グレイトハンティング 公演情報 グレイトハンティング」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★

    最終日観劇
    都市山間部集落で暮らす人々、パソコンが家電に浸透する頃の話。
    環境変化に土地を去る人、残る人。身の丈にあった台詞とおバカな会話のオジさん達。苦難と幸せの形は人それぞれ、模索しながら誰しも一番良い時の事は忘れず覚えてて、それを糧に前向きに人生は続く。

    達者な役者さんたちの良い感じに肩の力抜いたその普通さに魅了され、何も特別な人は出てこない、けれど、その定番さが活きている中年の青春話というような舞台で今回も面白かった。細かい所まで作り込んだセットも素敵だった。前回は犬、今回の隠れ主役は猿‼︎ 約2時間。

    ネタバレBOX

    「チンチロリン」ネタの使い方は流石にギャップを感じたけど、それ以外のオジさん達の下世話で緩い雑談は面白かった。その時代の社会情勢も加えた内容になったけど、恋愛模様を端折ったのは、あまりそっちに重点を置きたくなかったのかな。
    こいけさんの起用なんだか不器用なんだかよくわからないけどコメディアンヌぶりの絶妙さとか、有川さんの小狡い生き方とあの口調に笑い、古河さん、紀保さんの夫婦の素敵な大人カップルは理想的に見えた。シアトルでカツカレー食べたいw。
    景色は変わっても実家のような居心地を提供させる喫茶店を引き継いだ林さんのそこに溶け込む馴染みぷり、凄い。
    前回は南の離島が舞台だったが、省吾さんは行く島はあの島なのか?
    おかやまさんは前回同様、前面に出て絡む事は少なかったが、わかりやすい存在。

    98〜01年頃て、あそこまでネット環境良かったっけ?ダム開発で携帯アンテナの設置で電波受信も発達したんだろうか。
    こいけさんの衣装似合ってよかったけど、バイク乗りであのストール姿は有りなんだろうか、運転時はストールの巻き方調整してたのかな。
    この手の話に無粋なツッコミは不要だけど、少し気になった。
  • 満足度★★★★

    楽天的な世界観は相変わらず
    私にとって2回目のHOBO。
    主要キャストではこいけけいこが最年少という、平均年齢の高い座組は相変わらず。
    この座組だから成立する、落ちついた大人のコメディを全身の力を抜いて楽しみました。
    とはいえまったりしているばかりではなく所々にドタバタシーンが入るところや、ヒッピー思想に支えられた楽天主義が劇世界の基調を成しているのも相変わらずで、前作同様、観ているうちにいくぶん気持ちが楽に。
    とても良い、心の換気ができました。

    有川マコト演じる、胡散臭いダメ男が可笑しかった。

    ネタバレBOX

    南の島の民宿が舞台だった前作に対し、今作の舞台は山岳地にある喫茶店。
    両作はとても似ていて、どちらも夫婦者が切り回していること、それぞれの場所を拠点にコミューンのようなものが出来ており、出入りするメンツの多くが都会暮らしに疲れて僻地に逃げてきた者であることなど、多くの点で共通している。

    ただ一つ大きな違いは、本作が社会派の色を強めている点。劇は1999年の夏から始まり、一同で9.11のニュース映像に驚きながら見入るシーンを山場として収束へ向かう。
    舞台となる高地がダム建設の影響でさびれゆく限界集落であることも社会派色を強める一因になっていて、この限界集落の問題は今日ますます深刻の度を増している。

    時代が変わったことを言いたいのだろうが、私見を言わせてもらうなら、過度に社会派色を打ち出すのはユルフワなHOBOの世界をぶち壊すと思う。

    個人的には、社会派の劇に仕立てるために費やした結構な時間を、前作にあったような“大人の恋の詳細な描写”に充ててほしかった。
    本間剛と小林さやか演じる男女が“一線を超えた”ことをほのめかす前作のあの場面は今でもはっきり記憶に残っている名シーン。
    本作でもふた組の“大人のカップル”が誕生するが、親密になってゆく過程がまるまる省略されているのは正直もの足りない。
  • 満足度★★★★

    劇団HOBOお得意の田舎の群像劇
    舞台はいい意味で、タイトルを裏切っていましたが、劇団HOBOお得意の田舎を舞台にした、変な人たちばかりがたくさん集まってくる愉快な群像劇でした。

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