満足度★★★★
難解かも
舞台の雰囲気はオドロおどろした感じで掴みは上々だったと思う。
しかし、その後の展開は難しく、混乱してしまった。
また、関西の劇団ということから公演途中で“笑い”をとる場面があったが・・・公演の流れが滞ったように思える。
満足度★★★★
これぞエッシャー的演劇
ダンスでも組体操でもない身体表現の取り入れ方が印象的。
また、M.C.エッシャーなどの騙し絵あるいはドグラマグラ的なループ構造も好み。(M.C.エッシャーの「上昇と下降」や「メタモルフォーゼ」がお好きな方はそのストーリー構造にニヤリとできるんじゃないかな?)
中盤のある場面はいかにも関西小劇場の血筋?(MOTHERを想起)
なお、臨場感あふれるサラウンドのS.E.もイイ。
勝手に作ったキャッチコピーは次の2つ。
「これぞエッシャー的演劇」
「ドグラマグラ・Neo」
刺激的な舞台。
無限ループのように目紛しく移り変わっていく場面転換、ド派手な照明と腹に響くぐらいの大音量のM、身体能力を活かしたパフォーマンスの数々。はっきり言ってストーリーはよく判んなかったけど”脳髄”を刺激されると言うか。とても新鮮な感覚の舞台でした。
ただスケールも動きも大きい舞台なだけに、もっと大きなステージで観てみたみたかったかな。
上演時間:95分
満足度★★★★
HEP公演よりはるかに良かった
開演前、舞台にセットされていた死体袋。
死体が入っていた。
HEPでは、どうして空の死体袋を引きずるのだろうと疑問に思っていたが、ちゃんと改善されていた。
院長の総回診。
「財前教授」のボケを一回にとどめていた。HEPはしつこすぎて正直飽きがきたが、これも改善されていた。
ストーリーの難解さ。
これは、劇中でセリフによって解説する手法であったが、わかりやすくなっていた。
多少解せない部分も残ったが、許容範囲だと思う。
あと、パーティションによるパフォーマンスができないことから、人体を使っての表現であったが、個人的には今回の方が良かったと思う。美しかった。
以下酷評気味なのでネタバレBOXに。熱烈ファンの方は見ないでね。
満足度★★★★★
はじめての壱劇屋さん
あ〜うまく言えないのですが…。言葉にできない激しさと真摯さ。身体に染み込む重低音。目の前の舞台から放たれる鋭いあかりとパフォーマンス!細やかな演出を積み重ねながらの疾走。アングラ感漂うところも好きでした。2月の東京公演も楽しみです。
満足度★★★★
無機質の動きを
はっきり言って、ストーリーはどこかで観たことあるような・・・目新しさや感動はない。同じようなシーンの繰り返しは少しくどい気がする。しかし、それを表現する体の動きの構成がいい。独創性があって、これがまた効果的な音とかなりの相性!!これだけでも見ごたえはある。残念ながら相当の体力と身体能力を必要とするであろうこの舞台、まだ動きは荒い。あの不気味さで綺麗に揃った無機質の動きをしたら、もっと恐怖感がupしているのではないだろうか?それがもったいない気がする。
満足度★★★★
独特の魅力が癖になる
大阪で『SQUARE AREA』を拝見し、いつかもう一度観たいとおもっていた劇団。
今回、東京発公演という訳だったのですが、とても楽しめました。
物語としては、『SQUARE~』の方が好みです。
でも、少し不気味で奇妙なそのストーリーは「なんだこれ!?」と引きこまれてしまう魅力があります。
そして、ダンスなどのパフォーマンスにもまた独特の魅力があるため、観ていて飽きません。皆さんの身体能力が凄い…。
かっこいい音楽が大きめの音量で鳴り響くため、その重低音が心地よかったり。
2月にまた東京公演があるそうなので、観に行きたいと思います。
満足度★★★★
内容とパフォーマンスの奇妙でグーな融合
壱劇屋という劇団、普段は関西(大阪と京都の中間辺りの枚方)で活動している若手劇団ということであるが、今回、23回目の本公演ということは、かなりの間、演劇の世界に足を突っ込んでいるということだろう。
満足度★★★★★
すごかった
初めての壱劇屋さんです。
音響も、照明もとても良かった。
役者さん方の身体能力の高さにビックリです。
ストーリーは難解なんですが、スピード感が有ってついて行けました。
最前列で観たのですが、役者さんの起こす風がビュービュー体感できました。
次回の東京公演も是非観に行きたい。
満足度★★★
力技のパフォーマンスと可愛さ
末満健一さん推薦の大阪の劇団さんの東京初演ということで、お笑いをとりにくるのかと思いきや、結構カッコイイ音楽と演出をする劇団さんでした。話が完全ループしてるんですけどというところと、役者さんが途中で談合を初めて、このグダグダどうやって落ちに持っていくのか心配させましたが、結構力技でのエンディングでした。初日ソワレはほぼ満員で、3度カーテンコールもあり、主催の方の可愛い大阪弁で『何も用意してません』の挨拶がなかなかよかったです。