満足度★★★★
楽しめました
レストランの地下休憩室といった設定がピッタリの会場で、演じられる会話劇は秀逸の一言。テンポがよくて、ワクワクしながら観入ってました。「パンパン」はいいアクセント。男目線で見れば、女の敵は女ってことになってしまうのですかね。
満足度★★★★
濃密会話劇だが…
舞台設定は、レストランの再開準備中における女性4人の濃密な会話劇。脚本・演出はもちろん演技も良かった。
劇作家協会新人戯曲賞入賞作品「春の遭難者」と比べるとテーマ性が弱いように感じる。同作では司法が必ずしも人を救えないという不条理を描いたものだが、今回の公演は何を訴えたのか。
説明にある「4人の女の過去と未来、愛と憎しみが交錯しはじめる。 (中略) 濃密な会話で作り出すB.LET’Sの独特の世界、悲しくも滑稽な4者4様の移りゆく女心を体感してください。」は堪能した。
本公演だけ見たら満足であったが、先述した公演を見ている観客としては少し物足りなかった。
B.LET‘Sならば、社会性をもったプラスαを期待したいところ。
高みを目指していただきたいという応援メッセージと思ってください。
なお、些細なことだが、タイトル・説明文とも4名と記載あり。最後までキーマンとなる総支配人が登場するのか、ドキドキ感を持たせたほうが良かった。なんとなく3年ほど前に話題になった映画「○○部活やめるってよ」を思い出した。
満足度★★★
女心
テンポがいい会話劇で、面白かった。
ちょっと方向性は違うけど昔観たTAPEという映画を思い出しました。
ただ、ちょっと刺激、あるいは毒が足りない気がする。
女心は難しい…
満足度★★★★★
無題1105(14ー143)
19:30の回(晴)。5階です。予約メールには「開演45分前受付」とありましたが、実際は、開場少し前に名前の確認、19:00、順に受付でした。L字の客席、舞台には会議室テーブルと椅子。4階とは違って黒が基調。19:32前説(75分)、19:34開演〜20:46終演。「春の遭難者」からで2作目。
「前作」:キトキト企画(江間さん)の公演に土田さんが客演していらしたこと&TOKYOハンバーグの光藤さんが客演するということもあり観に行きました。「本作」では江間さんが客演ですね。
かつての同僚、家族的な絆、事件、離散、5年間、ぎこちなさ、告白、不審感、猜疑心、敵愾心、来訪、宥和、懈怠…そして「ふりだしに戻る」。
物語を織りなす感情のグラデーション、小さな波紋が音を立てて流れゆく、空(雰囲)気が急変する、(おそらく)リアルな75分、観客には聴こえない姿のない男の声、ただ「輪」を重ね、時が積み上がる。
お話の展開が絶妙なタイミングであること、役者さん自身が指揮者となって変調を誘うところなど静かな会場内にみなぎるものを感じてしまいます。
4人のなかで、そんなに「総支配人」が占める位置が大切なのかは計り知れませんが、それでいいのか...という思いを引きずりつつ幕が引かれます。
永島さんは前作に続いて、高橋さんは初めてでした。
TOKYOハンバーグ公演、永島さんと土田さん、観に行きましょう。
満足度★★★
自然な会話劇
役者の方々の演技がとても自然であまり無駄がないようにみえた。自然な会話劇の中にある演劇らしさが少し浮いているように感じたところもあったが、クスリと笑いどころがありつつ、絶妙な間がつくりだす緊張感もあり楽しくみれた。劇中に音響や照明変化がなかったことが、より自然さを生み出していた。4人が会話を進めていきながら長年の疑問を紐解いていく感じはとても好きでした!