満足度★★★★
虚勢もまた素晴らしい
舞台中央にベッド、そしてランダムに吊るされたような額縁や鏡枠、その傍らに椅子が置かれ、常時役者が座っている。このGADGET(ガジェット)?が面白い。”枠”のみは、まさしく虚そのもの。
さて、主人公(ハロルド)に関わった者が時と状況に応じてベッド周辺で絡むという演出だ。それまでは舞台上にいるが、あくまで傍観者を装っていたようだ。なにしろハロルドが台詞を噛んだ時にはニヤニヤしていたのだから。
さて芝居は、死期が近づいているにも関わらず…
満足度★★★★★
とってもユニーク
いつも手を変え品を変えいろんなコメディを見せてくれる早川さんの作品。今回もひねくれていて、でもたくさん笑えました。面白いホンと確かな演出、俳優さんたちもさすが、という感じでした。
満足度★★★★
オーソン・ウエルズVS
科学的と称される解釈では、ネッシーは存在しないとする解釈が有力だが、居てくれた方が面白いに決まっている。そんな人々の念こそ、ネッシー伝説の正体だと思われる。
満足度★★★★
英国コメディ風のブラックな会話劇。でも結構ドタバタ要素も。。。/約110分
あの有名なネッシー写真に関わったことにより自身も数奇な運命をたどり、家族や親族、友達にまで因果な人生を歩ませたある男の物語。
…なんて書くと同情すべき不憫な男に思えるが、今は入院中のこの男ハロルド・グレイはひっきりなしに病室を訪ねてくる近しい人々に憎まれ口を叩いてばかりの偏屈者。
速射砲のように罵言を繰り出すこのハロルドとその周囲の人々がテンポよく互いをなじり合って紡ぎ上げていく物語はロンドンを舞台としているだけあって辛辣な英国コメディさながらで、アメリカンコメディよりブリティッシュコメディのほうがずっと好きな私にはとても楽しめた。
口は悪いがどこか憎めない、まるでルパン三世みたいなハロルドのキャラクターにも好感。
そのルパンよろしき軽やかさを持つ大家仁志さんにこの役は当たり役に思えました。
そして、大家さん演じるグレイのセリフの練られていること!
セリフの一つ一つが『世界のブラックジョーク集』みたいな本から引用されているかの如き完成度で、とても面白かったです。
満足度★★★★
癖のある登場人物が楽しめた♪
イギリス人を演じてますという感じが、これまた楽しめた約1時間50分。
舞台美術の見た目と使い方が結構ユニークでスタイリッシュな感じを受けました
満足度★★★★★
演技、ストーリー、演出、舞台美術、どれも素晴らしかった。
役者陣は皆、(良い意味での)力と緩急のある演技でとても良かった。
舞台美術は素晴らしい。
ストーリーは、単に分かりやすく、happyというわけでも、unhappyというわけでもないが、この作品を観ることが出来て良かったと素直に思えました。