あけみママを待ちながら  公演情報 あけみママを待ちながら 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    あけみママは?
    3人のゆうこさんとまさかのあけみママ!そして、周りを囲むひと癖もふた癖もある人々も、なぜか憎めないところがいい雰囲気を作っていました。

    ネタバレBOX

    で、結局あけみママは?気になりますね!?
  • 満足度★★★★

    タイトルにも罠アリ
    手堅い! 個性あふれる人物たちをしっかりと紹介して見せた上でキモである人情譚に突入するのは万全の基礎固めをした上に建てた家の如き安定感。
    また、タイトルに仕込んだ「罠」も巧みで、終盤で明かされた時には「うおぉぉっっ!!!」状態。(笑)
    小ワザでは冒頭、カラオケのマイクに見立てて折り畳み傘を使うのだが、すぐ次のシーンで傘をさすので「なるほどぉ!」と…
    また、主な舞台となるカラオケスナックに置いてあるボトルのラベルなど、美術面の遊び心もイイ。

  • 満足度★★★★

    夕子と優子と祐子の物語
    初見でしたが、予想した通り素敵な物語でした。

    家族の話ではないけど、ホームドラマ的(「スナックあけみ」がホームですね。)
    で落ち着いて観られるし、各キャラクターの劇中での役割が明快で無駄がない。なんといってもあけみママの正体が明かされて、全てがつながるのである。「そうだったのか、あのセリフはこういうことだったのか。」と。観終わって幸せを感じることはそうそうあるものではないがこの作品はそれを感じさせてくれた。こういう作品が小劇場でもっともっと上演されることを切に願いたい。

  • 満足度★★★★★

    のぶおっち
    この劇団、本当に好きです。

    年に一回のみの公演なので、
    毎年毎年楽しみに、心待ちにして待っていました。

    今年は千秋楽で観せていただきましたが・・・

    やっぱり期待を裏切らない劇団さんですね。

    芝居には絡まない(笑)キャラクターも
    とても濃厚に演じられていて、

    のぶおっち(でしたよね?)さんが出てくるだけで
    笑い声が聞こえていました。

    ネタバレになるので控えますが、
    ドンデン返しにはやられましたし、
    そして涙が止まりませんでした・・・

    来年も友人を連れて観に行きたいと思っております。

    皆様、お体に気を付けて
    来年もまた楽しませてくださいね。

  • ペブル・グラベル初観劇。
    個人的にはとっても好きなストーリーでした。ゆるい感じの空気も好きだし、スナックでの常連たちのやりとりも観ていて微笑ましい。

    ただ、話の本筋(核心)がよく掴めないまま展開していくので、せっかくのオチが中途半端に感じられて勿体なかった。枝葉の部分は部分で必要だったと思うけど(ただし遊びはやや長過ぎ…)、もっと本筋に焦点を絞って描いたほうが良かったと思う。


    上演時間:125分

    ネタバレBOX

    気になった点 → 前説が10分くらいあったけど、まだ舞台を観る前から物販などあれこれ営業的なトークをされてしまうと、正直不快に感じてしまう。せめてネタや笑いなどを織り交ぜて、場を盛り上げた上でのトークだったら良かったのかもしれないけど。。。
  • 満足度★★★★

    ほのぼのヒューマン劇
    前半、全く関係ない話が複数、並列でゆるゆる進行してて、迷走のように感じてしまいましたが、さにあらず。人と人のつながりに心癒された作品でした。

  • 満足度★★★★

    劇団の過去作品がポスターにアレンジされていたり、遊び心満載
     この劇団、1年1作である。というのも座長が岡山在住なので、劇団員の殆どが東京乃至近辺在住の合同練習が中々思うようにできないからである。それもあってか、シナリオレベルで、観客に想像の余地を与える“加減・ほど”が実に絶妙である。(開演中なので更なるネタバレは後ほど)

    ネタバレBOX

     今作でも、その辺りの呼吸は見事で、作品内容にもピッタリだ。今でこそ、水商売という業界に暗いイメージは無くなってきたものの、かつて、この業界に入る人々には、訳ありの人が多く、過去を消し去りたい人々が持つ独特の距離感を湛えていたものであった。その分、他人にも余計なことを言わない、詮索しないというような空気があったものである。この辺りの呼吸が作品の要になっているのだ。昨日が初日だったので、ネタは終演後に明かすとして、店に捨てられた6~7歳の女の子を何も言わずに育て、独立心の強い、察しの良いこの子がママに遠慮をして中学卒業時に「出てゆく」というのを「高校ぐらい出ておきなさい」とそっとフォローしてやるような優しさを持つママは、店の切り盛りでは、賑やかこの上もない。
     そんなわけでそれなりに繁盛しているこの店は、ホステスが足りない。偶々、父が亡くなって熊本から上京し、キャバクラの面接を受けた夕子は、キャバ嬢には向かない、とのキャバクラ店長判断で、スナック「あけみ」を紹介され、ここで働くようになった。兎に角、自分が「変わりたい」というのが、彼女がこの業界に入ったきっかけである。多少、引っ込み思案ではあるものの、誠実でどこか素人っぽい彼女の雰囲気は、馴染みの客からも自然に受け入れられ、もう7年が経っていた。そんなある日、店は急に静かになった。あけみママが置き手紙を残して失踪したのだ。周りの人々に訊いても消息は知れず終いだ。夕子が入店した時点で、孤児だった優子はここを出ていたので2人に面識は無く、彼女は漫画家になっていて、ずっと戻って来ない。チーママだったみどりも別の店に移っているので、現在、「あけみ」は夕子とバーテンの2人が回しているのだが。
     

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