    というヒロイン像の確立に適役だったと思います。
    胸の谷間が強調された衣装などもビジュアル担当といえる白城さんならではの
    魅せどころでありましたし。
    一方、芳月実桜さんの伸びやかで美しいボーカルと「ザ・お姫様」とも称せるような
    わかり易い品の良さは、橋本深猫さんのこれぞコメディリリーフという芝居やボーカルと
    併せ、所属役者が「KENプロクオリティ」の安定感を下支えしていることを
    再認識させてくれるものでした。

    KENプロデュース公演は通常Wキャストがスタンダードですが、公演期間・回数の
    少なさや高めのチケット料金とを鑑みるに「出来れば両方観て欲しい」というより
    「知り合いか、好きなキャストが出ている方、どちらかを観て欲しい」との姿勢へ
    軸足が置かれているようにも勘繰れます。
    一公演回の動員率を高めてペイするリスク回避や、1人でも多くに出演機会を提供
    しうる利点を認めることは容易ですが、良質な創作が成されているだけに
    「この公演はこの姿形(キャスト)だ!これを絶対見て欲しい!!」と太鼓判の作品も
    出来るだけ提供して頂きたいと望まずにいられません。
    それに拘らないところが劇団では無い、プロデュース公演たる所以でしょうが、リスクを
    背負わない無責任な立場からの希望ながら、今後へ気に留めていただけたらという
    想いです。

    今回は初演DVDの物販を見かけなかったので、今公演のに予約を入れてきましたが
    こちらは両チームの同梱版。DVDでは「両方観て欲しい!」の姿勢?!
  • 満足度★★★★

    アラビアンナイト
    アラビアンナイトが好きな私とっては、
    是非是非観に行きたい!と、
    とても楽しみにしていました。

    期待通り、
    衣裳が煌びやかで踊りも素敵でしたし、
    魔人や盗賊、姫に王子、亜人・・・と、
    個性的で楽しい登場人物たちが続々ご登場で、
    私の好きな世界が広がっていて、
    とても楽しめました!!
    ただ、お歌が・・・。
    不慣れな印象を受けたので、そこだけが少し残念です。
    そして終わり方の演出は、おもしろくて良かったです。

  • 満足度★★★★★

    展開が見逃せないっ!
    次は次はと期待が進んで、
    あっという間の2時間半が過ぎた舞台でありました。

    自分的に気に入ったのが”アラビアンテイスト”と各登場人物たちの衣装と、
    使用していた武器の選択センスが大変気に入りました(^^)
    結構小道具に気を遣った方がいますねぇ(ニヤリ(^^;)

    タイトルの”鉄”は、いらなかったんじゃないかしら?
    再演とかする時は付けない方が、シマル感じがいたしますです。

  • 満足度★★★★★

    ミュージカルとしては発展途上、だけど舞台は最上級!
    KENプロデュースさん、初のミュージカルとの事で
    今までそれなりに歌もうまく面白かったミュージカルを観てきた自分
    (全然初心者ですが)にとってツッコミ所は結構あったのですが、

    まず舞台/お芝居として本劇が面白すぎる、
    特に後半~終盤の流れは観客の「心」を完全に引き込んだと思います。

    「感動」って言葉を最近使いませんが、まさに”感動”させられました。
    ハートを射抜かれるいい舞台でした(´;ω;`)

    ネタバレBOX

    先に「ミュージカル」としての突っ込みどころ(覚えている所)

    ・ 序盤の合唱まではともかく、それ以降の歌とダンスの使い方について
      お芝居が延々続いた後に盛り上がりでちょこっと織り交ぜる、など
      ちょっと「ミュージカル」を名乗るには上手い構成だったとは・・・
      (この人をこの場面で歌わせる意味は?という場面もいくつか)

    ・ 初のミュージカル、そして座組メンバーもミュージカル初の方など
      多数(?)との事で、歌については上手い/下手が顕著に現れていました。
      ※ お芝居自体ではなく、あくまでも歌唱の発声が出来ているか、
        歌いながらの演技が出来るか、
         その後のお芝居に「歌い疲れ」(呼吸的に)がでていないか
        などの点で

      配役について、自分ははっきりいって(お芝居としての良さを除けば)
      合唱はともかく独唱するのは「(現時点で)歌がそれなりに上手い」
      メンバーに絞るべきだったと思います。
      (その演者自身に歌わせなくても、「ミュージカル」的に
      場面を表現する方法はいくらでもあったかと)

    ・ ほぼ全員でのダンスはちょっとまとまりに欠けたかと
      少数のダンスはいいものがあったのですが・・・


    それらを突っ込んだ上で、本劇はお芝居としてとても面白かったです。

    ・ 序盤からの物語の流れ/構成

    ・ 後半主人公(?「砂漠の風」5人全員が主人公でしょうか)が
      「本当の愛」を知る場面

    ・ 数は多くなくともはられた伏線のその活かし方
      特に、実は元はキツネだったという仲間が最後、
      仲間たちを救った上でキツネの絵にされてしまい・・・
      という流れ

    後半から終盤、いっきにすごい吸引力で観ているこちらの涙を誘いました。
    (涙なしで舞台上を見つめる事が出来ませんでした。)


    そして、終わりの演者紹介をしつつ、
    更に物語の終わりがハッピーエンドであった事を伝えるシーン
    (キツネの絵から仲間が救い出される場面)
    「ここまで使ってくるかあ!」と拍手しながら
    その上手さに驚きが隠せませんでした。

    その上での合唱〆(しめ)もすごく良かったです。
    (本劇では聴こえのとても良い「合唱」の方をもっと使うべきだったかも知れません。)


    「ミュージカル」としてはまだまだこれからの劇団だと思いますが、
    舞台としては最上級に面白く仕上がっていたと思います。

    PS. トラブルで剣を落とした役者を別の役者がアドリブで上手くサポートする場面など
      役者としての上手さも感じました。
  • 満足度★★★★★

    いい。
    いいミュージカルでした。最初から引き込まれました。ありがとうございました。

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