満足度★★★★
堪能!
臨床心理士が末期がん患者のケアを通して、自身の成長と患者、その家族からの思いを聞き取る…そんな心温まる話である。しかし、死期が迫っている者の心魂に触れることが出来るのか。ケアルームでの会話劇は圧巻で暗涙するだろう。死んでいく者が今さら何を言っても仕方がない。
この当たり前の吐露に対し、臨床心理士はこう言い放つ…。
(ネタバレBOX)
満足度★★★★
生きてくって~。
心理カウンセラーの再帰するお話。
遅くなってしまい伺う。会場案内のスタッフとは意思疎通できず。。。
作品はテンポ良し。各々人物の絡みなどは軽快で見やすかった。後半からの患者の心情は良く伝わってくると思う。
心理学に関しては、大学で専攻していたので結構消化不良。検査の名前は出てきたけど、アプローチの方法とか、ロジャーズなのかユングなのか、傾聴とかもっと込めて欲しかった感じはあります。
演劇だからある程度はご了承なのか、徹底して追求なのか、幅広く客層に理解してもらうにはどれくらい本領域の内容を盛り込んでいくのか。そちらの面でも考えさせられ、勉強になりました。生きていくって大変。
満足度★★★★
会話するということ・・・。
精神的ケアが重要視される昨今、臨床心理士とはどういった仕事するのか知ることができ、今後遭遇するであろう状況への対応の参考になった。
そして末期がんの患者に言ってはいけない言葉がいくつかある事も知った。
(ゆっくり、楽になる など)
ただ、ひとつ思ったのは、末期がんの患者の発言がすべて妻への思いばかり、自分に対する夢・希望や後悔もあるはず。
臨床心理士は、患者から世の中で生きていた意味なども引き出す表現をしてほしかった。5年ぶりだからむずかしいか?
満足度★★★
実直さという色
接点がない限り把握しづらい職業、臨床心理士を描かれている為
その有無が観劇後の印象に濃淡を添えるようにも思えましたが、
職業柄を離れた部分で12人の出演者が皆、人は持ちつ持たれつ、
支え支えられるという関係を築きながら存在出来ることを意識させてくれる。
そんな姿を各々演じて魅せてくれました。
それは一方的に支えられているように見える患者側も医療の側の成長を
支える役割を担っているという、あたかもユニットの作風としていらっしゃる
「現実の中の理想」が登場人物へも映し出されているかのようでした。
満足度★★★★★
泣きました
重たい話で、内容も難しく、前半一部ダレた所も有ったのですが、何とも後半激泣かされました。近い所から観れたので、舞台上で役者さんたちが涙しているのもよく見えて、もらい泣きな部分も有るのですが。ホントに泣きたい人は絶対観るべきですね。
満足度★★★★★
観劇して本当に良かった。
精神科医、カウンセラーという少し重いテーマの作品で重厚な人間ドラマを期待して観にいったが、率直な感想は観て本当に良かった。
感動という言葉は恥ずかしくてあまり使いたくないが、素直に感動した作品でした。
満足度★★★★★
起承転結の起伏で見事な感動劇へ
日本国民総メンタルケア時代、
心の病気にかかったりカウンセリング技術に興味もったりという人は多いかと。
下手にそれらの知識をかじってた自分は起承の段階で
「心療内科として全然リアルじゃない!
というかブラック心療内科としてはリアル過ぎ」、
と脚本/演出/役者さんの演技すべてに
全く気持ちをのせられませんでした。
しかし(想像すれば分かる展開でしたが)いざ転じて結ぶ段になると
物語の王道といえる展開と演者の気迫のこもった演技とに
涙腺が開き涙を引き出され、それが閉じる間もなく次の涙へとつながり、
序盤の設定はすべて後半の感動を引き出す為のギャップとしての
誇張表現的なものだったのかと
脚本/演出の巧さと役者さんの「いい熱」に
はっきりいって感心してしまいました。
最近★5つのオンパレードだけど、
まあ自分がいいものもらったのは確かなので
まあいいかと( ´ー`)
満足度★★★
あとからくる。
一人一人の物語が、バランスよく折り重なっていました。
『誰』の、というのではなく、『それぞれの』人生の一コマが丁寧に紡がれていて、見終わってから、それぞれのエピソードの一つ一つを、じんわり思いました。
肌に沁みこむ素敵な作品でした。
総合芸術としての芸術性も高いと思います。