満足度★★★★
キャラ設定が秀逸!
喪失と再生の物語、とっても良かったです。登場人物の個性的なキャラクター設定も効いてました。永作さんの台詞がちょっと長いかな。でも良く覚えきったなぁと驚きました。あと上田さん!出てきた時は誰?と一瞬思いました。役作りが凄かった、次も楽しみ!
満足度★★★★★
息苦しさというか圧迫感
CRANQの公演にも出演されてた上田さんの舞台は気になってましたが、
今回釘宮さんが客演されると聞いて、良い機会と思い、観劇してきました。
3.11から3年経ったあとの福島の農業高校が舞台。
現在進行形でおきてる事実をふまえながら、2組の男女のすれ違いを描いていたのですが、
このすれ違いのさまがおかしくて、手を叩いて笑ってしまいました。
2組の男女はそれぞれ違った生き方を選択しましたが、震災の影響が残っていて
客席にいる自分も、その息苦しさというか圧迫感を感じました。
今ここで、巨大地震が起こったら、この劇場は…という事まで感じてしまいました。
たった3年で解決できる問題ではなく、今後何十年も私たちが抱えていかなければならない
問題であることをあらためて感じました。
満足度★★★★★
笑いあり涙あり
素晴らしい作品だった。
最近、役者がうまくセリフを言えていない芝居が多かったので、しっかりと台詞を言えてるということが、こんなにも直球で伝わりやすいものか。と感心しきり。
セットもびっくりするくらいよかった。セットというよりも、職員室の一部が舞台の上に会った感じだ。その上で役者たちもときにはアドリブもあったろうが、しっかりと計算された動きで動かれていた。
福島を題材にするのはいつも卑怯だと思っている。しかし、今作はそうではなかった。東京から福島に赴任して来た先生にすごい共感してしまうのだ。
思わず途中で泣き出してしまった。
帰りの道すがら、福島で頑張っている人たちにエールを送りたくなる、そんな作品だった。
満足度★★★★
カサブタは掻きむしりたくない
自分好みの公演であった。勘違い・すれ違いのドタバタコメディでありながら、身近な高校生活(恋愛、母娘の確執、モンスターペアレンツなど)や社会的な問題(震災、原発など)を正面から捉え、その提起も鋭く問う、という脚本・演出は実に見事であった。また、舞台セットも相当作り込んでおり、ビジュアル的にも楽しめた。登場人物は、濃いキャラクターの持ち主ばかりであるが、役者は見事に同化していた。そして誰一人浮くことなくバランス良くまとめた芝居であった。
〔山〕公演
満足度★★★
(山)の回、観劇
初見の劇団。
なので、チラシ裏面のキャストプロフ写真と劇中人物の表情の違いに一部キャストの顔が一致するのに時間がかかってしまった。
客演者に惹かれたことと、震災から3年経過し、それまで自分の中で直球で震災を扱う題材を見ることはあえて拒絶していたのだけど、気持ち的にそろそろちゃんと向き合うべきか、と踏ん切りをつける為に。
実際見てみれば農業高校を舞台にした、恋愛や進路、思春期等々、各世代の人間関係と対峙したウエルメイドプレイだった。
ただ、音響設備が良いのか、冒頭から会話のほとんどが声を張り上げてるように聞こえ、台詞の節回しがうるさく聞こえたのは残念。また、副担任の行動に嫌悪感まではいかないが、終始違和感が伴う事もあったが、客席の反応は大きかったので男女の考えの違いからくるものなのかな、と思ったり。
約2時間。
満足度★★
福島の今
なすびさん、田舎の先生の雰囲気がとてもよくお似合いでした。東北訛りもナチュラルで素敵。
里美黎さん、なつなちゃんみたいにはっきりくっきりした顔つき、エネルギーの使い方がとさまりなにそっくり!つまり、どんだけバリバリしてても、ヒロインオーラ全開なんだなーいいなー。見ていてこっちまで若返りそうでした。ぴちぴち。