満足度★★★★
相馬×伊藤
本当は稲葉×伊達が観たかったのだけど時間が合わなくてこちらのペアを。
青山円形劇場は初めて。
対面の客席。
舞台上は出入り口の扉が歪んで配置されていて
窓側にデスク。限られた美術。
部屋を透過してるような作りでした。
前半は正直少し眠くなってきてこらえるのに必死でした。
が、彼の独白辺りから求心されたのは自分でも驚きでした。
満足度★★
前評判的なものとは
ちょっとイメージとは違っていた。この戯曲を選んだことはとても挑戦的で頑張りは認めるが、役者さんがセリフで一杯一杯で全然感情など表現がこちらには伝わってきませんでした。残念です。
満足度★★★★
激白!
カナダ人劇作家 ダニエル・デュポア作の日本初上演として話題…執筆から30年が経っているとのこと。
キャストは4人だが、実質2人の会話劇である。舞台は、カナダ・モントリオールの裁判長執務室という設定である。円形劇場ゆえに、どの角度からも状況を説明できなければならない。セットは、執務机と取調用のテ-ブルがあるだけ。その間を行き来するあいだの会話でストーリーは展開する。自首してきた被疑者と刑事の取調が濃密…繰り返しの会話。
演技は独白の連続…息苦しいほどの迫力があったが、なぜか感情移入できない。取調べにおける緻密さが感じられなく、単に激情に任せたセリフになっていたと思う。
また、ストーリーとしては、もう少し”心理劇”的な要素を期待したいところである。
満足度★★★
ほんとによくしゃべるな~
カナダケベック州を舞台にした作品だが、フランス語圏の人らしくほんとによく語ること!あれだけ語っても「理解してくれない!」とか、言ってるところがまたすごい。
満足度★★★★★
稲葉・伊達回
この手の題材を扱った時にありがちな、マイノリティの生きづらさや悲哀が描かれるのかと考えていたが、いい意味で裏切られた。
もっと普遍的な、人が何に価値を見出して生きていくのか、そういった話だったように思う。
そこにどれだけのリアリティと説得力を持たせられるか、役者の力量が問われる作品だとも感じたし、充分にそれを味わうことができてとても満足している。
劇中の彼の人の言う通り、ここで徒らに言葉をつくすのは得策ではない。
是非、多くの人に『感じて』欲しい作品だと思った。