満足度★★★★
濃密会話劇だが…
舞台設定は、レストランの再開準備中における女性4人の濃密な会話劇。脚本・演出はもちろん演技も良かった。
劇作家協会新人戯曲賞入賞作品「春の遭難者」と比べるとテーマ性が弱いように感じる。同作では司法が必ずしも人を救えないという不条理を描いたものだが、今回の公演は何を訴えたのか。
説明にある「4人の女の過去と未来、愛と憎しみが交錯しはじめる。 (中略) 濃密な会話で作り出すB.LET’Sの独特の世界、悲しくも滑稽な4者4様の移りゆく女心を体感してください。」は堪能した。
本公演だけ見たら満足であったが、先述した公演を見ている観客としては少し物足りなかった。
B.LET‘Sならば、社会性をもったプラスαを期待したいところ。
高みを目指していただきたいという応援メッセージと思ってください。
なお、些細なことだが、タイトル・説明文とも4名と記載あり。最後までキーマンとなる総支配人が登場するのか、ドキドキ感を持たせたほうが良かった。なんとなく3年ほど前に話題になった映画「○○部活やめるってよ」を思い出した。
2014/05/23 13:05
次回は11月末に公演を予定しております
こちらは新作です
これからも力をあわせて
いい作品を創って参ります
どうぞよろしくお願いいたします
またお会い出来ますこと楽しみにしております
ありがとうございました!
B.LET`S
土田有希